2019.04.05 08:40

 授業を受けて「全員が同じことをやっているはずだから大丈夫」と油断していたら大間違いですよ。こちら側から見ているとそれぞれの生徒がやっていることは、かなり違ってきます。とくにこちらが話していることをどれだけメモしているか。印をつけているか。わざわざ板書しなくても大切なことは大量にあります。ぜんぶ板書していたら終わりきらない。どの先生も全体に向かって「気になることは必ずノートしておくように」とおっしゃっているはずです。
 
 人数が多いので、手が動いていない生徒がいてもたぶんこのあたりは大丈夫なのだろうと判断して先に進んでしまいます。きちんとメモできないのは、いわば自己責任であるという前提で授業は進みます。とくに受験生の授業で、書いたか? 大丈夫か? などと連発していたら、予定通り進まなくなってしまう。「個々人への注意の時間」は、カリキュラムに含まれていないからです。
 ましてぼーっとしているなどというのは論外で、それでは「同じことをやっている」ことにはもちろんなりません。
 
 私自身は学生時代(とくに高校時代かな)、まったくやる気がなくて授業中どうやって遊んでいようかということばかり考えていました。どの先生もおそらく(私立でしたし)いい授業をしてくださっていたはずなのですが、こわくない先生の場合ノートの後半のページに詩みたいなのをいつも書いていましたし、こわい先生の場合はとにかく前だけ向いて時間が経過するのをひたすら待つという状態でした。
 ごく少数の科目以外興味がなかったので、あとは本当にひどいものでした。
 
 当時、級友から「きみほど何もやらなくて真ん中の席次を保っているのは天才だと思う」と変なことを感心された覚えがあります。いろいろ見栄もあり、真ん中の順位は確保できるように最低限のテスト前勉強だけはやったのです。ただ瞬間的に覚えるだけですから、もちろん実力にはなりません。
 要するに同じ曲を聴いていても、人によって残るものは全然違うということです。ピアノが入っていたよね、悲しい曲調だったねという人もいれば、何か音が鳴っていたかなあ程度の人もいます。
 
 参加の意志、参加の姿勢ですね。私のようなケースは例外中の例外だと思いますが、とくに成績を上げたい方はご自身の参加度みたいなものには敏感でいてください。ノリの悪い日というのはどうしても出てくるものだとは思います。それでも瞬間瞬間の参加度を意識する。私は「いまどれぐらいこの現実に参加しているか?」と自問するクセをつけましょう。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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