2018.03.23 08:43

 勉強をサボる自由というのはあっていいはずで、サボっている生徒がいてもそうは強く叱りません。私自身がそうでしたからね。この程度でいいという基準が自分の中にあって、その基準より落ちたときのみ勉強するということを心がけていました。つまり基準以上のときに勉強するのはーー他のことができなくなるのでーー損だと考えていた。
 その基準が低すぎるというような注意は周囲の大人から何度も受けました。そんなものか・・・で終わりです。反抗したときもしなかったときも本音はそれだけです。
 
 私みたいな人間はもちろんそれでいいのですが、ときどき「えっ?」と驚くような質問を受けるときがあります。私は全生徒を担当しているわけではありませんが、授業日誌というものがありとくによくできる生徒やとくにサボっている生徒の名前はだいたい把握しています。
 そしてさりげなく声をかけるときがあります。「やっぱり眠くなっちゃうかい?」とか。今年の受験生(第一志望校に合格しました)にもそう声をかけたことがありました。日誌に「よくうとうとしている」と書かれていたからです。
 
 サボっているといっても時期的なものはありますからね。ある程度になると自分からやりはじめるケースが多いですし、そうあるべきだとも思います。叱られて監視されていやいややるのでは、結局どこかで壁にぶつかってしまうものです。勉強するのも悪くないな・・・という気分が沸きたってくる瞬間が、自覚できるかどうかは別としてどなたにもあり、それをご本人に的確につかませる工夫が大切でしょう。
 ところが、サボり気味の生徒が真正面から質問してくることがあります。「どうしたら成績が上がりますか?」
 
 本人、大真面目なのですよ。私も真面目に答えないといけない。「遅刻や欠席が多いのではないかね?」「はい」「宿題をしばしばサボっているね?」「はい」「復習の解き直しはしている?」「あまり」「英語は自宅で何度も音読している?」「たまに」「提出物を先生に提出していないね?(これは日誌ですでに確認してあります)」「はい」「授業中、友だちと気を散らしているときがあるね?(これも確認済み)」「はい」「毎日活字は読んでいる?」「いいえ・・・あまり」
 成績をあげるためにどうしたらいいかわかったかねと質問すると「はい」と答える。
 
 責められない話であって、ご自身が「何となく」の世界に生きていると、サボっている現状に気づかなかったりするのです。ブログを読んでくださっている小中高校生の方の中にもそういう「何となくやっている気分」だけで、じつは提出物は出したり出さなかったり、復習の解き直しはしない、活字は思い出したときだけ読む、音読はめったにやらないという方がいらっしゃるかもしれません。
 成績を本当に上げたいのであれば、すべて「作業を」きちんとやるしかないですよ。それは忘れないようにしてください。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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