2017.10.20 00:12

 選挙も近くいろいろ騒然としてきていますが、観察しているとどうなのかな? と感じることもあります。要するに何をしたいのか。何のためにそうしたいのか。視界の悪い状況下なので「とりあえず」という候補者も多いのかもしれません。
 これはどの世界でも同じでしょう。何をしたいのか。何のためにそうしたいのか。答は人間の数だけあっていいと思うのですが、世の中の混乱にまぎれてしまってご自身のことが把握できていないケースもありそうですね。
 
 人のふり見てわがふり直せという言葉がありますが本当にその通りで、私ぐらいの年齢になっても何をしたいのか、何のためにそうしたいのかと考えることは大切なことだと思っています。考えるというより、深く思いを沈めていく感じですね。
 宝くじがあたったら・・・と、ときどき破滅的なことを口にする方がいます。いますぐ学校(会社)なんかやめてやる! あんなやつらとはすぐに別れてやる! こんな家出ていってやる! 
 よく聞いているとそうしたせりふの中には何かしら潜んでいる。
 
 本当は何々が悪いということではなく、ご自身がすべてを発揮しきれていないことに苦しんでいる。外部の圧迫こそが原因であるという結論を便宜上出してきて、乱暴なことをおっしゃることで溜飲を下げようとしている要素を感じます。
 ご自身を発揮できていないのは「何をしたいのか深く考えていない」「したいことはあってもそれが人生や社会全体とどういうつながりを持つのか考えていない」「自己を発揮するための具体的な行動に転化していない」というところに原因があるような気がします。
 
 ご自身を発揮するというのは、いまこの瞬間でさえ発揮していなければならないということです。ある人が偉大な詩人になりたいと願うのであれば、食事をとっているいまこの瞬間も偉大な詩人のように振舞うべきでしょう。
 人生は有機体で、どこの細胞も同じ生命体の一部です。ひとりの人間の腕は詩人の細胞だけれども脚は外科医の細胞だったなどということは絶対にありません。ぜんぶがつながっている。時空を超えてじつはすべてつながっている。
 
 最近、国民的な人気を誇る将棋の藤井聡太四段が高校進学されるかどうか悩まれているという記事を読みました。先輩の永世名人のアドヴァイスに「いずれにせよどちらに決断してもうまくいくだろう」という意味の記述がありました。高校に進学されても、中卒のまま将棋の世界に専念されてもどちらでもうまくいくというのです。
 それは「主体が藤井聡四段だから」ということですね。時空を超え、手段を超えてうまくいくということでしょう。方法論ではありません。
 
 同じことです。宝くじがあたろうとあたるまいと、点数がとれようがとれまいが、いまお金を潤沢に持っていようがいまは貧しかろうが、主体が自分だからうまくいく。そういうご自身を作りあげていくということが大切ですね。いまの行動で、いまの発想でということですよ。わかりますか? いまのあなたが、そのまま将来のあなたなのですから。
 
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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