2017.08.01 00:54

 今年のお盆期間の休室日(教室自体がお休みになる日)は8月10日~13日までです。これはあくまでも私の勤務するZ会進学教室(首都圏高校受験中心)の休室日ということで、ほかは違っていますからそれぞれのお休みの日はきちんと確認なさってください。
 そういうこともじつはとても大切です。ときどきお休みの日を勘違いして腹をたてたりしている生徒がいるのですが、仲間が全員間違えないのに自分だけが間違えてしまうのだとしたら、そこに何か課題があると考えるべきです。
 
 みんなができることができないというのはこれから先いろいろと考えるべきことが出てくるでしょう。10代の皆さんであれば、できれば他のみんなと同じことができたほうがいい。「いい」というのは道徳的な意味ではなく、そのほうが楽に生きられるということです。わざわざむりに余計な苦労をすることはないわけで、難しい問題ができたから計算や漢字はたくさんミスしてしまったけどまあいいや・・・という発想では、合格点に届かないものです。
 
 みんなができることは問題なくこなせて、そのうえで特別なこともできるというのが本当のエリートということになるでしょう。
 ただーーここからは個人的なことを書きますーー私はそういう考え方を選択してきませんでした。私自身、自分のよさはあまりにもいろいろなことができないことの補填作用の中にあるような気がしていました。これもできない、あれもできない、その果てに何かしら個性や価値みたいなものが醸成されることがありますね。その自覚があるので、あたりまえのことをわざとできないままにしておきたかった。
 
 昔、こういうことがありました。
 小説を発表していたころのことです。何人かの方にもっと積極的にアピールしたほうがいいということをアドヴァイスされました。編集者さんに今回送った作品はどんな感じですか? 掲載されそうですか? ボツになるのであればどういう理由ですか? ときちんと交渉するべきだと言われました。
 だめならだめでまた新しい作品を書けばいいだけの話で、とにかく新人なのだから積極的に動きなさいと。
 
 道理ではあるなと思いました。ただ私にはそういうあたりまえのことが生まれてから何もできないから小説を書くようになったのだという気持ちがありました。口べたで人間関係が苦手で交渉ごともまともにできないから黙々と紙の上に表現しているのだという誇り(?)があった。
 ですから「お世話になってまーす。ところで送った作品どうスか?」みたいな人間になってしまったら大変だという気持ちがあり、徹底的に消極的に生きいくつものチャンスをつぶしてしまったと思います。
 
 私はそれでいいのです。正直に生きたということですね。損得で言えば損ですが、私はそれでいいのです。人さまには薦めませんが。
 
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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