2017.03.01 07:57

 説明会などで本気でいちばん高い進学先を目指すのであれば、大人になることが何より必要だというお話をしています。それこそ都立のトップ高校に推薦入試で合格しようということになってくると(一般入試は多少色が違ってきます)、大人以外不可能でしょう。そもそも内申ほぼオール5が必要なわけで、大人以外そんな成績はとれませんね。
 ですから本当に目指したいのであれば、いい悪いではなくそういう人間(=大人)になるしかない。
 
 おととい、いつものようにクリニックである週刊誌の人生相談を読んでいたらこういうフレーズにぶつかりました。「世間の人と同じことができないようでは、大人の資格はない」
 乗り物のつり革に素手でつかまることができないという潔癖症の方に対して厳しい意見が書かれていました。確かにこの「世間の人と同じことができないようでは、大人の資格はない」というのは一面の真理であるとは思います。そして、上に書いたレベルで勉強ができるようになるためには当然世間の人と同じことができる必要があります。
 
 するとどうなりますか。頻繁に忘れ物をする、きちんと大人と会話ができない、整理整頓の概念がない、食生活などが乱れている・・・という状態では世間の人(=ある程度しっかりした中学生)のレベルにまったく達していません。ということは大人とは言えない。その状態ではいくら勉強「だけ」をしてもトップ層に食いこむことは難しいでしょう。
 当然、ご家庭もわが子を守りすぎてはいけない。目的地に行き着けなかったというようなときに、問題は地図がわかりにくいことだけではないと考えなければならないということです。
 
 全員が行き着けなかったわけではありません。皆さん、ちゃんと探しあてている。お子さんだけがまごまごしてしまったのであれば、まだ相対的に幼いからでしょう。困ったときは大人に堂々と質問できるように、あるいは地図をきちんと理解できるように変化させていく必要がありそうです。
 ただーーここはあえて書いておきますーー私自身はとても子どもっぽい人間です。そして自分の個性はそこにしかなく、私がやっていることに少しでも価値があるとしたらとんでもなく子どもっぽい部分が活躍しているからだと考えています。
 
 私が大人だったらブログの内容も全然違っていたと思います。もっといいことを書いていた可能性はありますが、いまの内容では絶対に書けないでしょう。ですからそんな自分が現在中学生だったらどこの都立上位高校の推薦試験も受からないでしょうが、それならそれでいいと思っています。
 要するに生き方は人それぞれだということですね。そのあたりは個々の受験生ご自身が冷静にどう生きたいか考えてくださるのがいいと思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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