2017.01.03 07:39

 昨年度末から「1日1点」でいいから上げていきなさいということを強調しています。これはしかしじつは入試のためだけではありません。1点というのはいわば比喩みたいなものであって、人間そういう生き方をしていくべきだということに10代のときから気づいてくださったらいいなと思います。
 昨日よりは何かしら向上する要素があるかどうか。たった1日でむりだよという見方もあるでしょうし、1日あれば大きく変われるという見方もあるでしょう。
 
 本当にどんなことでもいいと思いますよ。
 今日のほうがたくさん勉強した・・・ではなくてもいい。丁寧に食事を作ったというのも1点、電車の中でお年寄りに席を譲ったというのも1点、夕暮れどきにじーんときたというのも1点、暴飲暴食をしなかったとか一定時間スマホから離れていることができた(大切なことですよ)というのも1点と数えられると思います。
 そうやって何かしら進歩向上の要素を「意識しながら」生きることが非常に大切だと思うのです。
 
 ある受験生、非常に成績のいい子です。
 廊下で会うといつでもちょっと微笑みながら恥ずかしそうに軽く会釈をしてくれます。私がその子を教えたのはもう2年も前のことなのですがーー先生にはそうするものであると思われているのでしょうねーー本当に上品に頭を下げてくれます。
 そのことを私が皆さん(教務の方たち)にお話したところ、皆さんが揃って「あの子は本当に特別『大人』ですね」とおっしゃるではないですか。要するに、普遍的に価値ある振舞いが、どこでもどなたにもできる子だったというわけです。
 
 成績さえよければいいとか習っていない先生にまで頭を下げていたらきりがないとか、私はそういう合理的(?)な考え方も間違っているとは思いませんが、たとえば推薦入試であちらがどういう生徒を積極的に選ぶかと考えると、どう考えても大人の配慮ができる人間を選ぶでしょう。
 世の中、そうやってじつはこちらが選ぶのではなくあちらに選ばれる要素が非常に大きいということに気づかれていますか? 「いまの私は選ばれる人間だろうか?」とつねにご自身に問いかける必要がありそうです。
 
 選ばれるだけの人間になっていましたか? まだであれば、そうなる意志を持っていますか? 具体的に何をしたらいいのか。日々1点ずつ上げていかれたらいい。わかりますね。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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