2015.09.30 09:59

 増税にともなう軽減税率のこととかオリンピック関係のこととか、いろいろばたばたしているみたいですね。私はそういうことは一定の距離を置いてながめているだけなのですが、世の中全体(とくに日本という国)がどうして以前よりはうまくいかなくなってしまったのだろうということは考えたりします。
 とは言え、世界中を見渡してみるともっともっと苦労されている地域が無数にありますから感謝の気持ちはもちろん保持しながら、さらにうまくいくためにはどうしたらいいだろうと考えるわけです。
 
 これからの世代がどういう風に考えたら世の中はよくなっていくかということですね。グローバル化とかリーダーシップがとか安易に横文字に頼らずに考えてみる。
 私は、部分が全体を意識できなくなってきたところにちょっと問題が潜んでいるような気がします。仮に私が何かよくないことをするとします。悪いことをして自分だけが得をした。すると私は一瞬しめしめと感じるかもしれませんが、全体にはダメージを与えていることになるので全体に含まれている部分の私も大局的に見ればじつは損をしていることになります。
 小中学生の方、ちょっとごちゃごちゃしてきましたが着いてきてくださっていますか?
 
 本当の得というのは全体が豊かになってこそということでしょう。部分の私も自然と豊かになる理屈なので、つねに全体を意識しながら思考し行動することがものすごく大切だと感じるのです。
 昔テレビで見たのですが、お金持ちの有名人が「自分の才覚でうんと金持ちになってなにが悪い?」というようなことをおっしゃっていた。もちろん否定することは何もない。悪くはないですね。ただその個人の周囲がーー全世界ということになってしまうのですがーーその方のおかげでどれだけ得をしているかという視点があればなおさらすばらしいのにと感じました。
 
 個人個人がいくら豊かになってもいいのですが、全体のことは常に意識しておくべきだとも思うのです。
 全体を意識しなさいという教育がちょっと弱くなってきているかなとは感じます。一時期流行した勝ち組負け組という考え方が若干乱暴ではないかということを説けるホンモノの大人が少なくなってきたのかもしれないですね。全体の勝ちを意識しない部分だけの勝利などというのは続かないんだよ・・・ということです。断言しなくても、続かないかもしれないよ・・・という暗示だけでも相当変わってくるように感じます。環境問題なんてまさにそうですから。
 
 全員の方が全体の部分としてご自身を意識されるとおのずから世の中はよくなっていくと思うのですが、そういうのは子ども時代の教育が大きいかもしれません。自分だけエリートになって勝てばいいのだという形がすりこまれてしまうと、なかなか全体のことまで配慮できる人間になれないでしょう。
 現在の日本のいわゆる指導者層にそういう視点が欠落しているとこわいですね。全体を意識できない政治というのは不気味です。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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