2015.09.13 00:30

 あなたが何かちょっとしたことにつまずいたとしますね。勉強がうまくいかない。成績が下がってきた。本当はもうちょっと別の例を出そうかとも思ったのですが、わかりやすいのでこのまま続けることにします。そのとき、どうしますか? いまのままではいけない。何かしないといけない。
 ここで大切なのは、あなたが本当にやらなければならないことはまったく新しい何かを探すことではないという事実です。よく考えてみてください。「ふと思いついた程度の新しいこと」で事態がぐんぐん好転することが本当にあると思いますか。
 
 あなたがやるべきことは過去の伝統と歴史の中に隠れているはずですから、それを謙虚な気持ちで発掘するだけです。具体的に書くと過去の秀才たちがやってきたことを真摯な気持ちで自分のものにするだけです。そこには何ら新しい方法論は出てこないでしょう。
 ながら勉強はしない。早朝の疲れていないときに勉強する。できるようになるまで何度も書いて覚える。音読に音読を重ねて暗記する。ほかのことでいつまでもくよくよしすぎない。つまらない娯楽で時間をつぶさない・・・そんな「決まりきったこと」ばかりです。そうした秀才の伝統と歴史をあなたはうっかりどこかで軽視していた。それで失速したのではないですか。 
 
 その伝統と歴史を軽視したままでは、どんなに「新しいこと」を試みても上滑りしてしまう。真剣に考えないといけません。どんな斬新な機器を使ってどんな環境でどんな先生に教わったとしても、自宅で真夜中音楽を聴きながらだらだらテキスト類を見ているだけだとしたらまったく好転しないでしょう。秀才たちの伝統と歴史を軽視しているからです。
 人間は、新奇なものに飛びつきがちです。あるいは病気の新薬なんかは劇的な効果があるかもしれません。しかし暴飲暴食をしないとか睡眠時間を十分にとるとか規則正しい生活を送るとか・・・先人の健康についての知恵は大切にするしかないはずです。
 
 伝統と歴史の広大な大海原にふんだんに隠されている(というより私たちが見ていないだけですが)秀才たちの生活ぶりや勉強方法こそを参考になさってください。過去、勉強部屋がなかった秀才はたくさんいました。冷房がなかった時代も秀才はいた。情報は少なく、いい参考書も手に入らない。映像講座も塾もないですから、うんと田舎の方に住んでいらっしゃった方は学校の勉強と通信添削をひたすらこつこつやるだけでした。それでも大秀才は存在しました。そういうことです。ヒントは伝統と歴史の中に埋もれている。その事実を直視してください。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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