2015.09.09 09:19

 先週、かなり遅い時刻に電車内で見知らぬ女の人にいちゃもんをつけられるという小さな事件(?)がありました。私としては非常に珍しいことです。昔からちょっと雰囲気の悪い場末の酒場なんかでも私はからまれたりすることはまずありません。
 車輌の隅のほうのつり革につかまっていました。普通はドアにもたれかかっているのですが、少しだけ混雑していてドア脇にはすでに人が立っていました。近くに女の人が立っているなということはわかっていた。いわゆるおばさんですが、きれいな方でしたよ。
 
 突然、あなた私のことを知りませんよね? と大声を出された。会ったことありませんよね? と。
 実際初対面だったのですが、そういうことを大声で話しかけてくる意味がわからない。わからないまま素直に「はい、ありませんが・・・」と答えた。
 そうですよね! あなた会ったことないですよね・・・と続いていった。さらに返してください! ときました。何十年前だか具体的な数字が出てきて、返してください! と。会ったことのない方から何かを借りたり返したりということはできないはずなので、なるほどそういうことかと納得しました。
 
 あとは完全に無視しましたよ。相手をするとかえって誘発してしまうので、お気の毒だという気持ちがあった。皆さん見ていますからね。まえの座席にーー週末だったからですねーーお子さんを連れたお母さんが座っていました。凍りついていましたよ。
 ただその女性も本来は悪い人間ではないというのはすぐにわかりました。私のことを「あなた」と呼ぶ。また怒鳴るにしても敬語を使うのです。「計算は私よりあなたのほうが得意じゃないんですか!」意味はよくわかりませんが、教養そのものはある女性なのだと思います。
 
 私は途中で電車を下りてしまいましたから、その後はどうなったのかわかりません。
 あとでいろいろ考えたのですが、相手の方に対して悪い感情はまったく起きません。お気の毒だと思います。と同時にこれだけ穏やかに生活している自分の何がその女性の神経を逆撫ですることになったのだろうと考えました。突発的な被害と考えてはいけないと思うのです。現実というのは自分自身も参加して創造しているわけですから、私にも絶対にあの場面に対する責任があるはずなのです。
 
 病気の母のことなどが頭をよぎりました。先のことがいろいろと定まらなくて私自身ーー昔よりはーー確かに弱っています。不安だとか困惑だとかがないと言うとウソになります。そういう微妙な動揺が、特殊なぐらい敏感な方には伝播してしまうのかもしれないですね。
 だとすると受験生を預かる立場ではよくない。私がどっしりしていないと生徒たちは不安になるでしょう。そのあたり、見つめなおしていこうと思います。人生、何でも勉強です。突発的な事件もすべて感謝して自己改革の糧にしていく。そういう気持ちが大切だと考えています。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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