2015.09.05 07:26

 最近、将棋の「穴熊戦法」専門の書籍を手に入れたという記事を書きましたね。ぜんぶで100局棋譜が掲載されていて、時間のあるときに少しずつならべています。実際に盤にならべてみないとよくわからないものです。
 夏期講習中は忙しかったので、あまり進みませんでした。1日に複数局ならべたこともありますが、現時点で30局ぐらいざっと見ました。
 専門家ではないので解説を読んでもよくわからないところも多々ありますが、わからないなりにとにかくならべてみる。
 
 改めて感じたことが1つありました。穴熊戦法の本ではあるのですが、その戦法を使って勝てるのは単純に将棋が強いというだけであって戦法の優秀さだけで勝てるものではないということでした。つまり将棋そのものが弱ければ、穴熊戦法を使っても全然勝てないと思いました。
 これは何でもそういうものでしょう。体力がひ弱であれば、柔道をやってもレスリングをやっても何をやっても強くはならない。力そのものがないわけですから。何をやるにしてもまずは体力筋力をつける必要がありますね。それが基本です。
 
 私個人じつは手っ取り早く勝てるかも・・・などと甘く考えて購読したのですが、その発想そのものがよくなかったと棋譜をならべながらひしひしと感じます。陣形が堅い(そういう囲いなのです)だけではどうにもならない。戦法によりかかるのではなく、きちんと棋力をつけないととうてい勝てません。
 勉強もそういうことになるのだろうと思います。基本的なことをしっかりやってホンモノの力をつける必要がある。手っ取り早く点数をとろうという発想そのものが情けない。この問題集さえやればとか、どこそこの塾にさえ通えば・・・とかではなく自分の中に学力そのものを蓄積しないと。
 
 私はこうやって「先生」として生きているわけですが、最近はいい先生というのはどれだけいい触媒になれるかという要素が大きいと思っています。
 まずは生徒を明るい気持ちにさせる。生きようとか頑張ろうとか、とにかく前向きに人生をとらえてもらう。そのうえで勉強するのも悪くないと感じさせる。できればけっこう面白いものだと考えられるようにしむける。「あーあ・・・今日は塾の日かー」ではなく「やっと塾の日が来た!」という前向きな姿勢を持ってもらう。あとは「この先生に見守られているのだから頑張ろう」という気持ちですね。それは非常に大きい。 
 
 見守られて頑張るというのはどなたにもよくあることです。逆に特定の先生に習ってからその教科が大嫌いになるというケースもありますね。やるのは確かに自分自身なのですが、触媒の果たす役割は非常に大切です。それはご家庭も同じことで、よい触媒となれる環境が築けると理想的。それなりの工夫は必要だと思います。
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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