2015.05.22 08:14

 薫陶(くんとう)という言葉、とても好きです。師の薫陶を受ける・・・というような使い方をしますね。小中学生の方は調べてみてください。表面上の意味だけではなく、どこからその言葉が生まれてきたかというようなことまで調べてみるといい。記憶に残るはずです。
 私は読んだ書籍をすぐに処分してしまうので、自宅にはたいして本がありません。大量に蔵書を保管されている先生をたくさん知っていますが、私自身はーー移動のときなんかにーーつねに身軽でいたいという気持ちが強いのです。
 
 それでも何冊かは繰り返し読む本があり、持ち歩くときにはブックカバーをかけています。昔は革のブックカバーをいくつも持っていたのですが、次々になくしてしまいました。どこかに置き忘れてくるのです。酔っていなくてもなくす。電車だったりお店だったり電話ボックスだったり・・・とにかくすぐに忘れる。さほどのショックはないのですが、そのたびに新しい革のブックカバー(けっこう高い)を買うのはばかばかしいので、いまは「革みたいに見える」素材のカバーを使っています。小動物に対するシンパシーも増しているので、それでよいと思っています。
 
 このブックカバーがいい匂いなのです。部屋で毎日ーー朝も晩もーー香を焚くからですね。机のうえにブックカバーの書物が乗っている。そこに煙が漂ってきて匂いがつく。いろいろな香を焚くので匂いの特定はできないのですが、成分的には白檀の香りがいちばん強いかもしれません。
 今年、私の平日クラスの新中1生がすごくたくさん集まってくださって現時点で30名近くになっています。普通は土日に来てくださって平日の夜は集まりが悪い。それをわざわざ平日に、学校のあとで遠くから来てくださっている。
 
 ブログや書籍(「励ます力」)の影響は大きく、保護者の方や生徒ご本人が初対面以前から私のことを知っていてくださったりします。お話していて「ああ、そうでしたか」とわかるときがある。一般的にZ会進学教室は25名ぐらいを1クラスの上限にしていますが、自分を意識していらしてくださった生徒は責任を持って全員見ようと考えています。
 中1の現時点では点数はあまり神経質にならなくてもいいですね。どうしたって、これまでの読書量と比例してしまう。それより、どれだけ面白いと思っていただけるかが大切だと考えています。
 
 先日はテキストに出ていたカミュについてお話しました。同時に哲学の話をした。哲学とはどういう学問か。まあ、問いも一応はやりましたが。
 大人になって覚えている部分というのはーー例外なくそうでしょうーー問い以外の「文化的な」話題だったりしますね。雑談に近いようなものであったとしても、文化的な話題であればご本人にいい意味で痕跡を残すことが多い。私レベルではさすがに薫陶というわけにはいきませんが、知識にせよ、思考力にせよ、文化的好奇心にせよ、いいものを伝えたいという気持ちは強く持っています。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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