2014.09.29 13:34

 おおげさなタイトルになってしまいましたよ。
 現代人ーーとくに日本に住んでいらっしゃる方ーーの不安の根源は、とにかく「損をしたくない」というところにあるような気がします。少しでも得をしたい。絶対に自分だけ損をしたくない。かつて勝ち組負け組などという用語が流行ったことがありましたが、そういう意味で絶対に勝ちたい。
 選択肢は無限に出てきますからね。どちらに進んだら少しでも得かということを考えに考えてしまって夜も眠れない。むりもないことかもしれません。
 
 私はこう考えています。損をしたくない、少しでも得をしたいというおびえた発想そのものがそもそもその人にそれこそ「損」をさせている。おれが(私が)進んでいくかぎり、すべて得でしかありえないのだという気迫が人生には大切です。「生きる気迫」です。あなたが主役、あなたが主人公、あとは学校だって職場だって家族や友だちだってみんな背景(?)でしかないのです。
 仮に私が1万円で買ったものを他の方たちが5千円で手に入れていたとしますね。「何だ、半額で買えるのか! 5千円ドブに捨てたようなものじゃないかー」ではない。主役の私は他の方より世の中に5千円も多く流したのです。積極的に5千円分社会を豊かにしたぞと言い切る。
 
 こういうのは自分がつねに主人公であるという考え方を心がけていれば当然のようにそう思えます。自分のしていることはぜんぶ自分や世の中の得にできるはずだという信念を持たれるといいと思います。
 逆に少しでも損をしまいとしてすくんだ状態になっていると、どちらに進んでもやっぱり損をしているのではないかという不安しか出てきません。自分が主人公になってべつの道ーーひょっとするとあなたが選んだ道よりはるかに困難かもしれませんよーーを堂々と歩いている他の人間が、あまりにも輝いて見えるからです。
 
 幸福感というのは個人的なもので数値で決められるものではありません。それこそ偏差値や収入に比例するものでもない。偏差値40だから幸福になれない・・・なんてとんでもない誤解です(偏差値を上げてくださったほうが入試は楽ですが)。現に自分も非常に収入の少なかった1年間がかつてあるのですがーーいろいろ事情がありましたーーそのとき幼児期の息子といつも一緒にいてやれたので、お互いのあいだにたくさんの貴重な思い出が残っています。ああいう1年間があったからこそ親子関係もうまくいった。不幸かと言われたら、不便ではありましたが感情的には幸福でした。
 そしてまた忙しくなれば忙しくなったなりに「自分の人生の主人公である」私は幸福です。世の中はそういう仕組みになっているのですね。
 
 自信というのは条件から生まれてくるものではありません。自分が進んで行くところにはすべて花が咲くぐらいの気迫を持ってください。あなたの周囲の人間はすべてあなたから恩恵を受けます。油断なく、主人公として世の中を明るくしてくださったらいい。そういう方が増えれば増えるほどあちらにもこちらにも花が咲きます。
 
Tags :
幼児・小学生
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2014年09月   >>
  01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

新着記事

月別アーカイブ