2014.08.29 14:07

 いろいろな文化圏があり、昔はそれぞれ独立していた感じですね。それがごちゃまぜになってきた。風土病なんかが全世界に広まっていったりします。
 小さいスケールで見ても、たとえば東京もいわゆる「山手」「下町」みたいな区分はだんだん曖昧になってきているように感じます。山手の方が下町に遊びに行く。下町の方が山手に遊びに行く。行くどころか住むことだってあるでしょう。
 
 下町のある大衆酒場、私はもう前世紀から行っているのですが、前世紀はほとんど女の方を見かけませんでした。それこそ地元の女の人さえ来なかった。入れなかったのですね。ところがいまはすごくたくさんの女性が遠くからいらっしゃるようになりました。女性同士というお客さんもいる。
 働いている方がおっしゃっていました。その方は40歳ぐらいですが10代のころ、そのお店でアルバイトしていたことがあるそうです。当時はちょっと荒れている感があったとおっしゃっていた。肉体労働者の方が多くて、喧嘩が勃発したりした。雰囲気はずいぶん変わりましたというお話でした。
 
 先日、こういうことがありました。
 これまた下町のある大衆酒場、カウンターだけのお店です。そこもまた女の方がちらほらいらっしゃるようになりました。私の隣に2人連れの女性が座った。私と同じぐらいの年齢ですから、まあ「おばさん」ということになるのかな。きれいな方でしたよ。
 脚を組もうとしていきなり私の足を蹴った。蹴ったというよりぶつかったのですね。何か挨拶があるかなと思ったらまったくない。しばらくして組みかえるときにもまたあたりました。腹はたちませんが、「失礼」ぐらいおっしゃってもいいのにとは思いましたよ。
 
 豪快に何本もタバコを吸うのですが、狭いカウンター席なので灰が飛んでくる。それもまた気にしない。そのお店はいつでもタバコOKなのです。私は煙には抵抗ないのですが、灰は・・・
 彼女たちの話を聞くともなく聞いていると語尾が「・・・しねえからさあ」みたいな感じでした。これはいわゆる文化の違いだなと思いましたよ。いい悪いではない。お行儀は私のほうがよいでしょうが、お公家さんみたいな気持ちでは乗り切っていけない業界(世界)も当然ある。そういう文化圏で生きていらっしゃるのだなと思いました。
 
 以前は交わることのなかった文化圏同士がお互いを知って、作法の違いでいざこざが起きるというのは大きな目で見れば戦争なんかもそうですね。文化が人間を人間らしくさせたのは事実でしょうが、その文化が逆に人間に破滅的ないざこざを起こさせる。なかなか難しい問題だと思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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