2014.05.03 12:22

 先日、息子がすごく短く髪を刈ってきました。海兵隊員みたいな感じです。私も人生で1度だけうんと髪を短くしたことがありますが、ヘルマン・ヘッセの真似でした。今世紀のはじめごろだったと思います。極端に髪を短くしたヘルマン・ヘッセが丸メガネをかけている写真を見て、おー、かっこいい! と憧れた。髪を短くしたあとでメガネ屋さんへ行くと、そんなメガネは特注品ですごく高くなりますよと言われ断念しました。メガネがないならそもそも髪を切るのではなかったと後悔したのですが、それこそあとの祭りです。切ってしまったものはどうしようもない。そういう情けない短髪でした。
 
 私のことを思慮深い大人だと勘違いされている方がいらっしゃいますが、私はずーっとこの程度です。逆に考えれば、この程度の無分別な人間でも幸せになれるところに大きな希望が存在すると思っています。
 で、息子の今回の短髪なのですが、床屋さんのご主人に褒められた(?)というだけあってなかなか精悍ないい感じです。彼は特別に美形とかではないですが、色が白くそれなりに顔立ちは整っています。ハードな雰囲気がいいのですね。
 
 短髪でじーっと目を細めて遠くを見ていたりすると何だか映画の戦闘シーンみたいで自分ももう1度うんと髪を短くしてああやって目を細めてやろうかなと本気で考えたりします。
 子どもが親の真似をするということはあるのでしょうが、この場合親が子どもの真似をすることになりちょっとバカみたいかなとも思うのですが、そういう軽いところが自分にはあるのです。ついでにサングラスもかけてみようかと。
 周囲の方にその話をしたら皆さんに「やめておいたほうがいい」と止められました。いい歳をしてそんな動機では情けないということなのでしょうね。
 
 確かに私の年齢でーー要するに白髪まじりでーー突然刈りあげたら海兵隊員というよりは植木屋のおじいさんみたいになってしまうかもしれません。植木屋さんが悪いという意味ではもちろんないですよ。ただ海兵隊員になりきっている本人の気持ちと客観的な容姿とのギャップがあまりにも大きいという意味です。
 止めてもらえるのは幸せなことなのでしょうね。若いころマーク・ボランに憧れてカーリー・ヘアーにしたことがありました。マーク・ボランはご存知の方もいらっしゃるでしょう。日本の地味な学生の私が、突然あの髪型にした。
 
 しばらく収拾がつきませんでした。あちらこちらで笑われましたよ。自分ではマーク・ボランのつもりなのにどうして笑われるのかよくわからない。いまになればわかります。そりゃ笑われるでしょうね。
 「長野くん、獅子舞みたいにしたかったの?」と密かに恋をしていた女の子に真面目に質問されました。当時の写真が1枚も残っていないのはありがたいことです。
 
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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