2013.03.24 12:11

 私は自分の1年間365日をすべて何かの記念日にしてから死のうと考えているのですが、3月24日にはふたつの思い出があります。ひとつめは中学生のとき。私がいちばん好きなアーティストであるフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズを知ったのが今日でした。以前書いたような気もするので詳しい話は省略しますが、けっこう衝撃的な出会いでした。本格的に洋楽と恋に落ちた記念日ですね。
 もうひとつは、息子の誕生日なのです。19歳になりました。けさも軽く話してきました。

 彼はなかなか生まれてきませんでした。本当はもう少し早く生まれる予定でした。出てくるのがいやだったのでしょうね。私には彼の気持ちがよくわかります。私自身もなかなか生まれなかったという話を母から聞いたことがあります。慎重(?)な家系なのです。
 19歳の誕生日と聞いて、私はあることを思い出した。19歳の誕生日に自分は何をしていたか。

 当時浪人生だったのですが、勉強は全然せずに恋ばかりしていました。近隣の女子高生を好きになったのですね。彼女はピアノを習っていました。その音が夕方寝ていると(勉強しないだけではなく寝てばかりいた)聴こえてくる。じつにロマンチックな感動的な調べで、私はその音色だけで恋をしました。
 おまけに何かの拍子に見かける機会があった。すごくかわいい人でした。これはどうしても話してみたいと思った。

 そんなある日、母から彼女が身体をこわしたという話を聞きました。「根をつめてピアノを猛練習しているからね」と母は言うのですが、私にしてみればそれどころではない。
 で、19歳の誕生日にともかく電話をかけることにしました。実家近くの、実践学園脇の電話ボックスから思い切ってかけた。番号? 電話帳(タウンページ)で調べました。「誕生日なのできみと話したいと思ったんだ」と正直に告げた。

 その後、両家を巻きこんで大騒ぎになりましたよ。あちらにしてみれば、大切なお嬢さんのところに突然電話をかけてきた不良はだれなのだ? ということになります。母親は出かけていって謝っていました。「どこまでばかなの?」と嘆かれました。「浪人生のくせに勉強もしないで恥ずかしいことばかりして」
 問題にはなりましたが、私は平気でした。生きられるようにしか生きられないですからね。親しい友人にその話をしたところ、きみは特別だなと呆れられました。

 しかし、こうして振り返ってみると「よくやった」と言ってやりたいような気もしてきます。彼女とは何回か会いました。渋谷の街を歩いたこともあった。すぐ脇の、いまはビア・バーになっている建物の地下にあった面白い喫茶店に入った思い出があります。
 ショーケン(萩原健一さん)の話をしました。とても寒い日だったな。ビア・バーのまえを歩くたびにそのときのことを思い出します。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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