2013.03.05 13:29

 その後も週に一度、歯科に通っています。5ヶ月目に入るのか・・・。
 どうして虫歯ができるのか訊いてみたことがありました。美男子の先生が丁寧に説明してくださった。印象に残った話があります。糖分をとる。歯によくないそうですね。それでも連続でとらなければ唾液が歯の表面を補修してくれるので何とかなる。ところがひっきりなしに糖分をとる人もいる。そうなると補修が追いつかず、虫歯ができてしまうのだそうです。

 人生と同じだなとちょっと感じましたよ。
 他者との会話。面白いですね。面白いからきりがない。糖分みたいです。いつまでも切り上げずどこまでもどこまでもお喋りし続ける。相手が大親友か何かであればそうした時間も大切なのでしょうが、一般論としてとりとめのないお喋りはちょっと危険だとも思っています。ここ数年、とくにそう感じる。

 これは私個人の見解であり、どなたにも押しつける気持ちはないということをご理解いただいたうえでお読みください。
 私は世の中の人はだいたい富関係=「宝くじがあたったらどうしようとか、何がほしいとか買いたいとか」、立場関係=「あいつよりいい学校に通っているとか、もっと高い立場につくために努力しようとか」、性関係=「あの人をどうしても振り向かせたいとか、うんともてるためには何をしたらよいのだろうとか」の3つについて考えているように感じます。

 どの話題(日常会話ですよ)もこの3つの変形みたいに思えるのです。それはそれでいいのですよ。
 ただ人さまのその種のお話を延々と聞き続けることが本当に自分のためになるのかどうかは別問題でしょう。究極的に私は私自身になりきって生きていくことを目標にしているわけですが、そのためにそうしたお話をずーっと聞いている必要があるのかどうか。どんなに面白くても溺れてはいけないという気持ちがあるのです。

 卑近な例で言えば、たとえば大勢で飲みながら会社のどなたかの悪口を言うとか、家庭内で息子の同級生の進学先の噂話を好むとか、飲み屋さんで常連のお客さんの失恋話を聞きたがるとか、そうした日々の結果としてじつは自分自身が心の虫歯になってしまうように思えるのです。
 何もしないというのはじつに偉大なことで、むしろつまらないことをするよりは格段にいいと思っています。糖分を取り続けるよりは何も食べないほうがいいというのと同じですね。

 こうしたことにもう少し早く気づくべきだったという気持ちはあります。せめて三十代で気づいていれば。ただそんなことをいまさら後悔しても仕方がないですからね。残された人生を「何となく隙間を埋めること」だけに専念しないように生きようと思っています。富、立場、性以外のことに思いをめぐらす時間を大量に持ちたいとでも表現すればいいのでしょうか。
 
Tags :
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2013年03月   >>
          01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

新着記事

月別アーカイブ