2012.03.12 13:53

 自己評価を高く、などと書くととんでもなく高慢な感じになりますかね。表現を変えて「自分が好き」ならいいのかな。私は自分のことが大変好きです。何もかもこれでいいと思っています。現状で満足というのとは少し違っていて、これでいいの「これ」のなかには当然変化の芽みたいなものも内在しています。変化していく可能性も含めて満足しているということです。すべては正しい場所に収まっているし収まってくるだろうという感覚でしょうか。

 もちろん後悔することはいろいろありますよ。後悔することが一切ない人間なんているのでしょうか。ただ自分の場合、その後悔は見事に活かせてきたという気持ちもある。ですから、このままいきます。
 若いころ、他者の悪口ばかり言っている知人がいました。とくに容姿について。その人にかかると世の中にきれいな人は一人も存在しないみたいでした。

 はじめは不思議に思ったのですが、のちにその人自身が自分の容姿に劣等感を抱いているということに気づきました。客観的に見ればごく普通の人なのですが、ご本人がなぜか強い劣等感を抱いている。自己評価が低いわけです。どこかですりこまれてしまったのですね。
 自己評価というのはすべてそんなものです。容姿だけではなく、頭の中身なんかについてもごくごく普通であるのにだめだだめだと言う人がいる。やはりどこかですりこまれてしまった。

 自分が好きということは生き方に自信を持っているということです。息子が小学生のころ、私は学校の先生に合計で確か4回呼び出されました。息子の学校での態度(おもに素行)に問題があったのですね。お母さんではもう話にならない、お父さんが来てくださいということになった。
 細かいことでいろいろ叱られ丁重にお詫びしてきましたが、そのことでまったく惨めな気分にはなりませんでした。

 息子にも「失礼がないようにしろ」とは言いましたが、生き方を変えろとは言いませんでした。当時は勉強もまるでできませんでしたが、頭そのものが特別悪いわけではないということは冷静にわかっています。家内には「絶対に心配ないから先生にどう評価されても動揺しなくていい」と伝えていました。

 自分にも目標や変革すべきことはいろいろあります。ただそれは数値目標ではない。そういうわかりやすいことだけが「人生の」目標では情けないですからね。もっと深い部分でいろいろ考えていることはあります。そういうことが考えられる自分が好き・・・とまた元に戻ってしまいます。
 皆さんも受験でいろいろあったと思います。そのこと「だけ」でご自身を評価なさらないようにして注意してください。「あなた自身」を完成させなければ。それは、あなたにしかできないことです。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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