2011.10.27 13:18

 自習室を開放しているのですが、見ているといろいろなことに気づきます。何となく友だちと一緒にいたくて自習に来ている生徒もいる。もちろん勉強もしているので、それはそれでいいのですよ。友だちと一緒だと励みになるのですね。
 一人で黙々とやっている人もいる。授業後は教室が空くので、自習室とはべつの部屋にこもって勉強している人もいます。だれもいないところの方が集中できるということなのでしょう。

 本部からは22時には必ず生徒を帰しなさいと言われています。ただなかなか質問が途切れないこともあり、そのあたりは若干甘めに見ています。ここは駅から近いのでいままで事故みたいなことは一つもありませんでしたし、何よりも彼らの熱意を見ていると、突然「はい、閉めます」と言えない雰囲気があるのです。
 池袋時代もそうでした。定刻に部屋を閉めに行くと「あと、十分だけでもやらせてください」と懇願してくる男子三人組がいました。この三人は一番難しい(と言われている)国立大学付属校、一番難しい(と言われている)私立男子校、いちばん難しい(と言われている)都立高校、三人三様の高校に合格しました。そういうものなのでしょう。

 群れないとどうしても調子が出ないという中学生もいるようですが、どこかで一人で「も」できるようになってくれるといいなと思います。競争意識を持って机を並べて勉強するのはいいのですよ。ただ何から何まですべて一緒でなくてもいいのかな。
 たとえばだれかがお腹がすいたと言う。すると必ずしも自分がいま食べ物を必要としていないと思っても何となく着いていきます。で、何となく何かを買い、何となく一緒に食べる。

 そうやっておなかが空いていないのに何となく食べるという生活があたりまえになってしまうと、見たいわけでもないのに何となくテレビを見、やることがあるというわけでもないのに何となく夜更かしをし、用件があるわけでもないのに何となく延々とメールをやりとりする・・・という状態になっていきます。
 つまり、無意識に生きているということですね。その無意識さというか鈍感さが、勉強でも(本当は勉強だけの話ではないのですが)「切れ」みたいなものをなくさせてしまうのがこわいのです。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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