2010.12.30 11:08

 息子はこのブログを読んでいないので(父親のブログなんか興味がないのが当然でしょう)正直に書いてしまいますが、昨晩、私は珍しく息子を叱りました。叱ったといっても、大声で怒鳴りつけたとか思わず手が出たとかというレベルではありません。ただあまりにも彼のしていることに失望を覚えたので、強く責めました。「そんなことをやっていて将来どうするつもりだ」という話になり、息子は黙って聞いていました。

 私にしてみると非常に珍しいことです。叱ったあとで自室にこもり音楽ーーCHARのサイケデリックスでのライブ盤ーーを聴きながらしばらく飲んでいたのですが、これまた非常に珍しいことにそのまま息子には一切声もかけずに寝ました。よほどのことがないかぎり、私は叱ったあとでは声をかけるようにしています。昨晩は自分にとってそれぐらい「よほどのこと」だったのです。

 けさになって冷静に考えてみると、やはり自分がしっかりしていないだけですね。これではだめです。私が感情的になったのは彼の生き方を見て私自身が傷ついたからです。またそんなことをして、という感覚です。
 人が傷つくのはだれの責任か。その本人が傷つくという選択を受け入れたからでしょう。感情はどうにでもコントロールできるはずなのに、情緒的に傷つく状態をよしとしてしまった。私がしっかりしていれば、感情的にならない状態でアドヴァイスすることだってできたはずです。

 何から何まで責任は自分にあり、力も自分にあります。子どもにかぎらず、学校が、会社が、親が、夫が、妻が、友だちが、世間が、過去の記憶が・・・と自分を傷つけるものを列挙して自分は被害者なのだと言い続けていたら、こちら側に原因も力もないわけなので、いつまでたっても何も変えられない、救われないと自分で宣言しているのと同じです。
 息子がどうであろうとそれは彼の人生であり、彼がその責任を負えばいいことです。私としてはなるべくいい方向に行くように協力だけしてやればいい。

 自分の人生は自分が築いている、自分がコントロールしているという自覚をもっと強く持とうと思いました。事実、だれでもそうなのですよ。それを忘れてしまってひたすら無力だと思っている。
 こういうことを考えさせてくれた息子はいいやつだと思いました。親も子ども(あるいは子どもとの関係)から学ばないとだめですね。日々、勉強です。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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