2010.12.05 11:45

 私自身の自分に対する評価はものすごく高いので、私はどういう状況でも苦悩というものを感じません。世間的な評価がほとんど気にならないのですね。こういうことを書くと狂人だと思われそうですが、私は街中でゆっくり歩みを進めながら「世の光だ!」とか「ここに救いがある!」とか、自分のことを形容している瞬間があります。ここまで自己評価の高い人というのはちょっと珍しいかもしれません。狂人と紙一重ですかね。

 ところが世の中には私と逆に自己評価が極端に低い人というのがいます。簡単に言うと自分が大嫌いという状態。生き方はそれぞれの自由ですが、見ていて気の毒になることもあります。ご本人が意識していればまだ救いはあるのですが、無意識のうちに自分が大嫌いというのは本当に大変そうです。
 自己評価が低いものだから他者に対しては攻撃的になります。批判ばかりしている。周囲の人間の行為、体型、家庭、表情、経済状態、仕事(勉強)ぶり、ファッション・・・何もかも徹底的にこきおろします。

 つまり他者が低い位置に沈んでくれれば評価できない自分も少しは上に登れるかもというじつに切ない理由なのですね。そういう人は周囲も持て余し気味になり、仕事場や学校で何となく面白くない事件が起きたりします。
 子どもたちを見ているとご両親の評価がストレートに自己評価になっているケースが多く見られます。「わたしバカなんで」と当然のように言う。あるいは「自分は兄と違ってのろまなんです」と決めてかかっている。

 私は自分の息子のまえでほかの子どもを褒めるときは、彼が深い部分で傷つかないように細心の注意を払ってきました。息子の容姿や能力についても褒めたことしかありません。「お前はじつに美しい顔をしている」と言葉に出して言い続けてきました。容姿のことなどは同世代同士でからかったりからかわれたりしているに決まっているので、私の役割としてはつねに褒めてやらなければいけないと考えているわけです。

 ご自分やお子さんのいい点を書き出してみてください。究極的には「生きている」というだけでもたいした価値があるということがわかってきます。当たり前ですが、「自分」というのは24時間くっついてくるものです。どうせなら好きな自分と一緒にいた方が楽しいですよ。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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