2010.10.08 14:30

 ブログに書いたので何人かの方から直接ご心配をいただきました。昨日病気だったセキセイインコが死にました。朝見ると冷たくなっていたそうです。私は明け方近くまで起きていたのですが、もしかすると私が寝るころにはもう死んでいたのかもしれません。
 感心したのは、可愛がっていた息子が気丈に振舞っていたことでした。家内を気遣っているのですね。「できるだけのことはしたじゃないか」と淡々と語り、登校前に近くの公園に埋めに行きました。金魚が死んでめそめそしていた幼児期とはずいぶん変わったものだと思いましたよ。

 それどころか、私がインコのことを話していたのを聞いて、家内に「お父さんはペット・ロス症候群にかからないか? 大丈夫か」と心配していたそうで、思いやりのある子に育ってくれたものだと感じます。
 子育てというのは難しいもので、私たちはふだんたくさんの子どもを見ていますが、そういう家庭の子どもーー要するに「先生」の子どもーーがみんな家庭でうまくいっているかというと、私の知る限りでは全然そんなことはありません。りっぱな先生がご自分のお子さんとだけはうまくいっていないなどという話を知るにつけ、運よくいい親子関係が築けたことは幸福なことだと思っています。

 一つだけ心がけたことは親子と言ってもやはり人間同士ですから、相手に失礼がないように気をつけてきたということです。子どもを連れているときに、たとえ血のつながった関係であっても、他人のまえで息子のことを悪く言ったことはありません。そこだけは普通の父親とずいぶん違っていたと思います。言うことを聞かなくてしょうがない子なんですとか、成績が悪くて本当に困っているとか、ちっとも努力しないので先生からもきつく叱ってくださいとか、他者のまえで息子を悪く言ったことはありません。わかりやすく言えば恥をかかせませんでした。
 それどころか、つねに「私にとっては」価値のあるいい子だと褒めてばかりいました。注意するときは個人的に注意すればいいだけの話ですから。

 ときどき三者面談などをしていて、おうちの方がもちろん謙遜の意味ではあるのでしょうが、お子さんの欠点をかなり厳しく指摘されて、私がはらはらすることがあります。子どもの方は真っ赤な顔をしてうつむいて耐えているのですが、ああいう屈辱を強いられた人間が素直に反省するとはちょっと思えません。むしろ、悔しさや恨みの気持ちが残ってしまうのではないかと心配になります。

 セキセイインコの羽根が一枚床に落ちていたので、財布のなかにしまってあります。きれいなブルーにちょっと灰色がかった部位の羽根でした。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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