2010.09.13 13:00

 秋の味覚などと言いますが、高価なのでじっくり味わった経験はほとんどありません。居酒屋さんで土瓶蒸しを頼むぐらいでしょうか。下町の方で七百円未満(!)で出しているお店もあります。安いですね。ただよーく見ると汁のなかに粉が混じっているので、何かしら業務用の松茸風味の素みたいなのが存在するのかもしれません。まさか永○園じゃないだろうなと思って自宅に帰って底に残る粉末を比較してみたのですが(私はこんなことばかりしています)、さすがに違っていました。

 そこまで安くありませんが、先日非常に安価なのにおいしいお店を見つけました。と言ってもいつも一人で行っているところなのです。松茸の土瓶蒸しと黒板に書いてあったので、ここのならおいしいのではないかと思って頼んでみました。
 目のまえでご主人が作ってくださるので何が入るのかよくわかったのですが、ハモとイカ、あと鴨肉を入れていました。それともちろん松茸は大量に入れてくれました。

 松茸の土瓶蒸しの正しい味わい方というのが書いてある書物を読んだことがあるのですが、あれは基本的には汁を味わうものであって通人は具なんかつままないそうですね。私はもったいないのでぜんぶ食べてしまいますが、そういうものだそうですよ。
 出し汁がいいのでしょう。すごくおいしいのですが、だんだん汁の味が変わってくるのにも驚きました。

 鴨の脂分が溶けてきてまろやかな感じになります。私は焼酎の烏龍茶割りなんかを飲んでいたのですが、これは日本酒にするべきだったなとちょっと後悔しました。食べ物と飲み物の相性というのはやはりありますね。汁はどんどん濃くなる感じで夢中で飲み干してしまいましたが、もう少し時間をあけて飲めばさらに味が変わったのかなと思いました。
 すだちは最後に(食べるのであれば)残された具にしぼってかけるといいのだそうです。私は最初にしぼってしまいましたが、本当はそういうものだと書かれていました。

 十代の皆さんは松茸なんかあまりおいしい感じがしないかもしれないですね。大人になると人生の微妙さがいろいろわかるようになってきますが、味覚についても同じような要素があるようです。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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