2010.06.10 13:40

 笑うことの効能は科学的にもいろいろ証明されているそうです。
 たしかによく笑う子は素直で勉強ができる子が多い。昔からそう思っていました。頻繁に笑えるということは心に抑圧がない証拠でしょう。さらにいろいろな物事に敏感に反応できるということなのだろうと思います。また笑いの中には非常に高度な批評精神も宿っています。

 たとえば法事。私は親族の法事に出るたびにおかしくて仕方がありません。お坊さんが厳かにお経をあげ、皆さん黒い服を着て何だか深刻な顔をしています。私もいちおう周囲に合わせてもっともらしい顔をしているのですが、ふと何かの手違いでお坊さんが得体の知れない大きな道具を落としたりすると爆笑しそうになります。こらえるのが本当に大変です。よく見ると肩を震わせて笑いをこらえている人が何人かいます。法事は悲しそうな顔をするものだと定義して何も感じないようにしている人より、はるかに現実を観察していると思います。

 笑いは中途半端な行為ではないですね。たとえば怒りとか悲しみとかはどこかで抑制することができます。怒鳴りたいところをぐっとこらえる、わんわん泣きたいところをじっと耐える・・・しかし「プッ」と吹き出してしまった瞬間は何も抑制していない。くしゃみと同じで、わっとくるエネルギーがきれいに通り抜けていきます。そういう意味でも個々を浄化してくれる作用がありますね。動物は怒ったり悲しんだりしますが、笑いはしません。崇高な行為なのでしょう。

 できれば笑いのたえないご家庭だといいですね。げらげら笑わなくてもいいのですが、ご両親があまりにも暗い感じになってしまうとお子さんは笑う機会を失ってしまいます。子どものときに笑う機会が少ないと、大人になってからうまく笑えないという変なケースも起こり得ます。何かで叱ったあとは少し時間をおいて必ず明るい要素を与えてあげましょう。暗い気持ちのまま眠りにつくのは不健康です。
 私は本質的には暗い人間だと思っているのですが、自分の暗さを客観視できるだけの余裕は出てきました。自分を観察していると思わず笑ってしまうことがあります。いずれにせよ、笑いは非常に大切です。
Tags :
幼児・小学生
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2010年06月   >>
    01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

新着記事

月別アーカイブ