Z会進学教室では夏休みの前半に単科ゼミというものを置いています。短い期間で、とくにここだけは! という分野を補強するための講座です。夏期講習を受けてくださればぜんぶを復習することができますが、単科講座は本当にピンポイント的に学習する感じになります。
その映像版を今日撮ってきました。作文・小論文の講座です。第一章から第三章まであり、今日は第一章だけでした。
撮影しながら感じたのですが、やはりふだんの授業と時間の流れ方が違います。同じようにやろうとしたのですが、生徒側からの反応がないとちょっとやりづらい。いつもは生徒が難しいなと感じているところは授業中にわかります。そこはわざとゆっくり何度も説明することができるわけです。ところが、生徒がいないとーーそういう部分がないわけなのでーーどんどん説明が進んでいってしまい、本当の授業より時間がかからないものだと思いました。
映像に魂がこもっているかどうかというところは大切ですね。勉強の講座はとくに教える側の気持ちがしっかり入っていないと見ていてつまらないものです。映像講座を受けてくださる方を具体的に思い浮かべて撮影したつもりですが、できあがってみないとよくわからない部分はあります。
ただ作文や小論文は一般的には非常に映像講座として成立しにくい分野であり、全然書けない皆さんは困っていたと思うので何かのヒントになってくれたらうれしく思います。
教室にも学校で「自由に書きなさい」「思った通りに書きなさい」「見たまま聞いたままを書きなさい」などと言われて、いったいどうすりゃいいんだ! と頭をかかえていた生徒がいました。学校の先生は負担を感じさせないように配慮して「自由に思ったままに」とおっしゃってくださるのですが、それだけですとピアノを弾いたことのない子に「自由に弾いてごらん」と言うような曖昧な部分がどうしても出てきます。そこのところをこう考えたら? と気をつけてアドヴァイスさせていただいたつもりです。
七月から配信される予定です。夏休み、作文の宿題に困ったらちょっとのぞいてみてください。
2010.05.31 14:20
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