2010.04.18 11:25

 ついさきほど九万人目の方が入ってくださったようです。いつもありがとうございます。ここのところはだいたい日に平均して三百人ちょっとの方がいらしてくださいます。多いときで五百人ぐらいでしょうか。たいしたことは書けませんが、何かしらご参考になればうれしく思います。
 先日、塾に犬を連れてきた生徒がいました。「すみません、授業中預ってください」と言われてびっくりしましたよー。生きている犬ですよ、犬。

 この生徒は非常にしっかりしたいい子です。すべての面で大変期待できる生徒です。いわゆる非常識なタイプではありません。お願いします、今日だけですと両手を合わせて必死に頼んでくる様子を見て、これはよほどの事情だなということがわかってきました。
 こういうときに規則でだめなものはだめでは配慮が足りません。例外中の例外があっても許容できる度量の大きさが教室そのものにないようでは、教育機関として情けないとも思いました。あとで発覚すれば当然私個人が上の方から注意を受ける可能性がありますが、今日のところは何とかしてやりたいと思いました。

 子犬でしたのでほかの方にはご迷惑をかけないで私一人が見ていることができると判断して「今回だけ預るよ」と言いました。その生徒のカバンに入っていたのですが、息ができなくなると可哀想なので箱に入れ、飛び出さないようにふたをして空気穴をたくさん開けました。私の机の横に置いておいたのですが、すごく利口な犬でときどきクンクン鳴くだけで一切暴れたりはしませんでした。

 こちらの感情を向こうも読んでいるのではないかと考えました。真っ暗な箱の中で不安になるのでしょうね。ごそごそ音がするときがある。そういうときに「大丈夫だからな。もうすぐ迎えに来てくれるから静かにしているんだぞ」と言葉に出して声をかけます。言葉は理解できなくても、声の抑揚などから判断できるみたいですね。クンクンと小さく返事をして静かになります。そんなことを何度か繰り返し、まったく問題なく授業はすべて終了し生徒は犬と帰っていきました。

 この経験は生徒も私も犬も忘れないと思います。犬を連れて帰るまで授業に出てはだめだと言ったり、おうちの方に連絡して生徒が叱られてしまったりするより、よほどいい解決方法だったと思っています。
 ただし、皆さんは真似をしないでくださいよ。日本中の塾を探しても授業中に犬を預ってくださる教室はまずないと思います。
 
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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