2010.04.14 14:00

 昨晩、母親が倒れました。ちょっとまだどういうことになるのかよくわからないのですが、そういう知らせが妹夫婦からきました。私はちょうど休みで自宅にいましたので、電話をかけてみると父親に「ちょっと来てくれないか」と言われました。
 家内は家内で自分の親の面倒を見るために実家に帰っていて留守でした。私は息子に「お前も一緒に来てくれないか」と声をかけました。孫の顔を見て少しでも元気を出してもらおうと考えたのです。

 私と息子との関係はーーおかげさまでーーかなり良好だと思っています。自分と父親とのあのころの関係に比べると、天と地ほどの開きがあります(もちろん現在は私と父は仲がいいですよ)。ただあの当時は、父に激励の意味で、お前は本当にだめな人間だ、もっともっと勉強していい大学を目指せと言われ続けた生活に心底うんざりしていました。そんなことだけで判断されることに強い反発があったのですね。
 クラスの中には「うちの親は何も言わないぜ」というような少年もいて、本当にうらやましいと思ったものです。子どもは自分の家と友だちの家を常に比較しています。

 私は息子に社会生活上まずいことは注意しますが、ここ数年あとは褒めたことしかありません。とくに身内の前で私は彼が自分のよさに気づけるように、わざと言葉にして褒めることがあります。「礼儀正しくて敬語を正しく使えるんだ」とか「お年寄りにやさしいんだ」とか「難しい言葉をたくさん知っているんだ」とか。たいした長所ではないのですが、とにかく言葉に出して意識させるように心がけています。
 すると明らかにそういう長所が強調されていきます。なるほどおれは親切な人間なんだなと改めてすりこまれていくのでしょう。昨晩も息子は「おれも行った方がいいだろうな」と言って着いてきてくれました。母親の枕もとで長いこと話していました。

 あの時代の私だったら父親に一緒に行こうと言われても「おれはいいよ」で絶対に着いていかなかったと思います。人間生活は順調なときだけではありません。親子関係がいい状態だといろいろなアクシデントーー人生の横波ですねーーが起きたときに救われる要素があります。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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