2010.04.10 10:41

 甲子園に出場してもおかしくないようなある私立高校に進んだ生徒(ずっと野球をやっていて高校でも野球部に入りました)に後輩の指導について質問したことがあります。「野球があまり好きではない子にはどんな指導をしているの?」言下にという感じで答えました。「そんなやついませんよ」と。「野球が好きじゃなくて野球部に入ってくるようなやつはいません。そんなやつモノになるわけがないじゃないですか。入って来られても迷惑ですよ。みんないろいろな楽しみを犠牲にしてまで野球に打ちこんでいるわけですから」
 やはりなと思いました。

 たとえば将来は医学部に進むとか特別な国立大学に絶対に行きたいということになると、変な例えですが、勉強で甲子園に出場するぐらいの気迫が絶対に必要です。きつい表現になりますが、勉強がきらい勉強をしないではお話になりません。
 ここは誤解しないでいただきたいのですが、私はそういう方が優れていてそうではない方がだめだとはまったく思っていません。当然それぞれの希望があり、それぞれの進みたい道に進んでくださったらいいと思っています。

 どうしても医学部、どうしても特定の高い大学に行きたいと望まれるのであれば、それこそ「いろいろな楽しみを犠牲にしても」勉強してくださらないと結果的に届かないことになってしまいますよという警鐘の意味でこれを書いています。
 私立の中堅高校の特進クラスなどに進まれると、部活はできないというところもあります。みんなが校庭で部活に励んでいる時間もひたすら教室で勉強です。

 可哀想みたいですが、特進クラスに来たということは「高い大学に行きたい」という意志表示なわけです。甲子園に行きたいですというのと同じですね。あなたの現在の成績でそんなに行きたいのなら他の楽しみを犠牲にしてもがんばってもらわないとだめですよ、一人ではできないでしょうから学校全体で協力してあげましょう・・・ということなので、決して可哀想ではないのです。

 甲子園をめざされる高校生に限らず、たとえば棋士の方なんかもこの時代高校にも進まず修業をされている方がたくさんいらっしゃいます。ましてや大学進学はあきらめた(修業の邪魔になるので)という方は数え切れないほどです。
 特別な地位、特別な職業に着くには、それなりの「人と違った覚悟」「何かを犠牲にする気迫」が必要だということではないでしょうか。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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