2010.04.05 13:10

 ときどき学校の先生に反抗的で内申をもらえないという生徒の保護者の方とお話していて、ひょっとしたらおうちの方の見方が彼(彼女)に投影されているのかも・・・と感じるときがあります。だからだめという話ではありませんよ。
 保護者の方が「本当に困った先生なんですよ」とおっしゃる。たしかにそういうケースもあるでしょう。ただ、生徒本人にそこまで見抜けているかどうかは別問題です。おうちの方がふと「困った先生」とおっしゃった言葉を鵜呑みにして反抗的な態度を取り続け評価を落としているのだとしたら、彼(彼女)にもまた気の毒なところがあるかもしれません。

 私は過去、どの時期にも息子には「先生という存在は尊敬の対象であると定義しておいた方がお前のためだ」と教えてきました。しかし、家内は必ずしもそう考えてはいません。いちいち発表しなくても、子どもは親の気持ちを読み取るものです。そして特定の先生に対して小ばかにしたような態度をとってしまう。
 ばかにしてはいけないとまで要求したいわけではないのです。ばかにしていることを相手に気づかせるのは失礼であり、エチケットとしてどうかという程度ですね。

 一度、息子がまだ小学生のときにこういうことがありました。クリスマス、息子と私と駅ビルの地下の鶏肉専門店でもも肉を三つ買いました。その際、お店のおばさんとちょっとだけやりとりしました。夜、わたしが歯を磨いていると風呂の中から息子がこういう質問をしてきました。
「お父さんは今日の鶏肉屋さんの人には敬語を使っていなかったけどああいうときは敬語を使わなくてもいいの?」
 どきりとしました。息子には目上の人間と話すときはどんなときでも礼儀として敬語を使うものだと教えていたからです。おばさんとは「こっちでいいですか?」(おばさん)「うん、そっちにしてくれる。あ、ついでにこっちの焼鳥も入れてよ」(私)・・・程度のやりとりがありました。じーっと見て、じーっと聞いているのですね。

 親子は当然似ているものですが、他者に対する応対の仕方も似てくるので気をつけたいものだと思っています。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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