2009.12.02 00:10

 心配ばかりしている人がいます。これは小中学生に限りません。高校生でも大学生でも大人でもそういう人はいます。私はその気質を責める気持ちはまったく持っていません。
 ただ受験生ということになりますと、心配している時間を勉強にあてた方がいいのは確かです。迷う、悩む、相談する、また迷う、前より悩む、心配でまた相談する・・・円環のようにそんなことを繰り返しているヒマがあったら、英単語や漢字の一つでも覚えた方が合格には近づきます。

 心配の大きな理由は「落ちたらどうしよう」ということですね。落ちたくない。しかし、本当に落ちたくないのであればどうしたらいいのですか? いくら相談したところで落ちないという結論が出るわけではありません。落ちる落ちないは点数で決まります。ならばやはり勉強するしかない。わかっているのに「相談」する。相談されれば相手は最後は「勉強するしかないね」と言うでしょう。点数をとるためにはそれ以外に答がないからです。ところがなぜかまた他の誰かに同じことを相談に行く。黙々とひたすら勉強している人より圧倒的に「相談量」だけ多くなります。ひょっとしてあなたは勉強をしたくないだけなのではないですか? そこに気づかないと。

 どうしても受かりそうもない学校を受けるので心配ということならば、それはやはり準備の仕方がまずかったということですから、素直に反省して次の機会に活かすしかありません。また少しでも楽をして入りたいということであるなら、じつはその考え自体が若干「勉強」という行為に反しています。お稽古事でもそうでしょう? 楽をすることだけを目的に練習に取り組んだりはしませんね。

 悩んだり迷ったりということ自体は人間ですから誰にでもあります。勉強すればいいということはよくわかっていても、自分はその時間を削ってでも誰かに甘えていたいのだという人もいるでしょう。そんな生き方があってもいいのですよ。自分はどちらかと言えばそういう人を好きな人間だと思っています。弱い人間にはまた格別な美しさがあるからです。
 ただ相談されている人はあなたが甘えたいだけだということを知りません。そこをはっきりさせないと相手にも気の毒ですよ。甘えたいだけなのか、本当の相談なのか。どちらでもいいのです。どちらでも自分のことがわかれば必ず道は開けます。心配なのは本当の自分に気づいていないケースです。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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