2009.09.29 12:57

 人間、毎日毎日何もかもうまくいくものではありません。一生懸命努力していても何から何までうまくいかなくなるときだってあります。勉強や仕事だけでなく、人と人との関係もそうですね。これは大人も子どもも関係ありません。
 そういうとき誰でも一瞬はかっとなって外の世界の秩序を変えようとします。これはこうなるべきじゃないか! と。それでうまくいけばいいのですが、外の世界の力の方が強大でどうにもならないときの方が多いでしょう。

 外の世界を変えられないときは自分の内側を探りはじめます。どうしてこういうことになったのだろう? 原因を考えたり、さらにこんなことからさえ学べることがないだろうか? このひどい状況から自分自身の成長や利益を生みだすことが出来ないだろうか? と考えます。考えるのですから、大騒ぎしながらという人はいません。静かに真剣に考えます。外側に見つけられない答を内側に探すということですね。

 それをはたから見ていて、あなた、なに鬱になってるのー! などと言う人がいます。落ちこんでも仕方がないじゃないかとか、いやなことはぜんぶ忘れてぱーっと盛りあがろうぜ! などと言う人もいます。励ますつもりでそう言ってくれるのでしょうが、内面を真剣に探索している人間にとっては迷惑ではないかと感じるときもあります。

 探索の途中で何かを浄化するために涙を流すこともあるかもしれません。しかし、外の世界の秩序を変えられないときにそうやって内面深く探っていく経験は非常に貴重なものです。
 いちばんまずいのは探索している本人が「こんな風に暗くなっていちゃだめだ」「泣いてしまうようでは負けだ」「もっと強く明るくあるべきだ」と自分を強く責めてしまうことですね。成長出来るいい機会なのですから、今日は暗いじゃないかと言われても、自信を持って探究を続けてほしいと思います。
Tags :
幼児・小学生
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2009年09月   >>
    01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

新着記事

月別アーカイブ