2009.09.19 10:20

 ときどき風邪で四五日寝こんだらすごく勉強が面白くて出来るようになってきたという生徒がいます。あきらかに頑張りすぎだったのですね。で、風邪という形でやむを得ず休息をとることによって新たにエネルギーが充填されたのでしょう。快調に飛ばせるようになったというわけです。
 妙な話ですが、こういう状況はじつは多くの子どもにあてはまるのではないかと思っています。

 食事を例にとるとわかりやすいでしょうか。いくら栄養をとった方がいいと言っても、ずーっと食べ続けていたら胃腸はこわれてしまうでしょう。それと同じことを勉強でしてしまってはいけないということですね。テストの点数が思うように伸びない。もっと勉強しなさい。偏差値がまだ届かない。もっと勉強しなさい。そうやって結局は「栄養(成績)をとるためにずーっと食べ(勉強し)続ける」状態に追いこんでしまう。
 始末の悪いことに頭の方は胃腸ほど栄養(勉強)過多の弊害が外からは見えにくいものです。ただ「もううんざり」という状態であれば勉強時間をいくら増やしても効果はないので、プチ断食ならぬプチ断勉強で、少し気分転換をはかった方がいいでしょう。

 同じように、普通の生活についても何かカット出来るものがあったらカットしてみてください。たとえば息抜きに一時間テレビを見て三十分ゲームをやっている状態なら、これを両方足して一時間にしてみる。朝は早く起きて勉強、夜も遅くまで勉強していてつらいなら、どちらかを中断する。塾の前に食事をして塾から帰ってからも食事をするので朝が食べられないのであれば、塾の前後どちらか一回だけの食事にする。学校での活動があまりにも忙しすぎる(これは中学生ですね)ようなら、担当の先生にお話して少し部活の活動を休ませてもらう。
 いろいろなケースが考えられますが、とにかくもっと足せば何とかなるだろうという発想から脱却していくことは大切です。ご家庭でもそのあたりの話し合いをしてくださると、また新しい希望が見えてくるのではないでしょうか。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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