2009.09.17 12:50

いつまでたっても受験勉強で本気が見えず、親ばかりが空回りする現状です。何か本気にさせるためにできることはあるのでしょうか。

 お子さんが本気になれないというケースはほとんどが幼くてということですね。受験がどういうものであるのか、勉強をすることがどういうことであるのか、本質的な問題がきちんと理解されていないのです。
 やはりおうちの方がそのへんのところは根気よく話して聞かせる必要があるでしょう。それも「合格のために勉強するしかないから」などという理由では本人はいつまでたってもやる気にならないでしょうから、合格することの意義を繰り返し切々と話してあげる必要があります。

 本気になっていない子どもに対して、やたらと厳しく接するという手はないことはないのですが、たいていどこかで破綻をきたします。運よく合格出来たとしてもあまりにも厳しいというのは、のちに必ず問題が出てきますのでそういう形はなるべくならとられない方がいいと思います。
 それよりはスケジュールをきちんと組んで、勉強時間や勉強内容の約束事を作ることをお勧めします。何曜日は何時から何時まで何を勉強するというような、ある種の取り決めですね。一緒に作りながら「無理ではないよね?」と確認し、確認したものについては実行させるということですね。

 おうちの方の人生観みたいなものを話すことも効果があります。たとえば「お母さんは大金持ちになりたいとまでは思わないけど、あなたを私立のいい学校に進ませてあげられるのは、やっぱり勉強したことが役にたっているのよ」とか、「パパの会社に入ってきた人たちを見ているとよい学校を出た方が有利みたいだぞ」とか。
 昔ある生徒に私は「うちのお父さんは自分は社長になろうと思ってもいないくせに、ぼくにだけ一番を目指せと言ってすごくずるい」と泣かれた経験があるのですが、そういうこともおおらかに話し合うなかで勉強の位置づけみたいなものを見つけていかれるのがよいのではないかと思います。勉強というものに対する哲学ですね。

 ただがみがみと勉強しろ勉強しろと言い続け、ご家庭の雰囲気が陰気でとげとげしいものになってしまっては、勉強=暗くてつらくていやなものというイメージがすりこまれてしまいます。勉強することは間違いなく価値のあることなので、楽しいものというイメージを何とか残した形で先につなげていきたいものです。
 明るくいきましょう。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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