2009.09.03 13:15

子どもはコツコツ勉強してくれていますが、親の精神面がもう限界です。本当に受かるかどうか、心配で仕方がありません。

 コツコツ勉強してくれるというのはすばらしいお子さんではないですか。その一点だけで十分な価値があるという事実を彼らに伝えてあげなければいけませんね。「勉強する習慣がついているのなら合格不合格はたいした問題ではない」ということです。事実そうなのですから。単純に志望校合格で約束される何かより、勉強の習慣がついたことによって得られるものの方がはるかに大きいと思います。

 もっともこう書かれるお気持ちはとてもよくわかります。それがほとんどの保護者の方の本音なのかもしれません。
 私たちは子どもが成長していくように自分自身も成長していかなければなりません。大人の方も現在の姿で完成型ではないのです。私自身、子どもを持ってから物事の考え方がずいぶん変わりましたが、子どもに限らず他者とのふれあいの中で人間は成長していくものなのだろうと信じます。

 入試に受かるか落ちるか、それはそのときにならなければわかりません。私はかつて入試のシーズンに重篤な病気にかかり、合格間違いなしの第一志望校の受験に行けなかった優秀な生徒を見たこともあります。世の中、何が起きるかわからないのです。
 ですから、逆に言うと何があっても大丈夫という人間に親子ともども成長していかなければなりません。受験の失敗どころか、戦争があるかもしれない。大地震があるかもしれない。食糧危機があるかもしれない。そういう中でもたくましく生きていかなければいけないのです。前述の生徒もその一件で、人間として非常にたくましくなりました。

 大きく考えてみましょう。するとすべてが自分の糧になることがわかります。落ちてしまったとしてもそれをバネに頑張ることはいくらでも出来ますし、Z会進学教室にもそういう生徒はたくさんいます。つまづきをバネにして頑張るー人生はその連続ではないでしょうか。中学入試、高校入試、大学入試、さらに社会に出てからもいろいろな競争があるでしょう。それこそ彼ら自身の結婚や子育てだってあります。
 連戦連勝などということはまずありません。また連戦連勝の人間が仮にいるとして、そういう人が弱い立場の人たちにどこまで思いやりを持てるかも若干心配です。人間は挫折も知っていた方がよいのです。

 あなたがどういう結果を出してもうちは大丈夫だから安心しなさいと言ってあげてください。合格しても不合格であっても、同じだけの価値がある大切な子どもだからねと言ってあげてください。心の底からそう言えるだけの高い視点を持ちましょう。幸福な子どもの生活を育む親はつねにどうあるべきかというところから考え、そこまで成長していきたいものだと思います。個人個人の人生観が問われています。
 強く、明るくいきましょう。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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