2018.03.17 01:23

 私が聴く音楽はほぼロックとソウルに限定されますが、自分の応援しているミュージシャンが音源を出したときはいまでもCDの形で購入するようにしています。配信みたいなものを利用するのではなく、ということですね。
 先月記事にしたホワイトスネイクのライヴを買ったあとはジューダス・プリーストの新譜(「FIREPOWER」)とサクソンの新譜(「THUNDERBOLT」)を買いました。王者プリーストはともかくとして、サクソンも私は昔からけっこう聴いてきました。精神性(?)が好きなのです。モーターヘッドへの敬意と似ています。
 
 ジューダス・プリーストの新譜はそれなりに話題になっているみたいですね。先日ちらりとタワー・レコードのロックの階に寄ったときも、このアルバムが流れていました。典型的なプリーストのロックで、どこかで聴いたような気さえします。結局、そういう場所にかえっていくものなのかもしれません。
 プリーストのグレン・ティプトンというギタリストは昔から大好きなミュージシャンなのですが、パーキンソン病で今後ツアーに出られない可能性があるとBURRN! 誌に出ていました。
 
 もう70代になりますからね。私より上の世代のミュージシャンの音源は本当に一期一会の気持ちで接していかないといけないのでしょう。
 サクソンは一時期迷走していた時代がありました。純然たるヘヴィ・メタルのバンドとしてイギリスでスタートしたのですが、途中でアメリカでもっともっと売れようとしたのでしょう。メンバーを何人か交代させ、はでな服を着(もともとはバイカー集団みたいなものでデニム&レザーでした)、ソフトな曲「も」演奏するようになりました。80年代の半ばごろです。
 
 おいおいと思いましたよ。本人たちが売れたいという以上にもっともっと売りたいという周囲の思惑や要請があったのだと思います。迷走して評判も落ちて・・・このままだと危ないなと思っていたら、長い期間をかけていつのまにか元に戻っていました。現在はやはり純然たるヘヴィ・メタル・バンドで曲調も激しい。開き直ったら人気が回復してきた。
 売れたいとか有名になりたいとか、人間はいろいろなことを考えるものですね。目立たないように生きてきた私でさえ、若いときは飛躍したことを考えた時期がありました。
 
 学校で頭角をあらわしたいとか組織でうんと出世したいとかも同じかもしれません。もちろん悪いことではないですよ。
 ただ・・・私の場合は、自分を好きなように表現する場としてこの世界に存在しているだけなのだという気持ちが大きくなってきて、他の評価軸で制限されないようにしたいと考えるようになりました。やりたいことをやって、どこの評価基準にも合わせない。生きていくために妥協すべきところは妥協する。世の中全体のプラスになることと特定のどなたか(仲間や組織)のプラスになることとでは、また微妙に違うものです。何となくサウンドが違う。ポップスとヘヴィ・メタルの違いぐらいなのでしょうが。
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2018.03.03 08:12

 キッスという世界的なロック・グループが存在しますね。キッスについてはデビュー間もないころ(FEN放送で知りました)から好きは好きでした。その昔ーー40年以上昔ーーいまはなくなってしまった「ミュージック・ライフ」誌で、ロック四天王などと称されていたものです。
 クイーン、キッス、エアロスミス、エンジェル・・・だったかな。ちなみに私はいちばんエンジェルが好きでした。フランク・デミノというヴォーカリストがすごいと思ったのです。
 
 ですから応援しているエンジェルの何倍も人気があり、やたらともてはやされているクイーンやキッスは面白くないところがありました。エアロスミスに関しては微妙な感じでした。当時は本当にストーンズみたいだと思っていた。
 そのキッスにポール・スタンレーというメンバーがいます。ギタリスト兼ヴォーカリストですね。キッスを支えてきたのは、実質的にはこのポール・スタンレーとジーン・シモンズの2人です。
 
 キッスは現在もばりばりの現役です。ツアーをすれば大きな会場が満員になる。
 このポール・スタンレーは、じつはソウル・ミュージックの名曲を演奏するサイド・プロジェクトを持っています。これが本当にブラック・ミュージックばかり。たとえばアイズレー・ブラザーズの「フーズ・ザット・レディ」、デルフォニックスの「ララは愛の言葉」、スピナーズの「フィアデルフィアより愛をこめて」、アル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥギャザー」・・・ど真ん中もど真ん中、真っ黒黒ですよ。
 このへんの曲は私もよく聴きます。時代的な要素が大きいですね。
 
 ただYoutubeで見ていて、すごく感じたことがありました。サウンドも服装もソウル・ミュージックっぽくて完璧なのですが、ポール・スタンレーの動きだけがいかにもロック然としている。これはロックやソウルに詳しい方ならすぐにおわかりになると思います。ホンモノのソウルシンガーの腕の広げ方ではない。あるいはソウルシンガーはそこでマイクスタンドをつかんだりはしない。そうした違和感(悪い意味ではありません)は若干覚えました。
 昔、演歌の大御所がビートルズ・ナンバーを歌うのを見たときと似た感じです。
 
 私個人はロック系の人間(?)であるのでまったくいやな感じはありませんが、ソウルに思い入れの強い方が見たらこれは似て非なるものだということになってしまうのかもしれません。
 生きてきたすべてが日常の動きに出てくるというのは面白い現象です。何人かで飲んでいても「あ、この人ロックが好きなんじゃないかな?」と感じたりするときがあります。いま好んでいるすべてが、いずれは自然に人生にあらわれてくるということです。
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2018.02.19 07:57

 個性的という言葉はいい意味で使われることが多いように思います。逆に個性がないという言い方もある。どちらかというと、それは平凡でつまらない・・・ぐらいの意味で使用されていますね。
 ところがこの個性というのが難しい。将棋なんかで個性的な将棋を指す人がいます。ただ勝負事ですからいくら個性的でも負けてばかりいたらあまり意味を感じられなくなってきます。それはそうですね。
 
 試験なんかも同じ要素がある。個性的な勉強をしている人がいるとして、試験の点数がひどく悪いのであればその「個性的である」ことにはあまり意味がないように感じます。短期的にはっきり結果を出さなければならないものに関しては、むしろ個性を捨てる必要さえ出てくるのかもしれません。みんなと同じであっても、点数がとれたほうが正しいということになってくる。
 難しいのは音楽だとか絵画、文学、映像などの・・・芸術方面でしょうか。
 
 ロックの歴史に名を刻んだようなバンドはだいたい個性的です。独特のサウンドを持っている。大判の国語辞典にさえ名前が出てくるレッド・ツェッペリンというバンドは個性的という意味では最右翼でしょう。ヴォーカルもドラムスも全体のアンサンブルも独特のものがあり、その他多くのハード・ロック・バンドとは決定的に違っていました。副次的要素としてはルックスもそうでしたね。
 時代が流れていく過程で、ときどき「まるでレッド・ツェッペリンのようだ」と称されるバンドが出てきます。
 
 有名なのはキングダム・カムですね。ゲイリー・ムーアに「レッド・クローン」と揶揄されたバンドです。シンガーのロニー・ウルフの声質がロバート・プラントに酷似していた。私は好きでしたが、物真似云々の批判がすごくて一瞬話題になったもののすぐに失速してしまいました。
 これがなかなか面白いところで、たとえばローリング・ストーンズに似たバンドはいろいろいましたが、そこまでは叩かれない。個性という点ではツェッペリンのほうが真似しにくいだけに、似ていると非常に目立つのでしょう。
 
 最近、Greta Van Fleetという若いバンドがレッド・ツェッペリンそっくりだということで話題になっています。メンバーはまだ20歳そこそこなのですが、映像で見るかぎりヴォーカルの声質が(ついでにマイクを持っていないほうの指先の動かし方も)まるでロバート・プラントです。ドラムのダイナミックな感覚もあきらかにジョン・ボーナムの影響を受けています。そして何より曲調がツェッペリンに似ている。つまり大変個性的なのですが、「ツェッペリンに酷似しているから個性がない」とも批判されかねない。
 微妙なところです。私は応援していくつもりですが、どうなるか。
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2018.02.01 00:39

 月曜日はお休みだったのですが、先日の大雪で休講になってしまった授業が1つあり出てきました。帰りにせっかくのお休みなので新宿あたりで途中下車して帰ろうかと思い、久しぶりにタワー・レコードに寄ってみた。
 何かイベントをやっていてその階は盛り上がっていましたが、洋楽(ロックやポップス)の棚のあたりにはあまり人がいませんでした。書籍だけでなくCDやDVDも売れていないそうですが、こういうことなのだなと思いましたよ。
 
 昔は本当にたくさんの人がいたものです。昔と言ったってもちろん平成に入ってから何年もたって・・・ですよ。私はある大きなCDショップ(そこもいまはなくなってしまいました)で、生徒にばったり会ったことが2度あります。待ち合わせではないのですよ。ばったり会った。それぐらい当時の日本人はCDを必要としていた(?)のかもしれません。
 ザ・フォー・シーズンズのところをちょっと見て、それからヘヴィ・メタル関係のところに移動しました。とくに何が目的ということはなかったのですが。
 
 するとホワイトスネイクの新譜が出ていました。ホワイトスネイクがディープ・パープルの昔の名曲をカヴァーしたアルバム(ザ・パープル・アルバム)は何年か前に出ていて、けっこう話題になっていました。私も発売直後に買った思い出があります。それから彼らはそのアルバムのプロモーションでザ・パープル・ツアーというのをやった。日本にも来ています。2015年ですね。東京公演と授業の日が重なってしまって行けないので、わざわざ名古屋公演を見に行きました。そのときのお話はブログにも書きました。
 
 そのツアーのライヴアルバムですね。DVDとセットになったものが案外安い値段で発売されていました。ちょっと迷ったのですがーーそしてどれぐらい聴くかはわからないのですがーー応援しているアーティストのものは基本的に金銭を払って購入するようにしているので、とにかく買ってしまいました。
 円熟というか、そもそもバンド創始者のデイヴィッド・カヴァデール自身がもう70歳近いですからね。メンバーも実力者ばかりで演奏もいい感じで、結局ずっと聴いています。
 
 ドラムのトミー・アルドリッジもまた70歳ぐらいですが、ドラムソロなんかは本当に若々しい。70歳と言えば一般的には「おじいさん」ということになると思うのですが・・・そう考えると「ウソだろ?」みたいな映像でしたよ。彼はもともと音は軽めですが非常に手数の多いドラマーで、ライヴでは見栄えがします。オジー・オズボーンのところにもいましたし、古くはブラック・オーク・アーカンソーにいたぐらいですからね。私が高校生のときにテレビで知ったバンドでした。
 
 解説を酒井康さんが書かれていたのもうれしかった。四半世紀昔、まったく無名の私に「新しく出る音楽誌に小説を連載しませんか」と声をかけてくださったのが酒井さんでした。ご恩は忘れていません。
 
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2017.11.12 00:09

 私は過去確かにどこかで複数回この曲を聴いた記憶があります。ただ歌っている人間とか曲名にまで行き着いたことはありませんでした。おそらく外で聴く状況だったのだと思います。どこかから流れてきた・・・では調べようがないですね。で、いい曲だなで終わってしまったのでしょう。
 自宅でパソコンで適当に音楽を聴くことがあります。だいたいはソウル・ミュージックを聴く。連続で勝手に流れるチャンネルがありますね。そこで偶然見つけました。「あ、あの曲だ」
 
 曲名とアーティスト名をはじめて確認することができました。JOE JAMAという人の「MY LIFE」という曲でした。たぶんすごく有名な曲だと思います。1969年に流行ったらしい。この当時のポップスやソウル・ミュージックについてはおおかた渉猟しつくしたつもりだったのですが、まだまだあるものですね。出会っていない名曲がどれだけあるのだろうと考えると変な焦りを感じます。
 以前、フォー・トップスの「Still Water」を見つけたときもそんなことを考えました。
 
 イントロの部分がかつてブログにも書いた「More today than yesterday」という曲に酷似している印象を受けました。同じころ発表された曲らしいのでどちらかがどちらかの影響を受けた可能性はありますね。
 JOE JAMAというミュージシャンについても私はまったく知りませんでした。ほかの曲も検索してみましたが、これまたつい最近ブログで記事にした「What Does It Take」という曲も歌っていたりして、もっと早く知っていてもおかしくなかったと思います。
 
 タワー・レコードで音源を探してみたのですが、見あたらない。新宿にも渋谷にもありませんでした。お店の人に訊いてみようかとも思ったのですが、もう少し偵察してからにしようと思います。
 曲の好き嫌いというのは、人それぞれです。ヒット曲だからといって全員の方が支持するとは限りません。また昔好きだった曲に無感動になるということもありますね。私がはじめて買ったLPレコードはトミー・ロウのものでした。いまトミー・ロウを聴くとなぜLPまで買ったのだろう? と思います。
 
 13歳の少年にとってLPレコードというのはそれなりに高価なものでした。それをビートルズでもストーンズでもモンキーズでもビージーズでもレッド・ツェッペリンでもなく、トミー・ロウをまず買ったあたりに何かしら複雑な事情があったような気がします。精神的な事情ですね。まあ、たいしたことではないですけどね。
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2017.11.04 00:13

 ヘヴィ・メタル専門誌、BURRN! についてはこれまで何度も記事にしてきました。まだ私が20代だった1984年に創刊された雑誌で、以来私は33年間レギュラーのもの(臨時増刊号などではないもの)は1冊残らずほぼ毎月発売日に購入して愛読してきました。
 こういうのはやろうと思ってできるものではなく、単純に音楽やミュージシャンに対する強い愛情があって続いてきた「結果」ではないかと思っています。
 
 少年期にも私は「ミュージック・ライフ」誌や「将棋世界」誌を欠かさず購読していた時期がありましたが、せいぜい3年間ぐらいです。そのうち今月は必ずしも買わなくてもいいだろうとなり、ひとりでに途絶えていきました。
 BURRN! 誌についてはある意味で、人生の伴走者みたいな感じになっています。33年間というとやはりいろいろなことがありました。しかし、毎月5日(基本的に)にはBURRN! 誌が発売され、私は33年間いかなる月もそのことで喜びを得ることができました。
 
 そのBURRN! の増刊号みたいな形で今年に入ってBURRN! CLASSICSという雑誌が発刊されました。いままで2冊出ていますが、最近出た第2号がそれはそれは面白い。
 ロックに詳しい方でも、リー・カースレイクだとかピート・ウェイ、バーニー・トーメ、ニール・カーター・・・という名前を聞いて、ああ、あの人ねと即座に思い浮かぶケースは稀なのではないかと思います。あくまでもヘヴィ・メタル圏の住人でないと。そういう方たちのインタビューが中心になっています(予告にあったエディ・クラークのインタビューがなぜかなかったのだけは残念!)。
 
 彼らもまた歳をとりました。年齢的には私より5歳ぐらいうえのミュージシャンが多い。当然ながらその年齢で「イエーッ! ロックン・ロールだぜ!」だけみたいな方は1人もいらっしゃらない。闘病生活を送られていたり経済的危機を経験されていたり、内省的な話がばんばん出てきています。
 買った直後に読みたくなりわざわざお店に入って読み、さらに電車の中でも読みながら帰りました。客観的には私は初老ということになると思います。人前でむさぼるようにヘヴィ・メタル・マガジンを読むのはちょっと気恥ずかしかったのですが、まあそれだけの価値があったということですね。
 
 
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2017.09.05 08:22

 私はファッション関係は何も知りません。制服、スーツ、ウェディングドレス、ワンピース、Tシャツやワイシャツ類・・・ぐらいしか区別がつきません。興味がないというより、そういうことに興味を抱かない自分を誇るような変な気取りがあるのです。
 若いころ黒のジーンズばかりはいていたのですが、一時期世の中にブラックジーンズが流行したときは、自分が流行を追っているように見えたらどうしようと困惑したものです。
 
 ジミー・ペイジが2回目に来日したとき、自分は絶対にオシャレな人間ではないと言い張っていたという記事をミュージックライフ誌で読んだのですが、当時の彼なんか誰が見てもオシャレには間違いないわけで、要するに他者にそういうことを言われるのが苦痛なのだと思いました。
 ロックファンでなくてもロックTシャツを着るというのが流行っていますか? 流行っているという記事を読んだのですが、自信がありません。
 
 賛否両論があると書かれていました。なるほどファンの方にしてみるとアーティストも楽曲もまったく知らずに、デザインがかっこいいというだけの理由でTシャツを着られるのはちょっと面白くないのかもしれません。
 以前、荻窪だか中野だかで私の大好きなハードロック・グループのワールドツアー用のTシャツを着たすごい「おばちゃん」を目撃したことがありました。人を見た目で判断することはよくないですが、さすがに洋楽は聴かないだろうという感じのおばちゃんでした。何かで安く手に入れたということなのではないかと思います。
 
 私はもういい大人ですからいやな気持ちはまったくしませんでしたが、そのおばちゃんの雰囲気とTシャツのミュージシャンの楽曲との乖離はめまいがするほどで、なかなか難しいものだとは感じましたよ。
 ときどき生徒(中学生)でロックTシャツを着ている子がいます。自分が担当している生徒には訊いてみることがあります。きみはその歳でレッド・ツェッペリンを知っているのかね? と。するとだいたいはおうちの方の影響ですね。おうちの方が好きで何となく聴くようになった。
 
 難しいのはストーンズの例の舌やKISSなんかのTシャツですね。デザインの面白さだけで気に入っている可能性があり、いきなり音楽のことを話しかけてもご存じないかもしれません。
 で、そのままになってしまう。昔ーーこれは生徒ではないのですがーー街中でものすごく素朴な感じのおそらくは中学生の男の子が、ルー・リードのTシャツを着ているのを目撃したことがありました。あれは何だったのだろう。
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2017.06.27 00:25

 リッチー・ブラックモアのバンド(レインボー)が今年もイギリスでライヴをスタートさせています。ロック・フェスティバルに出ているのですが、初日17日のステージの模様はすでにYoutubeにたくさん投稿されていました。前座が「フォックス・オン・ザ・ラン」のスイートでしたよ。
 メンバーは昨年度と同じです。ベースとドラムスについてはいろいろ言われていましたが交代はありませんでした。もっとも指摘されていたベーシストの服装とドラムセットは圧倒的にロックバンドらしくなっていました。
 
 ドラムセットはバスドラが2つ。コージー・パウエルが叩いていた曲を再現するわけですから、やっぱりこうじゃないと。
 興味深いシーンがありました。私がいちばん好きな「スターゲーザー」という曲、今年はレコード通りドラムソロから入っています。もともとそういう曲なのです。コージーのど派手なドラムソロからスタートする。
 ところが昨年はその部分が省略されていました。アマチュアでもちょっと頑張れば叩けるはずなので、どうしてだろうと不思議に感じたものです。
 
 その部分をドラマーが再現して見せた。ところがベーシストが明らかに不快そうにやめろやめろと反応しているではないですか。さらに馘首だぞみたいな動きまで見せました。右側にいたリッチーもさっと腕を伸ばして「そこまで!」みたいなアクションを見せた。あれは何だったのだろう? 
 ドラマーは立ち上がって、観客にどうだ! と両腕を広げていました。まさかとは思いますが、独断? 演出? 大丈夫かな。
 
 シンガーのロニー・ロメロという人はとにかく歌が上手です。昔のレインボーのシンガーたちがさかんにリッチーと再演したがっていましたが、これだけの逸材が見つかるといまさら他の人間とやろうという気分になれないのもよくわかります。ルックスが若干地味めではあるのですが、昨年度のステージと比べると今年のほうが数段リラックスしていて、笑顔も自然な感じでした。それだけ大舞台に慣れてきたのでしょうね。そういえば「銀嶺の覇者」を演奏しているとき背後のスクリーンにはロニー・ディオが大きく映っていましたよ。
 
 昨年度よりディープ・パープルの曲が減り、レインボーの曲が増えました。72歳になったリッチーは相変わらず気難しそうですが、ディープ・パープルの末期みたいにうんざりしている感じはまったくありません。
 最近のインタビューでは飛行機に乗りたくないので日本には行かない・・・みたいなことを語っていましたから、もう来日はむりかもしれないですね。
 知的でシャイな大人がどう振舞えばいいかということを、この人ほど体現してくれている人間はいないような気がします。
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2017.05.30 00:40

 自分の場合ーー基本的にはすべて洋楽ですがーー過去に好きだった曲がたくさんありました。そこには微妙な要素が混じっていて、特定の時期のことを考えたくない意識がどこかに潜んでいるとせっかくいい曲であるのに、現時点ではあまり聴こうとしなかったりしますね。
 もったいないとは思うのですが、映画のサントラ盤と同じで、好んだ音楽はどうしても人生に密着していますからね。つねに無邪気に聴き返すだけ・・・というものでもないようです。
 
 中学生時代の自分は英国の国民的シンガー、クリフ・リチャードが大好きだったのですが、のちのち当時の(クリフではなく)自分自身を非常に軟弱に感じて、いまはめったに聴くことがありません。はじめて買った洋楽のシングル盤はクリフ・リチャードの「幸せの朝」だったのですが。
 また初期のローリング・ストーンズも変にのめりこんでいた時期の自分が恥ずかしくて聴かなくなりました。「シーズ・ア・レインボウ」は言葉を失うほど感動したものです。こんな発想の曲、まずないですね。発想だけならプロコル・ハルムの「青い影」が似ていますかね?
 
 自室では身支度をしているときにYoutubeで適当に音楽を流していることがよくあります。メドレー形式でさまざまなアーティストの代表曲が流れてくる。真剣に聴く感じでもありません。
 ときどき昔大好きで、いまはあまり聴かなくなった名曲が流れてきてはっとすることがあります。瞬間的に当時のことを思い出す。アイズレー・ブラザーズの「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」が日曜日の朝偶然流れてきました。あ、という感じで1975年ごろのことを思い出した。
 
 この曲はのちのちアイズレーの代表曲になった曲ですが、発売直後はまあまあの評価しか得ていなかったように思います。当時、全米トップ40を聴いていてベスト10内に入ってこないのでとても不満でした。日本ではシングルカットさえされなかったと記憶しています。シングル盤でないとなかなか手が出なかった。
 この曲と「傷だらけの天使」というテレビドラマが自分の中ではダブります。再放送だったのかな。若くして死んでしまった友人と新宿をうろうろした。路上でもお店でもみんなどこでもずーっとタバコを吸っていました。
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2017.05.03 10:01

 1泊で、本当に大阪に行ってきましたよ。今回は南田辺のSという有名な居酒屋さんに行きました。これはしかし素晴らしかった。東京にもここまでレベルの高い「大衆」酒場はほとんどないように感じます。太田和彦先生が書籍に「涙が出た」と紹介されていましたが、伝えたい要素はわかりました。涙という大げさな単語を使いたくなるレベルでした。
 昼間は阿倍野の有名な老舗店Mにも行きました。通天閣のほうも歩きました。
 
 ぜんぶ見ておきたいということですね。ただMは少し心配になった。昔ほど勢いがないような気がします。若い方が入りにくい要素がある。もちろんそれで守られている部分も多々あるのです。私のような年配の旅人がふらっと入っていくのに何の違和感もない。
 それでも注文したものが瞬間的に出てきたりするとうん? と感じました。あれをスピーディーですばらしいと評価する方もいるでしょうし、作り置きかとがっかりする方もいるでしょう。ちょっとだけ昔とは空気が変わってきているような気もしました。
 
 今回は音楽の話を書こうと思っています。
 ラテン系でTIERRAというグループがいます。自分はメタル以外は全然詳しくないのですが、けっこう有名なバンドみたいですね。彼らの「TOGETHER」という曲自体はイントゥルーダーズだとかラブ・アンリミテッドだとかで有名なので、ご存じの方も多いかもしれません。
 私はこのTIERRAのバージョンをーー詳しくは書きませんがーーある意味不快な状況下で聴きました。1981年の初頭だったのではないかと思います。
 
 最低の環境下で聴いたものの、音楽自体の持っている肯定的な力のせいで印象に残りました。夕暮れ時でしたね。結果的に忘れられない思い出の曲になっています。こんな記事を書いているぐらいですから。
 私は基本的には「幸福」の伝播のために音楽の話を書いているのですが、この曲は間違いなくそうした力を持っているように思います。幸福だけを伝播していく感じ。興味がおありの方は、Youtubuで検索なさってみてください。
 
 そしてまた私は感じるのですが、あんな不快な気分の中で聴いた音楽でさえ結果的にこんなに意味を持つのであれば、私たちのひと言ひと言も非常に大きな価値を持っていいという気がします。大上段に構えたものではなく、「きみはこれこれこういうところがすごい」「そういうあなたが大好きだ」のひと言でいいと思うのです。心のこもった肯定的な表現はどういう状況下でもご本人の胸に残るはずです。私が「TOGETHER」を36年間忘れないできたように、温かなひと言がどなたかを救うことだってあると考えています。
 
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プロフィール

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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