2009.08.14 10:00

 模範解答というやつはしばしばりっぱすぎますね。だからこそ「模範」なのでしょうけど。
 あのレベルで書かなくては○にならないと思いこんでいる小中学生がいますが、そんなことはありません。記述式の解答が全然書けませんという生徒のほとんどは、自身の答案と模範解答のあまりのレベル差にひるんでしまって、だんだん何も書かなくなってしまうというケースが多いのです。

 安心してください。記述問題は内容さえ間違えていなければ表現が若干稚拙でも完全に満点をもらえます。模範解答のような大人の文章を書かなくても大丈夫だということです。
 たとえば、模範解答に「幸福を失う予感におののいたから」と書いてあったとします。これを「不幸になるのがこわかったから」とストレートに書いたらどうでしょう。表現はたしかに幼い感じかもしれませんが、まず正解にしてもらえるでしょう。少なくとも大量に減点される心配はありません。
 じつはこのことを知っただけで「それなら」と書き出す子がたくさんいます。

 ですからまずそのあたりの心理的障壁をとりのぞいてください。あなたの等身大の表現でよいのです。
 どうしても書けないようならその問いで使った方がよさそうだと思う大切な単語を文中から三つ選びなさい。そしてそれをつなぎ合わせて文章を作りましょう。だいたいはうまくいくはずです。大切そうな単語については使用回数の多いものを選ぶこと。本文を読みながら候補となる単語に印をつけていくといいですね。 
 またとくに「一文で書きなさい」という指示がなければ一文で書かなくてもよいのです。五十字をこえるようであれば二つの文章に分けてみるとわかりやすいでしょう。模範解答は一文で書いてあるかもしれませんが、二つの文にしても内容さえ正しければ○をもらえます。

 記述問題で何も書かないのは「私は考える意志がありません」と宣言しているようであまり印象がよくありません。たどたどしい表現でもおそれずに書いてみましょう。 
 くれぐれも上手に書こうと力みすぎないように。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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