2009.06.30 12:24

 大げさなことを言えば、人は一日たったら前の日より何か進化成長していなければいけません。それは十代でも五十代でも高齢者の方でも変わりません。何かしら進歩があるべきではないかと思うのです。
 同じように大げさに言えば、一つの文章を読んだら読む前より確実に賢くなっていなければなりません。そういう気持ちで問題集に向かっていましたか?

 大慌てで問いだけを解いていませんか? 問われている傍線部分周辺のみをじっくり読んで、あとは適当に読み流してはいない? もちろんテストのときは時間の制約があるので、そのやり方でもある程度やむを得ないでしょう。しかし、自宅でじっくり問題集に向かっているのになぜそんなに急ぐのでしょう。
 そもそも解く前に課題文を音読しましたか? 大きな声でなくてもいいのです。ゆっくり音読してご覧なさい。時間のむだ? とんでもない! 音読すると黙読だけのときとは違う感じが出てきます。

 傍線部分以外の言葉の意味や言い回しも全部理解出来ていますか? どこかでその言い回しを使えるようになりましたね? 今回は偶然その部分は問いとして出題されていませんでした。つぎはその言葉が問われるかもしれません。問題になっていないからこれはわからなくていいやで大丈夫ですか?

 作者の訴えていることにあなたは賛成? それとも反対? この話題についてあなたはどう考えていますか? 自分の言葉で自分自身に語ってください。そんなの知らないよではすまされないのです。出題者は小学生(中学生でももちろん同じですが)のあなたもこの話題についてじっくり考えるべきだと考えてこの文章をとりあげていますよ。
 
 問題集を効果的にやりたいのであれば、いったん解答の出来不出来から離れて、舐めるように文章の中を遊び続けることです。
 結局、ていねいな学習というところにもどってしまいます。
Tags :
幼児・小学生
ソーシャルブックマーク:

2009.06.29 12:20

 国語の話をしましょう。
 問題集を大量にこなしても国語の力はつきません。問題集はその子が現在どれぐらいの力を持っているのか確認するときに大変役立ちます。またもともと出来る人が、実力を落とさないために活用するにはとてもいいものです。さらに受験直前期、テクニックを磨くための便利な道具でもあります。しかし、国語が不得意な人が根本的な国語力をつけたいという場合、たいして役にたちません。

 塾に通っている方はわかるでしょう? これまでにものすごく問題を解かされてきているはずです。でも、出来ない子というのが教室にたくさんいませんか? 小学校の低学年から何冊も何冊もやってきたにもかかわらず、出来ない人は出来ないのです。なぜだかわかりますか?

 根本的な国語力をつけたいのであれば、つぎの3点にだけ注意してください。このあたり私のいわゆる「企業秘密」でもあるのですが、まあ公開してしまいますか。
 ①語彙力
 ②一つ一つの言葉への感受性を高める
 ③人間を磨く

 偉そうにこんなことを書いていますが、私も先生をはじめたばかりのころは子どもたちにたくさん問題を解かせていました。そもそも当時勤めていた塾の方針がそうでしたし先輩の先生方もみんなそうされていたので、疑問はあっても自分にはそれしか方法がありませんでした。現在の方法論を確立したのは40代の半ばになってからです。
Tags :
幼児・小学生
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2017年04月   >>
            01
02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

新着記事

月別アーカイブ