2017.09.29 04:11

 「励ます力」のアマゾンのページにkindle版というボタンができていたので、とりあえず試してみようと思い自宅で1冊購入しました。何もわからないまま作業したのですが、いまは全然わからないこともわからないなりにすべてうまくいくようにできていますね。それはそれでちょっと問題だとは思いますが、無事に電子版「励ます力」を入手することができました。
 で、読んでみるとこれがじつに「くっきり」しています。私にとっては生涯初の電子図書ですから、それはもうくっきりしまくりでした。
 
 写真のページまできれいに出てくるので感動しました。写真はちょうど3年前のいまごろーー秋でしたーー撮っていただいたものです。プロのカメラマンの方に撮影していただく機会は私のような普通(以下?)のおじさんにはまずないことですから、それなりに緊張したことを思い出します。
 書籍を出してからまったく見知らぬ方からお礼のお手紙をいただいたりすることがあり、とてもうれしく思いました。よくわからないところで、何かしら人さまのお役にたてているようでうれしいという意味です。
 
 講演会もたくさん集まってくださるようになりました。うんと遠くからいらしてくださる方もいる。ひょっとすると来月9日の仙台でもそういうことはあるのかもしれません。子育てと勉強法のお話をしているわけですが、子育てについては「点数のとれる子を育てよう」という浅薄な発想では、事態をかえって悪くする可能性さえあります。それよりは人間的にしっかりしたたくましい子どもを育てていこうという意志を持たれるといいでしょう。その過程で自ずから勉強も頑張れるようになりますから。
 もっとも勉強法に関しては、どなたもだいたい同じことをおっしゃいますね。優等生の共通項だけを集めていけば、同じ話になるのは当然です。
 
 1つだけははあ・・・と思ったことがありました。デジタル版を読んでいるとやたらといろいろなことに気づきます。ここの読点は必ずしも必要ではなかったのではないかとか、細かい部分にやたらと目が行く。くっきりしているので、頭に入りやすいのでしょう。
 紙で読んでいるときには気づかなかったようなことにも気づきます。自分で書いた文章ですからそんなに真剣に読んでいるわけでもないのですが、なぜか面白いことに次々気がつく。
 
 ここがこわいところだなとはちょっと感じました。確かに画面で勉強するのは効果的でしょう。いろいろなことに気づくわけですから。ただ試験そのものはやはり紙ですから、紙で見たときも同じぐらい気づけるようにしておいたほうがいいとは思いました。電子図書で活字を読んでいるから紙では一切読まなくていいだろう・・・という生活にはならないように注意してください。
 ちなみにkindle版にも順位がついていて、一時期けっこう上がっていました。ひょっとしたらデジタル版で買い直してくださっている奇特な方がいらっしゃるのかもしれません。どうもありがとうございます。
 
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2017.09.04 08:47

 主婦と生活社さんのほうから「励ます力」の完売にともなって電子書籍という形で残してくださるというお話が出てきました。私自身は電子書籍というものになじみがないのですが、可能であるならそうしてくださいとお願いしました。いずれ用意が整いましたら、また告知いたします。
 家内や息子が詳しそうなので、彼らに聞いてみようと思います。どういう形であれ、残していただけるのはありがたいですね。
 
 私のブログはもう8年以上続いていますが、つい最近読みはじめたという方もーーご連絡いただくことがありますーーいらっしゃいます。それはそういうものですね。ついでに「教室で書籍は買えるのですか?」とおっしゃってくださったりするので、何かしら形に残るといいなとは思っていました。
 人と人の出会いというのは不思議なもので、私はどのような出会いにもそれなりの理由があると考えています。
 
 もっと若いときにとか、もう少しあとだったらとか、私たちは自分たちなりの尺度で勝手なことを考えるものですが、出会ったのであればそこには何かしら理由があるものなのですよ。
 私自身、かつてちょっとネガティヴな人間関係(仕事でも個人生活でも)の中で生活していた時代があったのですが、ある日ふと私自身がそういう人間なのでこうしたネットワークが生まれたのだなということに気づきました。つまり現実の不調が私自身に(いまのお前の生き方ではいけないよ)という気づきをもたらしてくれていたということです。
 
 どんな関係も必ず教訓として生きてきますから、出会いそのものは心の糧として大切に考えられるのがいいと思います。
 類は友を呼ぶという諺があります。それは人間同士のことだけではなく、たとえばあまりにもめそめそしすぎると次から次へと変なことが起こるときがあります。ある意味で楽観的な要素、何とかなるさ的な軽さがないといけない。そしてその軽さはお金になるならないは別として、世の中に少しはいいことを還元している・・・という自負心が基調になってきたりするものです。
 
 本当に小さなことでいい。
 私は両サイドが空いている改札機では必ず相手側に道を譲ることにしているのですが、そんなことでさえ積み重なっていいことが起きるのが少しずつ実感できるようになりました。善行とも呼べない程度の気遣いでも、蓄積してくると相当の重みや力を持つものなのです。
 自分にそうそう悪いことばかりが起きるはずはないのだというある種の暗示が生まれる。それが心を軽くしてくれる要素は非常に大きいかもしれません。
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2017.08.27 00:53

 久しぶりに拙著「励ます力」のことを書きます。編集者の方からご連絡をいただきました。発売から2年半で、いちおう完売という形になりそうです。なりそうですというのは、出版社さんのほうの在庫があと10冊ちょっとらしい。
 シロウトのおじさん(私のことですよ)が大手の出版社からいきなり書籍を出して大丈夫なのか? と自分でも心配していたのですが、とりあえずはほっとしました。すべて皆さまのおかげです。どうもありがとうございました。
 
 と同時にもうなくなりますので、お求めになられる方はお急ぎください。
 書籍を出すというのは私の世代の人間にとっては、大きな夢でした。10代のときは詩人になりたいと思い、20歳になる少し前からは小説家になりたいという気持ちを持っていましたが、形としてーー当時はそれしかないですからーー書籍にしたいと考えたものです。小説を書いていたころ、1度だけ出版社の方から「いずれ書籍化できるかも」と言われたことがありました。1990年代ですね。
 
 家族にも友人にも何も言いませんでしたが、とてもうれしかった。ただそのお話は何となく流れてしまいました。きちんとしたお約束というわけではなかったですからね。
 その後会社勤め(時間講師ではなく)をするようになり、若かりしころの小説を出版するという夢は意識しなくなりました。あまり飛躍したことを考えながら生活しているとよろしくないだろうという気持ちもあった。
 で、ときどきーー酔っ払った夜なんかですねーー少年の日に「本を出してやろう」と意気込んだことがあったが、あれは夢に終わったなと考えたりしました。失意というほどではないのですが。
 
 まあ、自費出版はまたちょっと方向性が違ってきますからね。
 ブログに関しては仕事として書いていましたから、とくにまとめてどうのこうのという気持ちはありませんでした。それが編集者の方から突然ご連絡をいただいた。いろいろな方のお力添えがあり、とんとん拍子で話が進みました。
 2014年の年末、何冊か見本誌を送っていただきました。黄色いきれいな単行本が荷物から出てきたときの幸福感をいまでも覚えています。冷静ではありましたが、うれしかったですね。重層的な幸福の概念が、私にはあります。感謝しながら「皆さんと」生きようと考えています。
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2017.06.17 07:56

 本日6月17日はこのブログがスタートした日でした。2009年のことですから、もう8年になりますね。記事は合計で2300本を超えています。ここまで続けてこられたのはひとえに読んでくださる皆さんのおかげです。いつも本当にありがとうございます。感謝いたしております。
 だいたい私はきわめて飽きっぽい人間なのです。何かを決めてスタートしても続かない。3日坊主という言葉がありますが、3日ももちません。日々坊主(?)ぐらいです。
 
 それが奇跡的に8年間続きました。この記事を書くにあたって確認したのですが、ブログランキングもーーおかげさまでーー外部のものは両方とも2位に入っていました。社内のものも運よくトップになっていました。トップはできすぎとしても、しばしばベスト3内には入れていただいているのでこちらもありがとうございます。
 学習法について右側の応援メッセージから入っていただくと、現時点で68回分の記事があります。こちらは、勉強なさるご本人に読んでいただきたいかな。
 
 ちょうど3年前のいまごろでした。主婦と生活社の編集者の方からご連絡があり、ブログを書籍化しませんかというありがたいお話をいただきました。形になるまでに半年かかりましたが、いまでもときどき読んでくださった方から「愛読しています」とお声をかけていただくことがあります。
 私はもういい歳ですし、何か大げさな形でいまから自分を証明する必要はほとんど感じていませんが、せっかく35年間以上蓄積してきた知恵みたいなものは、お若い方に伝えられたらいいのだが・・・と思っています。
 
 ブログ、書籍、講演会などで多少なりとも皆さまのお役にたてれば本当に幸せに感じます。
 何かお祝いするかな。
 ときどき思うのですが、本当は読んでくださっている方とお話できる機会があるといいですね。講演会ではなく歓談みたいな形で。
 ただ、物理的にちょっとむりだろうなあ。ホンモノの私は、けっこういい加減で面白い人間なのですよ。堅苦しい人間ではありません。でもあれだな、そんなことをして読んでくださる方が1人もいらっしゃらなくなっちゃったりして。
 
 今後ともよろしくお願いいたします。
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2017.01.25 10:01

 主婦と生活社さんの編集者の方から、たくさんの方がWEBページにいらしてくださったというご報告をいただきました。「暮らしとおしゃれの編集室」ですね。どうもありがとうございます。こんなおっさん(私のことです)ちっともおしゃれじゃないだろ! みたいな苦情が殺到したら困るなーと心配していたので、とりあえずほっとしました。
 ひぐまあさこさまのブログにも再度取りあげていただいておりました。心から御礼を申しあげます。
 
 私はろくでもない小中学生時代を送ってきました。忘れてしまったことも多々あるのですが、とにかく世間の標準値から見てあきれるようなことばかりでした。小学校時代はいたずら電話の依存症みたいになっていた時期がありました。自宅からも公衆電話からもいたずら電話をかける。友だちともかけるし1人でもかける。四六時中いたずら電話のアイデアを練っていました。
 相手も手当たり次第です。結婚式場に電話をかけて「結婚したい」と言ったら「ぼく、だれと結婚したいの?」といきなり見破られてしまったことがありました。声変わりしていなかったのですね。
 
 どれだけくだらない少年だったのか・・・という気持ちはありますが、だからこそ見えてきた部分というのもあるのですよ。地面に近ければ近いほどいろいろ見えるのと同じですね。
 できそこないが、少しずつあたりまえの道を這いあがってきたという実感はありますかね。まともになるためだけに、私には大変な努力が必要でした。およそ暴力的ではないので、不真面目さやできそこない度が目立たなかっただけでした。息子にも、まともになるためにそんなに苦労する人間も珍しいと笑われたことがあります。
 
 先日もあるご家庭から、お子さんが私と話すと元気を取り戻すとおっしゃっていただきました。じつは私は特別なことはなにも話していません。考えていることをただ心をこめて告げているだけです。
 彼らが心の底で求めているのは浅薄な励ましではないと感じることがあります。私が投げかける言葉で彼らが元気になってくれるのであれば自分はまだまだ頑張るつもりですが、その励ましの言葉はあのくだらないいたずら電話を繰り返さなければ出てこないものなのかと問われれば、やはり微妙な部分で自分にはそうであるように思えるのです。
 
 はじめからまともな人間であったら、私はーーいいことも悪いことも含めてーーいまとはだいぶ違っていたと思います。
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2017.01.16 00:39

 先週1週間「暮らしとおしゃれの編集室」のページに出させて(?)いただきました。結果ブログの読者数も増え、拙著がまた少し売れたようです。アマゾンのランキングで「育て方」の10何位かに入っていましたが、改めてお買い求め下さった方がいらっしゃったのでしょう。どうもありがとうございます。
  考えてみれば教育(というか勉強にまつわる子育て)は暮らしであり、おしゃれを意識することも可能でしょうから、心配していたよりすんなりと記事を読んでいただけたのかもしれません。
 
 写真のことをコメントしてくださった方がいらっしゃいましたが、それは周囲の人間からも言われました。とてもおしゃれな感じに見えるとおっしゃってくださるのですが、カメラマンの方の技量というか感性のすごさだと感じました。
 何枚も写真を撮っていただいたことはもちろんわかっていたのですが、撮影された瞬間すべてを確認しているわけではありません。あとで出てきた実際の作品を見て「おお! こういう発想か」とびっくりしたりします。
 
 私は私自身をかなり奇妙なーー息子を含めて身内はみんなそう言いますーー人間だと感じているのですが、その奇妙さを極力薄めた印象にしてくださっていると思いました。自分であって自分ではないようなやわらかさがありますね。
 現実に変なことを言ったりやったりしてしまうのは、ある種どうしようもない要素ではあるのです。やっぱり幼少期の育てられ方が大きいのでしょう。ああいう経験があって・・・こうなってきたという道筋は自分にはよくわかる。
 
 そういう完全にアウト的(?)なところを浄化する手段として、自分にはつねに芸術関係の支えがありました。人によってはスポーツに熱中したりするものなのだろうと思いますが、私自身はそちらには近づかず音楽や文学や映画などにのめりこみました。芸術にはマイナスな事象とマイナスな事象をかけあわせてプラスにしてしまうような不思議な力が内在していますからね。
 数々の芸術にはそれこそ「本当に賞賛できるのか?」というところがありますね。それでも名作には間違いない。なるほど、ノーベル賞を与えられるべきかもしれないとは思いますよ。
 
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2017.01.06 07:25

 2年前のいまごろ拙著「励ます力」が出ました。懐かしいですね。その記念に・・・というわけではないのかもしれませんが、1月9日から数日間主婦と生活社さんの「暮らしとおしゃれの編集室」というページに私の記事が掲載されることになりました。
 9日はオリジナルの、新しく書かせていただいたもの。10日からは「励ます力」の記事をいくつか掲載していただくことになっています。私もどんなサイトかちょっとのぞかせていただいたのですが、それはそれはおしゃれ! こんなところに自分のような人間が出てしまっていいのかよとちょっと思いました。
 
 そもそもおしゃれに暮らすということを私はとても価値のあることだと考えています。おしゃれというのは高度な文化的指向であり、人間だけにできることですから。動植物でもたとえば孔雀だとかバラだとかは特別きれいですが、はじめから「ああなっていた」だけのことで個々がおしゃれをしようと考えて進化したわけではなさそうです。
 ただおしゃれの方向性というのはじつに様々で、人によって全然違います。昔、ジェイク・E・リーのBADLANDSのデビュー・アルバムを生徒に見せて「これが理想のオシャレだ」と言ったら、笑われたことがありました。
 
 笑った彼もまたメタル系の音楽は好きなのですよ。ただ彼にしてみると短パンにひげ面坊主頭で無造作にネルシャツを着ているパンテラみたいなのが理想のおしゃれだったので、こんな長髪でひらひらした黒シャツ姿の男なんて・・・と感じたのでしょう。
 方向性は違ってくることはありますが、とにかく日々の生活を飾っていこう、楽しく色をつけていこうという発想や余裕は、自分らしさの構築という意味からも大切になさったらいいのではないかと思います。
 
 衣食住についてのおしゃれもありますが、心のおしゃれができるといちばんいいですね。露骨な感情を優雅な何かで包みこむ。それはまたしぐさに出てくる場面もあるでしょう。
 バスの終点で下りますね。下りた人は、多くの場合乗ろうとして並んでいる人間の列を突っきっていく形になりがちですが、私は必ず迂回して最後尾の方の背後をまわってから正面に戻るように心がけています。逆のケースでは、今度は自分の前を空けて突っきっていく方を通してあげるようにします。
 私にとって、いわゆる小さな親切(?)は道徳ではなくぜんぶ単純なおしゃれなのです。
 
 まあ、それぐらいはできているので「暮らしとおしゃれの編集室」登場も、許していただけるのかな。9日になったらご覧になってみてください。
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2016.09.14 00:20

 講演会などでいろいろなことをお話していますが、基本的に私個人の名前を高めてやろうという気持ちはありません。私の美学ではそういうのちょっとかっこ悪い(?)のですよ。アンプの陰でギターを弾くことこそが美学ですね。ですから純粋に、35年間冷静に観察してきたことをお話する感じになります。
 見てきた生徒の数は膨大です。当然、優等生もものすごく多い。彼らの共通項を抽出していけばーー当然のことながらーー彼らのようになるための理想的な環境や展開が見えてくる。
 
 要するに私は発明家ではない。勉強法でも子育てを含めた生活の仕方でも何も「発明」はしていません。ただ「発見者」ではあったでしょう。発見して、多少整理してまとめた。それは事実だと思います。
 つい最近、日本でいちばん難しいと認識されている大学生の親はお子さんをどう育てたかという記事が話題になっていました。多くの方がお読みになったかもしれませんね。200人近くの学生を対象にして調査されたようでした。
 
 親が愚痴を言わない、親が怒らない・・・と出ていました。
 これ、何年もまったく変わらないですよ。何をいまさらという感じを少し持ちました。他にも子どもから尊敬されるように(記事には自然に尊敬される生活を送っていたという形で出ていました)とか、ご自身がご家庭で勉強をされているとか・・・ぜんぶ見えていたことだと改めて自信を持ちました。
 自分が見てきた優等生もすごい子ばかりでしたから同じ結論に至るのは当然と言えば当然ですね。
 
 11月に東北地方の公立中学高校から講演のご依頼を受けています。改めてこうしたお話をしてこようと思います。親御さんの気質的な部分だけではなく、子どもたちを頑張らせるための方法論や勉強法についてあれこれ気づいていることがありますから(それもまた発明ではなく発見です)お伝えしてこようと考えています。
 いずれにせよ、拙著「励ます力」がご縁になったみたいで本当にありがたいことです。お声をかけてくださった編集者の方にはいまでも感謝しています。前日も仕事があるので日帰りなのですが、とりあえずきちんとお話してきますよ。
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2016.08.14 00:45

 ときどき次の書籍が出版される予定はないのですか? というご質問をいただきます。講演会のときなどですね。続編を期待していますとおっしゃってくださった方もいらっしゃった。またーー非常に奇特(こういう場面では本当は使わないですね)な方からーー小説を読んでみたいのですが、どうしたら読めますか? というご質問をいただいたこともありました。何かに発表する予定はありますかとか。
 残念ながらとくに予定というものはありません。書籍に関しても小説に関してもです。
 
 小説については私はつねに自分の書いたものに手を入れていまして、またいずれ懸賞にでも応募してみようかなとは考えています。出版社系のものではなく地方文学賞ですね。先につながるものではありませんが、賞金額は大きかったりします。
 何年か前、息子の大学の学費の一部にでもなればと思って深く考えずに地方文学賞に応募したところ最終選考まで残ってしまってびっくりしたことがありました。可能性がまったくなさそうでもないので、どこかで活字になる機会はあるかもしれません。
 
 30代のとき小説関係で出版社とご縁ができたときに、私は自身の後ろ向きな態度を仲間から批判されたことがありました。どうしてせっかくできたご縁をもっと活用しないのか。そういう消極性がチャンスを逃しているのではないか。
 私はそのときこう考えました。そもそも自分が小説を書いているのはーーこれは私だけの理由ですーー徹底的に世間に背を向けたいからであって、世界でいちばん消極的な人間だからこそ芸術活動に励みたいと思っていたのです。売りこみなんかをはじめたら、そもそもの立ち位置からしてだめになると感じていました。
 
 ある意味で正しくある意味で間違っていたと思うのですが、とくに後悔みたいなものはありません。生きられるように生きようということです。
 現在の私は、自分の人生には本当に適切なことだけが適切な分量だけ起きていくと固く信じています。人生に対する信頼をごく簡単に表現するとそういうことになります。いろいろと小さな問題もないではないのですが、それも含めて適切なことが適切な分量だけ起きているという信念は、おそらく私自身の処世術なのでしょう。
 
 ですから今後の予定もーー適切な時期に適切なことを適切な分量だけおこなうことになっていますとしか書けないですね。訪れるチャンスもまた失望も、私にとっては適切なことだけなのですよ。
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2016.06.17 00:48

 本日6月17日でこのブログもちょうど7周年をむかえることになります。ここまで続けてこられましたのはひとえに皆さまのおかげです。心から御礼申しあげます。
 記事そのものは私個人が1人で書いてきましたが、初期のころはそれこそおっかなびっくりの面がありました。直接お話しているのと違って活字の向こう側にいらっしゃる方が見えない。こうやって勉強するといいよというアドヴァィスをさしあげたことで「余計なお世話だよ」という思いをされる方がいないだろうかとときどき考えました。
 
 はじめの半年は「中学受験応援団」というサブタイトルでしたから、中学受験生のご家庭に向けて書き続けました。はじめて100名以上の方が入ってくださった日は「おおっ!」と思いましたよ。Z会ブログランキングの10位にはじめて入れたときも「おおっ!」と思いました。
 いろいろ書いているうちに読んでくださっているのは受験生のご家庭だけではないということがわかってきました。どういう経由だったか・・・闘病中の方のブログに私の記事が載っているのを偶然発見しました。
 
 そうなってくるとちょっと気持ちも変わります。半年が経ちこれからは週に1回程度の更新頻度でいいですよと言われたのですが、闘病中の方やコメントをくださる方のことを考えると継続的に何か書き続けたほうがいいのではないかという気持ちになりました。いいというのは、相手の方のためだけではなく自分のためにもという意味です。温かい気持ちを持つことは生きる意味を明確に示してくれます。自分のような変な人間でも、何かしらお手伝いができるのだというささやかな喜びですね。
 
 読んでくださっている方はどんどん増えてきました。ページビュー数が6万を超え訪問者数が2万を超える月があります。
 こう考えています。私はけっこう占いが好きで、自分でカードを引いてみることがあります。信じているのですか? と訊かれるのですが、盲信しているというよりはたとえば悪い札が出たときに自分の中でどんな変化が起きるか見たいという気持ちがあります。「損をする」という札が出れば「損をしまい」と萎縮するのではなく、いったい私にとって損得とは何だろう? と考えてその日を過ごします。鏡みたいなものですね。
 
 ブログ記事も書籍のほうもそんな風にゆるい予感の風としてに受け止めていただけましたらうれしく思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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