2017.01.25 10:01

 主婦と生活社さんの編集者の方から、たくさんの方がWEBページにいらしてくださったというご報告をいただきました。「暮らしとおしゃれの編集室」ですね。どうもありがとうございます。こんなおっさん(私のことです)ちっともおしゃれじゃないだろ! みたいな苦情が殺到したら困るなーと心配していたので、とりあえずほっとしました。
 ひぐまあさこさまのブログにも再度取りあげていただいておりました。心から御礼を申しあげます。
 
 私はろくでもない小中学生時代を送ってきました。忘れてしまったことも多々あるのですが、とにかく世間の標準値から見てあきれるようなことばかりでした。小学校時代はいたずら電話の依存症みたいになっていた時期がありました。自宅からも公衆電話からもいたずら電話をかける。友だちともかけるし1人でもかける。四六時中いたずら電話のアイデアを練っていました。
 相手も手当たり次第です。結婚式場に電話をかけて「結婚したい」と言ったら「ぼく、だれと結婚したいの?」といきなり見破られてしまったことがありました。声変わりしていなかったのですね。
 
 どれだけくだらない少年だったのか・・・という気持ちはありますが、だからこそ見えてきた部分というのもあるのですよ。地面に近ければ近いほどいろいろ見えるのと同じですね。
 できそこないが、少しずつあたりまえの道を這いあがってきたという実感はありますかね。まともになるためだけに、私には大変な努力が必要でした。およそ暴力的ではないので、不真面目さやできそこない度が目立たなかっただけでした。息子にも、まともになるためにそんなに苦労する人間も珍しいと笑われたことがあります。
 
 先日もあるご家庭から、お子さんが私と話すと元気を取り戻すとおっしゃっていただきました。じつは私は特別なことはなにも話していません。考えていることをただ心をこめて告げているだけです。
 彼らが心の底で求めているのは浅薄な励ましではないと感じることがあります。私が投げかける言葉で彼らが元気になってくれるのであれば自分はまだまだ頑張るつもりですが、その励ましの言葉はあのくだらないいたずら電話を繰り返さなければ出てこないものなのかと問われれば、やはり微妙な部分で自分にはそうであるように思えるのです。
 
 はじめからまともな人間であったら、私はーーいいことも悪いことも含めてーーいまとはだいぶ違っていたと思います。
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2017.01.16 00:39

 先週1週間「暮らしとおしゃれの編集室」のページに出させて(?)いただきました。結果ブログの読者数も増え、拙著がまた少し売れたようです。アマゾンのランキングで「育て方」の10何位かに入っていましたが、改めてお買い求め下さった方がいらっしゃったのでしょう。どうもありがとうございます。
  考えてみれば教育(というか勉強にまつわる子育て)は暮らしであり、おしゃれを意識することも可能でしょうから、心配していたよりすんなりと記事を読んでいただけたのかもしれません。
 
 写真のことをコメントしてくださった方がいらっしゃいましたが、それは周囲の人間からも言われました。とてもおしゃれな感じに見えるとおっしゃってくださるのですが、カメラマンの方の技量というか感性のすごさだと感じました。
 何枚も写真を撮っていただいたことはもちろんわかっていたのですが、撮影された瞬間すべてを確認しているわけではありません。あとで出てきた実際の作品を見て「おお! こういう発想か」とびっくりしたりします。
 
 私は私自身をかなり奇妙なーー息子を含めて身内はみんなそう言いますーー人間だと感じているのですが、その奇妙さを極力薄めた印象にしてくださっていると思いました。自分であって自分ではないようなやわらかさがありますね。
 現実に変なことを言ったりやったりしてしまうのは、ある種どうしようもない要素ではあるのです。やっぱり幼少期の育てられ方が大きいのでしょう。ああいう経験があって・・・こうなってきたという道筋は自分にはよくわかる。
 
 そういう完全にアウト的(?)なところを浄化する手段として、自分にはつねに芸術関係の支えがありました。人によってはスポーツに熱中したりするものなのだろうと思いますが、私自身はそちらには近づかず音楽や文学や映画などにのめりこみました。芸術にはマイナスな事象とマイナスな事象をかけあわせてプラスにしてしまうような不思議な力が内在していますからね。
 数々の芸術にはそれこそ「本当に賞賛できるのか?」というところがありますね。それでも名作には間違いない。なるほど、ノーベル賞を与えられるべきかもしれないとは思いますよ。
 
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2017.01.06 07:25

 2年前のいまごろ拙著「励ます力」が出ました。懐かしいですね。その記念に・・・というわけではないのかもしれませんが、1月9日から数日間主婦と生活社さんの「暮らしとおしゃれの編集室」というページに私の記事が掲載されることになりました。
 9日はオリジナルの、新しく書かせていただいたもの。10日からは「励ます力」の記事をいくつか掲載していただくことになっています。私もどんなサイトかちょっとのぞかせていただいたのですが、それはそれはおしゃれ! こんなところに自分のような人間が出てしまっていいのかよとちょっと思いました。
 
 そもそもおしゃれに暮らすということを私はとても価値のあることだと考えています。おしゃれというのは高度な文化的指向であり、人間だけにできることですから。動植物でもたとえば孔雀だとかバラだとかは特別きれいですが、はじめから「ああなっていた」だけのことで個々がおしゃれをしようと考えて進化したわけではなさそうです。
 ただおしゃれの方向性というのはじつに様々で、人によって全然違います。昔、ジェイク・E・リーのBADLANDSのデビュー・アルバムを生徒に見せて「これが理想のオシャレだ」と言ったら、笑われたことがありました。
 
 笑った彼もまたメタル系の音楽は好きなのですよ。ただ彼にしてみると短パンにひげ面坊主頭で無造作にネルシャツを着ているパンテラみたいなのが理想のおしゃれだったので、こんな長髪でひらひらした黒シャツ姿の男なんて・・・と感じたのでしょう。
 方向性は違ってくることはありますが、とにかく日々の生活を飾っていこう、楽しく色をつけていこうという発想や余裕は、自分らしさの構築という意味からも大切になさったらいいのではないかと思います。
 
 衣食住についてのおしゃれもありますが、心のおしゃれができるといちばんいいですね。露骨な感情を優雅な何かで包みこむ。それはまたしぐさに出てくる場面もあるでしょう。
 バスの終点で下りますね。下りた人は、多くの場合乗ろうとして並んでいる人間の列を突っきっていく形になりがちですが、私は必ず迂回して最後尾の方の背後をまわってから正面に戻るように心がけています。逆のケースでは、今度は自分の前を空けて突っきっていく方を通してあげるようにします。
 私にとって、いわゆる小さな親切(?)は道徳ではなくぜんぶ単純なおしゃれなのです。
 
 まあ、それぐらいはできているので「暮らしとおしゃれの編集室」登場も、許していただけるのかな。9日になったらご覧になってみてください。
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2016.09.14 00:20

 講演会などでいろいろなことをお話していますが、基本的に私個人の名前を高めてやろうという気持ちはありません。私の美学ではそういうのちょっとかっこ悪い(?)のですよ。アンプの陰でギターを弾くことこそが美学ですね。ですから純粋に、35年間冷静に観察してきたことをお話する感じになります。
 見てきた生徒の数は膨大です。当然、優等生もものすごく多い。彼らの共通項を抽出していけばーー当然のことながらーー彼らのようになるための理想的な環境や展開が見えてくる。
 
 要するに私は発明家ではない。勉強法でも子育てを含めた生活の仕方でも何も「発明」はしていません。ただ「発見者」ではあったでしょう。発見して、多少整理してまとめた。それは事実だと思います。
 つい最近、日本でいちばん難しいと認識されている大学生の親はお子さんをどう育てたかという記事が話題になっていました。多くの方がお読みになったかもしれませんね。200人近くの学生を対象にして調査されたようでした。
 
 親が愚痴を言わない、親が怒らない・・・と出ていました。
 これ、何年もまったく変わらないですよ。何をいまさらという感じを少し持ちました。他にも子どもから尊敬されるように(記事には自然に尊敬される生活を送っていたという形で出ていました)とか、ご自身がご家庭で勉強をされているとか・・・ぜんぶ見えていたことだと改めて自信を持ちました。
 自分が見てきた優等生もすごい子ばかりでしたから同じ結論に至るのは当然と言えば当然ですね。
 
 11月に東北地方の公立中学高校から講演のご依頼を受けています。改めてこうしたお話をしてこようと思います。親御さんの気質的な部分だけではなく、子どもたちを頑張らせるための方法論や勉強法についてあれこれ気づいていることがありますから(それもまた発明ではなく発見です)お伝えしてこようと考えています。
 いずれにせよ、拙著「励ます力」がご縁になったみたいで本当にありがたいことです。お声をかけてくださった編集者の方にはいまでも感謝しています。前日も仕事があるので日帰りなのですが、とりあえずきちんとお話してきますよ。
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2016.08.14 00:45

 ときどき次の書籍が出版される予定はないのですか? というご質問をいただきます。講演会のときなどですね。続編を期待していますとおっしゃってくださった方もいらっしゃった。またーー非常に奇特(こういう場面では本当は使わないですね)な方からーー小説を読んでみたいのですが、どうしたら読めますか? というご質問をいただいたこともありました。何かに発表する予定はありますかとか。
 残念ながらとくに予定というものはありません。書籍に関しても小説に関してもです。
 
 小説については私はつねに自分の書いたものに手を入れていまして、またいずれ懸賞にでも応募してみようかなとは考えています。出版社系のものではなく地方文学賞ですね。先につながるものではありませんが、賞金額は大きかったりします。
 何年か前、息子の大学の学費の一部にでもなればと思って深く考えずに地方文学賞に応募したところ最終選考まで残ってしまってびっくりしたことがありました。可能性がまったくなさそうでもないので、どこかで活字になる機会はあるかもしれません。
 
 30代のとき小説関係で出版社とご縁ができたときに、私は自身の後ろ向きな態度を仲間から批判されたことがありました。どうしてせっかくできたご縁をもっと活用しないのか。そういう消極性がチャンスを逃しているのではないか。
 私はそのときこう考えました。そもそも自分が小説を書いているのはーーこれは私だけの理由ですーー徹底的に世間に背を向けたいからであって、世界でいちばん消極的な人間だからこそ芸術活動に励みたいと思っていたのです。売りこみなんかをはじめたら、そもそもの立ち位置からしてだめになると感じていました。
 
 ある意味で正しくある意味で間違っていたと思うのですが、とくに後悔みたいなものはありません。生きられるように生きようということです。
 現在の私は、自分の人生には本当に適切なことだけが適切な分量だけ起きていくと固く信じています。人生に対する信頼をごく簡単に表現するとそういうことになります。いろいろと小さな問題もないではないのですが、それも含めて適切なことが適切な分量だけ起きているという信念は、おそらく私自身の処世術なのでしょう。
 
 ですから今後の予定もーー適切な時期に適切なことを適切な分量だけおこなうことになっていますとしか書けないですね。訪れるチャンスもまた失望も、私にとっては適切なことだけなのですよ。
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2016.06.17 00:48

 本日6月17日でこのブログもちょうど7周年をむかえることになります。ここまで続けてこられましたのはひとえに皆さまのおかげです。心から御礼申しあげます。
 記事そのものは私個人が1人で書いてきましたが、初期のころはそれこそおっかなびっくりの面がありました。直接お話しているのと違って活字の向こう側にいらっしゃる方が見えない。こうやって勉強するといいよというアドヴァィスをさしあげたことで「余計なお世話だよ」という思いをされる方がいないだろうかとときどき考えました。
 
 はじめの半年は「中学受験応援団」というサブタイトルでしたから、中学受験生のご家庭に向けて書き続けました。はじめて100名以上の方が入ってくださった日は「おおっ!」と思いましたよ。Z会ブログランキングの10位にはじめて入れたときも「おおっ!」と思いました。
 いろいろ書いているうちに読んでくださっているのは受験生のご家庭だけではないということがわかってきました。どういう経由だったか・・・闘病中の方のブログに私の記事が載っているのを偶然発見しました。
 
 そうなってくるとちょっと気持ちも変わります。半年が経ちこれからは週に1回程度の更新頻度でいいですよと言われたのですが、闘病中の方やコメントをくださる方のことを考えると継続的に何か書き続けたほうがいいのではないかという気持ちになりました。いいというのは、相手の方のためだけではなく自分のためにもという意味です。温かい気持ちを持つことは生きる意味を明確に示してくれます。自分のような変な人間でも、何かしらお手伝いができるのだというささやかな喜びですね。
 
 読んでくださっている方はどんどん増えてきました。ページビュー数が6万を超え訪問者数が2万を超える月があります。
 こう考えています。私はけっこう占いが好きで、自分でカードを引いてみることがあります。信じているのですか? と訊かれるのですが、盲信しているというよりはたとえば悪い札が出たときに自分の中でどんな変化が起きるか見たいという気持ちがあります。「損をする」という札が出れば「損をしまい」と萎縮するのではなく、いったい私にとって損得とは何だろう? と考えてその日を過ごします。鏡みたいなものですね。
 
 ブログ記事も書籍のほうもそんな風にゆるい予感の風としてに受け止めていただけましたらうれしく思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
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2016.06.08 00:11

 先日、地方の中学高校の役員の方から講演のご依頼をいただきました。「励ます力」をお読みになって私を呼ぼうと考えてくださったみたいです。大変ありがたいことで恐縮いたしました。
 会社の上の者に相談したところとくに問題はないが、こちらの授業とはかぶらないようにしてほしいということでした。お申し出いただいたのがちょうど土曜日で、そこはちょっと授業でうかがえないので非常に残念です。
 
 水曜土曜日曜と私は授業が入っています。それ以外であれば何とかなるのですが、そうなってくると祝日ぐらいになってしまいますかね。
 私は一貫して勉強を頑張ろうということを話しています。勉強を頑張って合格しようだけではなく、「幸せになろう」ということ「幸せにしよう」ということを強調しているつもりです。勉強しなくても幸せになれるでしょう。幸せにもできるでしょう。しかし、何らかの勉強を経たほうがより大きな幸せを与えられる可能性は大きいと思いますよ。
 
 私は35年以上ずーっと現場にいます。現在も中1中2中3生の授業を担当しています。そのことは財産だと思っています。昨年度、事情により中2だけ何年ぶりかで担当しませんでした。途中そのことを非常に後悔した。やはり中1と中2、中2と中3は微妙に違うのです。その微妙さを体感として正確に把握しておくべきだと思いました。
 若いとき変に偉く(?)なろうとしなかったところもよかったのでしょうね。もともと他にやろうとしていたことがあったので、教える「だけ」で十分だと考えていた。現場感というのは大切なので、それでよかったですよ。
 
 中学生ぐらいですと、いろいろなことをやります。常識的にはあまりよくないこともする。たとえばカンニング。私の授業中も漢字テストのカンニングをしている子がときどきいます。解答をこちらにはわからなそうな場所(もちろんわかっています)に置いて、ちらちら見ている。
 ところが、最後までそんなことをする子はいない。どこで気づくかなと見守っています。だいたいは中2時代に気づきます。怒られてやめるのではなく、気づきからきっぱりやめる。あの子も大人になったなとうれしく思う。精神的なしこりを残さないように注意しています。
 
 現場にいるからこそわかることがたくさんあります。この歳でも、授業の空間はまだまだ進化できると思っていますよ。
 
 
 
 
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2016.05.13 00:15

 今年も夏にお話することになりました。私はとくに話上手というタイプではないのですが、昔「勉強が大嫌い」でさまざまな事情から「両親とうまくいっていなかった」人間が、勉強する価値や親子関係が円満であることの意義をお話するところに少しは意味があるかもしれないという気はしています。
 いつも書いていることですが、自分はもともと秀才ではないですし両親との関係が良好だった人間でもありません。コペルニクス的転回(?)が生じるあたりは、ちょっとだけ面白いかもしれません。
 
 とは言え、毎回だいたいは同じ話をしているわけです。子育て。勉強することの価値。そして正しい勉強方法。そうした方法論が劇的に変化するということはありえないわけで、事例を少しずつ変えながら(35年分以上の事例がありますから)お話しています。
 渋谷教室でやる回はおかげさまですぐに満席になってしまいました。もう1回やりますかと訊かれたのではじめは「同じお話になってしまうのでもういいですよ」と答えていたのですが、念のために増設回を設けました。7月2日土曜日の午前。
 
 古典落語みたいなものでしょうかね。同じでも少しずつ細部が違う。
 東京だけではなく、再度名古屋でもやったらどうかというお話がきました。前回楽しんでくださった方が多かったということでしたので、自分としてはぜひもう一度・・・と思っていました。そちらは7月17日日曜日の午後1時からに決定です。サンくん、来られるかい?
 いまでも「励ます力」を持ってきてくださる方がいらっしゃって感激します。書籍を読まれた方のお子さんが教室に入会してくださったこともありました。本当にありがたい。
 
 私はつねに意識しているのですが、自分はいわゆる「メジャー」なものに対して若干の抵抗感を持っています。資質というよりは、おそらく幼いころの何かだと思います。陰の要素が好きなのです。エドワード・ヴァン・ヘイレンよりはミック・マーズ。マーヴィン・ゲイよりはJ・R・ベイリーという感じですかね。
 そういう状況なので、いつまでたってもいわゆる「りっぱな」お話にはならないと思います。思いますが、何かしらささやかな希望の灯だけは感じていただけたらという強い気持ちも持っています。
 
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2016.04.18 10:20

 実話なので多少ぼかして書きます。私は今日までいくつかの塾で教えてきました。1999年にZ会の「社員」にしていただいてからは契約の関係がありますから、Z会以外では教えていません。昔の塾の生徒の何人かとはまだ年賀状のやりとりが続いていたりします。いまいちばん気になっているのは、熊本のある大学で准教授になられている昔の生徒です。天災が相手では本当にどうしようもない部分があり、1日も早く状況が落ち着くことを祈るばかりです。
 
 今日話題にしたいのは別の元生徒です。
 突然手紙が来たのですよ。拙著の感想を書いてくださった。お友だちに配ろうと思って数冊まとめ買いをしてくださったとも書かれていました。どうもありがとうございます。
 彼女にはお子さんがいらっしゃるのですが、Z会の通信をやってくださっています。「体験会でK先生という素敵な方のお話を聞いて」タブレットコースをはじめられたとありました。
 
 このK先生というのは去年まで教室でお仕事をされていた非常に美しい女性です。こういうところできれいだとか美人だとか話題にすること自体品性に欠ける気持ちがないでもないのですが、手紙に「素敵な方」と書いてくださっていたので私も何だかうれしくなってしまいました。仲間を褒められるとうれしいものです。
 彼女の手紙にはこういうことが書いてありました。約30年前、私は彼らにいずれ自分はノーベル文学賞をとると言っていた・・・みたいですね。
 
 みたいですというのは、そう考えたことは確かにあるのですが、まさか生徒にまで話しているとは思わなかった。どういう授業だよ・・・ですね。さらにそのあかつきには皆さんの前でお茶漬けを食べると言っていたそうです。意味がよくわからないのですが、いかにも昔の自分が発言しそうなことだとは思いました。
「励ます力」発刊の記念ですと、彼女は高級なお茶漬けのもとを送ってくださった。
 
 私はじつは彼女たちのはじめての授業を覚えています。学年の最初の授業はけっこう覚えているのですよ。天才か努力家しか成功できないという話をした。当時はよくそんなことを話していました。中学2年生になる彼女は身じろぎもせずにじーっと聞いていた。あのときの自分より現在の彼女は年上なわけで、時が流れました。こうして昔の生徒とも交流が続いていることを喜ばしく感じます。
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2016.02.27 00:22

 私はあるときから半ば意識的に小中高校時代の仲間と連絡を取り合わなくなりました。彼らが私に何か害を加えたとかそういうのではまったくないですよ。私はぜんぶ私立に通わせてもらいましたし、みんな穏やかないい仲間でした。周囲にいわゆる悪人はまったくいなかった。
 美学の問題でそうなってしまったのです。たとえてみれば、あのリッチー・ブラックモアが一時期ハード・ロックは一切聴かないとコメントしていたのと同じような感覚でした。
 
 大学の仲間もそうだったのですが、数年前偶然連絡が来たお話は書きましたね。そのときだけですが、久しぶりにお目にかかりました。どなたとも喧嘩しているわけではありませんから、会えば会ったで自然に楽しく談笑できました。
 おひとりだけ、高校卒業以来連続して年賀状をやり取りしている人間がいます。男子校でしたから男ですね。不思議と言えば不思議。高校3年生のとき私の1つ後ろの席に座っていた真面目な男です。真面目というのは私みたいに、勉強も運動もその他の活動もぜんぶ放棄したりはしていないという意味です。
 
 彼とは高校時代、1度もどこかに遊びに行ったことはありません。お互いの家をたずねたこともない。趣味もまったく違いました。ただ気難しい私に対して、彼は非常にフレンドリーでした。心の広い男で周囲からの人望も厚かった。
 私は年賀状には何か手書きで必ず書くようにしているのですが、今年「励ます力」が出ましたというコメントだけを書きました。万が一中止になるといけないと思って、昨年はその件は何も書かなかったのです。
 
 おととい突然、彼からハガキがきました。拙著を読んでくださったそうです。図書館でひと月も(!)待ってくださった。昔の写真について触れてありました。なるほど高校卒業時からあの写真を撮るまでには4年間しか経過していませんから、いまの私より写真の私のほうがよっぽどリアリティがあるのだと思います。
 昨日、お返事を書いておきました。死ぬまで年賀状を書くよと。不思議な感じですが、こういう関係もいいものだなと思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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