2018.11.01 09:07

 何事にも向き不向きというものがあり、勉強についてもそういう要素はあります。残酷なようですが、何の道でも「きらい」という人は向いていません。お稽古事や部活動で考えればよくわかる話で、たとえばサッカー大きらいと言いながらサッカー部に入ってきたり、ダンスは大きらいと言いながらダンススクールに通いたがる人がいたら、周囲は「いったい何を考えているのだろう?」と疑問を持つと思います。
 新入生が「先輩、ぼくは野球は大きらいなんですけど、どうやったら3割打者になれますか?」と質問してきたら、先輩は怒ると思いますよ。
 
 同じように勉強が大きらいだけれども試験だけ受かりたいとか、大きらいな勉強でトップになる方法はないものかとか、前提自体にむりがあるのです。大きらいなものはなかなか得意にはなりません。ですから、勉強が大きらいと表明している時点で勉強に向かないと宣言しているようなものです。
 こういう部分をもっともっと考えなくてはいけない。不向きであれば不向きであるなりに別の方向で生きていくことができる。大好きなことは逆に向いている可能性があるわけですから。
 
 勉強ぎらいの人がどうしても勉強できるようになりたいということであれば、根本的な部分で勉強に対する見方を改めていく必要があります。その際、全教科に向かっていくのは大変ですから、とにかく1教科だけ(この科目なら苦痛ではない)という教科を見つけてしばらく真面目に取り組んでみることです。
 真面目にというのは、学校や塾で授業をしっかり聞く。予習復習は必ずやる。先生が板書したこと以外でも面白いなと感じた部分のメモをとる・・・というようなことを続けてみてください。好きな科目ではなく好きな先生の科目でもけっこうです。
 
 黙ってじっと机に向かっていられないという人も本当は勉強に向いているとは言いがたいものがあります。画家がカンバスに向かって絵を描きながらじっとしていられないなどということがありえないのと同じことです。
 ですから読書習慣のある人は、いざ勉強をはじめたときに「じっと座っていられる」というだけで大きく有利です。読書そのものが有利に働く面もありますが、環境的に勉強と読書は親和性が高いのです。
 
 人間、好きなことができるのがいちばん幸せですが、全教科が好きなこととはまったく関係ないというケースもまた珍しいものです。まず1教科だけ・・・頑張ってみませんか。
 
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2018.10.19 08:50

 先週の新聞に、ビリギャル(という感じで呼ばれている方は複数いらっしゃいますか?)的な存在だった女性のインタビュー記事が掲載されていました。中学高校時代最低の成績だったのに、大学はすごいところに合格された。
 本当にできなかったとおっしゃっていました。偏差値30台の世界ですね。それが最後は70台まで上がっていった。
 しかしビリギャルという刺激的なネーミングのせいで、うっかり見落とされてしまいそうな要素もありました。
 
 イメージとして、劣等生が一夜にして優等生というスターになったみたいな印象を与えてしまいますが、ご本人は本当に努力したといいます。本当の努力というのは、あなたならどれぐらいのものを想像しますか?
 学校で集中して勉強する、さらに自分で参考書や問題集を勉強する、通信添削を利用する、塾に通う・・・いろいろなレベルがあるでしょうが、その方の場合何と「1日に15時間勉強した」と書かれていました。
 
 いいですか。15時間ですよ。15時間も勉強した。仮に学校に7時間滞在する(ただ学校では勉強だけしているわけではありません)として、帰ってきてから毎日8時間勉強している人がどれだけいらっしゃるでしょう。睡眠時間を6時間確保したらもうほとんど何もできないですよ。
 要するに生活をほとんど勉強にあてたということです。そんなにやっていれば「ビリギャル」という呼称があろうがなかろうが、成績は必ず上がっていくはずです。じつは不思議でも劇的でも何でもない話なのです。
 
 もう1度繰り返します。勉強はあくまでも作業であり、作業を1日のうちに15時間やればどなたでも必ずできるようになる。ビリギャルさんとまったく同じように上がっていかないのは、毎日15時間はやっていないだけであってそれ以上でもそれ以下でもないですね(私は、全員がそうあるべきだと言っているわけではないですよ)。
 昔、医学部に進んだある生徒から、受験前の半年ぐらいは食事しているあいだもずーっと受験関係の本を見ていたので、純粋な食事時間がなかったという話を聞いたことがあります。
 
 簡潔に書けばものすごい「努力の人」にすぎません。ただそれだと世間的にウケない。だからいろいろ刺激的なタイトルをつけるわけですが、本質の部分は見損なわないようにしないといけませんね。
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2018.09.12 07:57

 読解力をつけるための唯一の方法ということで活字を読みますね。ただ「面倒臭いなあ・・・読めばいいんだろ、読めば」というような姿勢では手間はかかっても、肝心の読解力はつかないと思います。読むときには、小さな感想を持ちながら読んでください。大きく主題をつかむことはもちろん大切ですが、それ以前にこまめな感想を持ちこむことが読む行為の過程で欠かせない要素だということです。
 たとえばビタミンという単語が出てきたとしますね。ビタミン不足でどうのこうのと書かれている。
 
 そのときはいい加減に読み飛ばしてしまってはだめなのであって、すぐに自分のこととして考えてみる。自分はビタミン不足ではないだろうか。そもそもビタミンというのは何に多く含まれていたか。何種類ぐらいあったか。緑黄色野菜を摂取するのが一時期流行していたけれども、最近の自分はそういう野菜を食べているだろうか?
 そうしたことをぼんやりでいいから意識する。それでいてすばやく読むのが読解力のつく読み方であり、訓練してほしいところです。
 
 わざわざ理科のテキストでビタミンについて確認するところまではなさらなくてもけっこうです。もちろん興味があれば、読み終わってから調べてみたらいい。読んでいる最中に中断ばかりしていると読み続けるのが苦痛になってしまいますから、とりあえずは頭の中で関連したことを考えるだけでいいですよ。
 そうやって自分に引き寄せて読む。「猛烈につらいことからは逃げても罪にはなりません」という文章を読んだ。そのときは自分にとって猛烈につらいことを考える。
 
 人それぞれぱーっと思いあたることがあるでしょう。そしてそれが「猛烈」と形容されるほどなのかどうか、ちょっとだけ思い浮かべてみる。読み進めながらですよ。読み進めながら、あれ? 著者の言う「猛烈につらいこと」というのは部活程度の話ではなさそうだぞという具合に、常にあれこれ連想しながら読む。肉体のつらさというよりは精神面のことを言っているのではないだろうか? つねにつねに他人ごとにしないで読む。
 
 そういう読み方を繰り返していく以外に読み取る力がつくわけがありません。どうせ別世界の話だろみたいな読み方をしていては、読んでも読んでも単純に数字や記号を読みあげているのと同じで、脳内で映像や思想や概念や面白さがダイナミックに動くことがないのです。
 けっこう読んでいるのに読解力がつかないと嘆いている方は、そのあたりですね。段落ごとにいまのところは何か連想できたかどうか、ちょっと確認なさってみてください。
 
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2018.09.09 01:52

 以前もこの話は書いたことがあります。大昔からさまざまな健康法が存在しますが、早朝の散歩とある程度の日光浴は高い効果があるそうです。最近、日光浴についてはいろいろ悪く言われていますが、多少の日ざしを浴びる程度であればまったく問題ないでしょう。早朝、朝日の中をしばらく歩くのは身体だけでなく心の健康にまで効果が大きいような気がします。
 私自身健康法として意識しているわけではないのですが、どちらかといえば日なたを選んで歩く傾向はありますね。
 
 勉強ができるようになるコツはブログでも何度も取り上げてきました。方法論はだいたい書き尽くしてしまいましたから、あとは勉強しようと考えている方が実行してくださるかどうかだけでしょう。もちろん個々人の自由であり、私の提唱する学習法をまったく利用しなくても優等生になる道はあると思います。
 ブログの右隅に「どうしたら勉強ができるようになるか?」というコーナーがあり、ここには優秀な先輩方の勉強法がつまっています。よろしければご参考になさってください。
 
 ただもっと簡単に教えてよという方もいらっしゃるかもしれません。記事は77回分あり、読むのが面倒だとおっしゃる方も出てくると思います。本当はぜんぶ読んでくださるといいのですよ。
 そこで単純化して書いてしまいますが、いずれは勉強で成果を出そうということであれば規則正しい生活と読書、この2つだけは必ず実践してください。あとのことはゆっくり整えていけばいいので、とりあえずはまずこの2つだけ先行させてほしいと思います。逆に書くと不規則で、活字をまるで読まない生活だと非常に心配です。
 
 先日の文科省の「学力テスト」の結果とご家庭の環境での調査にもこのことははっきり書かれていました。一般的に収入の多いご家庭のほうが収入が極端に低いご家庭よりお子さんの成績がいいという結果が出てくるのですが、「規則正しい生活」と「読書」を心がけていれば、収入に関係なくよい点数がとれる可能性が高いとありました。
 規則正しい生活というのは、さまざまな危険性から私たちを守ってくれているのですよ。守られている当人は気づかないのですが。まあ、そういうものです。
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2018.08.05 00:20

 これから書く話は道徳的な問題として提示したいという気持ちはほとんどありません。単純に「勉強しているのになかなか成績が上がらない」といらいらされている生徒が多いので、こういうところに気をつけてみては? という提案の気持ちで書いています。
 ある優秀な受験生ーー女子ですーーが、先日授業が終わったあとで机の上を注視していました。何をしているのか見ていると、ご自身が使った消しゴムのかすを集めていました。片手に乗せて廊下のゴミ箱に捨てに行く。
 
 感心ですが、そうしたことをしている生徒は彼女1人ではありません。何人もいます。そして、ほとんど例外なく彼らは成績がいい。現在いいというだけでなく、これからまだまだ伸びていくでしょう。私は40年近くこの仕事についていますから、どのようなタイプの子がどう伸びていくのかはだいたいわかります。
 かたやこういうこともあります。授業後、ひどく周囲を散らかす生徒もいる。ペットボトルが床に落ちていたり空のビニール袋が机の周囲に散乱していたり食べかけの何かがそのまま捨ててあったりする。
 
 繰り返しますが、道徳の話ではありません。
 そういう状態で平気でいられる鈍感さが生活すべてに蔓延しているのだということに気づいてほしいかな。塾でこうであれば、学校でも自宅でもご自身の部屋でも、そして頭の中もそうでしょう。散らかっていませんか? 机の上がメチャクチャになっているのではないですか? たくさんの知識がこんがらがっているのではないですか?
 塾の机に残っている消しゴムのかすを注意深く集めて捨てにいく同級生とどれだけの差があるか考えてみてください。
 
 何かしらわざとやっているというのならまだいいのです。男の子がわざと野卑に見せたいとかそういうことであればいい。ただ何も気づかないというのはまずいですよ。鈍感さ、だらしなさみたいなものは当然勉強の中にも忍びこんできます。
 雑に書く、適当に読む、ろくに繰り返さない、とばし読みばかりする・・・これで力がつくわけがない。「やっているのに」という生徒の中にはけっこうこういうケースがあるのですよ。「だらしない生活を送る者はだらしない将棋を指す」というのは将棋の故花村元司九段の至言ですが、勉強にもそういう側面が確実にあります。
 
 本気でできるようになりたいのであれば、生活から直していかないといけません。勉強時間だけ延ばしても「だらしない生活」であれば「だらしない勉強」にしかならないのだということを考えてみてください。音楽をかけっぱなしの散らかった部屋の中でお菓子をぽりぽり食べながらパジャマ姿で勉強しているということであれば・・・残念ながら十分な効果は上がらないのですよ。
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2018.07.29 00:06

 夏休みに作文の宿題が出る学校があります。高校生の方だと夏休みだけあって、作文用紙4枚以上5枚以内というところもありますね。いつもなら1枚半ぐらいで何とか許して(?)もらえるわけですが、長いお休みなのでもう少しじっくり考えて書きなさいということでしょう。
 さすがにそれぐらいの長さになると設計図が必要です。相当書きなれた人なら行き当たりばったりも可能でしょうが、一般的にはちょっと大変ですね。
 
 たとえばーーなんでもいいのですが「将来の夢」というタイトルで出題されたとします。いきなり将来の夢を書きはじめてしまうとおそらく字数が足りなくなるでしょう。ですからそこは構想を練る。
 具体例が増えれば増えるほど内容は濃くなりますし字数も稼げますから、まず過去からどのような夢を持ってきたか整理します。できれば3つぐらい書き出してみる。ケーキ屋さん→美容師さん→学校の先生ということにしましょうか。過去、そんな風に変わってきた。
 
 その1つ1つについて詳細に記述してみてください。下書きはいらないかもしれません。例をあげればこんな感じです。「子どものときの私はとにかくケーキが好きだった。栄養だとか健康だとかにまったく無頓着でケーキさえ食べていれば幸せだったので、どうして人間はわざわざご飯などというものを食べなくてはいけないのか不思議で仕方がなかった・・・」という流れで、ケーキ屋さんになって自分で作ったケーキをお腹いっぱい食べてやろうと思ったというようなことを書いていきます。
 
 ここでだいたい1枚使うと決めておきましょう。2つ目の例で2枚目に入る。3つ目の例で3枚目に入ります。例の中におうちの方がその夢に対してどんなことをおっしゃっていたか触れてみると、ふくらみが出てきます。読んでいるほうも楽しめますね。
 昔からの変遷を書いた直後にすぐに現在の夢を書いてしまうとーー悪くはありませんがーー若干平板になってしまうかもしれません。そこで「将来の夢」というものが少し昔とは意味が違ってきたというような大人の考察を加えてみるといい。
 
 現在の夢がたとえば海外に出て活躍することだとしますね。ケーキ屋さんとどう違うのか。他者のため・・・という視点が加わってきたのではないか。
 昔は自分1人幸せであればよかった「将来の夢」が、現在は自分だけのためではなくなっているという事実が見えてきますね。そういうことを書いてください。大人になったという自覚について書く。それで4枚目ですね。最後に、これからどんな風に努力していまの夢を叶えたいかを書く。そのための受験でもありますね。どう頑張りますか。それで5枚目に入ったと思います。いろいろと工夫してみてください。
 
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2018.07.26 01:19

 夏期講習の季節になりました。私自身が担当する授業は日曜日からなのですが、講習自体は一部すでにスタートしています。今年は異様に暑いので、ちょっと皆さんーー生徒だけでなく、先生や一緒に働く仲間たちーーの体調が心配です。
 今週の月曜日、新宿の電光掲示板で41℃という表示を目撃しました。41℃からすぐ40℃に変わりましたが、異常ですよ。私はこの電光掲示板を10年以上見続けていますが、こんなことはかつてなかった。
 
 いままで最高でも35℃ぐらいだったと思います。
 先生に倒れられてしまうと本当に困ってしまいます。国語であれば私が代理で入ることもできますが、他教科の場合代理で入れる先生を探さないといけない。どの先生も連続で授業が入っているので、なかなか難しいのです。夏期講習中は教室をかけもちする先生もいらっしゃいますからね。
 私自身、講師時代は多少体調が悪くても無理して授業には出てきました。まあ、いまもそうですけどね。
 
 講習に出てくださる生徒たちへの心構えは改めて書くまでもないのですが「ていねいに」「作業をきちんと実行する」に尽きますかね。いい加減にやってはいけない。あたりまえですが、無意識のうちにいい加減になっている方はたくさんいるでしょう。ご本人、悪気はないのですよ。生活の中で、いい加減に作業することが習慣になってしまっている。
 つまり食べるのもいい加減、服をたたむのもいい加減、歯を磨くのもいい加減・・・の延長線上に勉強が存在している。
 
 もちろんこういうのはすごくできるようになりたければ・・・という前提です。そんなにていねいには生活したくないよという考え方が存在していいわけで、雑に生活することが心地よいという生き方を頭から否定するものではありません。
 最近は、若い方が会社であまり出世したがらないという記事を目撃しますが、勉強に関してもそういう発想は若干増えてきているように思います。全力は尽くさず余力を十分残しておきたいということですね。それはもはや生き方や選択の問題です。
 
 ただこの夏頑張ってすごくできるようになりたいということであれば、やはりていねいさは大切です。てきぱきとていねいにやる。てきぱきとできるようになるためには、経験値を高めないといけません。つまり量的にもたくさんこなして慣れる必要があるということですね。
 計画をたててください。塾に行く前、帰ってきてからーー1人のときに、何をしているかが一番大切です。
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2018.06.18 09:59

 勉強については右側の「どうしたら勉強ができるようになるか?」というコーナーにまとめてしまったので、単純な繰り返しになる記事は書かなくてもいいのかなと思っています。それでもたまには勉強の話も・・・
 勉強するというのは、根本的にどういうことなのか。それはやはり作業です。身体を使って何かを実際に「する」ことですね。ですから作業した事実が残っていなければ、残念ながら勉強したことにはなりません。
 
 作業の伴わない勉強時間というのは、勉強しようとしていた勉強するつもりだったというだけになってしまう。運動なんかに置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれないですね。実際に走ったのか走らなかったのか。たくさん走ったのか少しだけ走ったのか。素振りをしたのかしようと思いながら時間ばかりが過ぎていったのか。人より多く動いたのか人より少なめだったのか。全力で投げたのか他のことに気をとられながら投げたのか。汗はたくさんかいたのかかかなかったのか。
 
 相当の違いが出てきます。運動競技が得意になるためには、例外なくたくさん運動する(練習する)必要がありますね。
 勉強はどうでしょうか。ぼーっと机の前に座ってテキストを眺めていたなどというのは、視覚だけは使っていてもたいした作業ではない。運動で言えば「もっとも汗をかかない」練習にすぎません。
 そこはやはり作業が必要で、声を出して読み本文を書き写し辞書をひいてあれこれ調べたうえで手を動かして練習したり覚えたりする必要があります。
 
 すると紙はたくさん使うでしょう。読んでいるときには邪魔になるので他の音源を切る必要(ながら勉強はできないということです)も出てくるでしょう。消しゴムのカスもたくさん出るでしょうし、アンダーラインを何箇所も引くことになるでしょう。色も使うと思います。
 そうしたことを日々の勉強の中で意識していますか? やっているのになかなか成績が上がらないという人は、間違いなくそうした部分が欠如しているはずです。ただ座っているだけでは真面目は真面目でも、効果が乏しいということです。
 
 自習室を活用するとか、身振り手振りをつけて英文を読むなどというのも身体を使っていますからいい勉強だと思います。将来、皆さんの前でスピーチする練習のために・・・といって、教科書の英文を立って身振りをつけて音読している生徒がいました。もちろん将来発表する内容は、中学生の教科書レベルよりはるかに難しいでしょう。それでもいまからイメージしておこうとされる姿勢は、大変すばらしいと思いました。
 
 
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2018.03.23 08:43

 勉強をサボる自由というのはあっていいはずで、サボっている生徒がいてもそうは強く叱りません。私自身がそうでしたからね。この程度でいいという基準が自分の中にあって、その基準より落ちたときのみ勉強するということを心がけていました。つまり基準以上のときに勉強するのはーー他のことができなくなるのでーー損だと考えていた。
 その基準が低すぎるというような注意は周囲の大人から何度も受けました。そんなものか・・・で終わりです。反抗したときもしなかったときも本音はそれだけです。
 
 私みたいな人間はもちろんそれでいいのですが、ときどき「えっ?」と驚くような質問を受けるときがあります。私は全生徒を担当しているわけではありませんが、授業日誌というものがありとくによくできる生徒やとくにサボっている生徒の名前はだいたい把握しています。
 そしてさりげなく声をかけるときがあります。「やっぱり眠くなっちゃうかい?」とか。今年の受験生(第一志望校に合格しました)にもそう声をかけたことがありました。日誌に「よくうとうとしている」と書かれていたからです。
 
 サボっているといっても時期的なものはありますからね。ある程度になると自分からやりはじめるケースが多いですし、そうあるべきだとも思います。叱られて監視されていやいややるのでは、結局どこかで壁にぶつかってしまうものです。勉強するのも悪くないな・・・という気分が沸きたってくる瞬間が、自覚できるかどうかは別としてどなたにもあり、それをご本人に的確につかませる工夫が大切でしょう。
 ところが、サボり気味の生徒が真正面から質問してくることがあります。「どうしたら成績が上がりますか?」
 
 本人、大真面目なのですよ。私も真面目に答えないといけない。「遅刻や欠席が多いのではないかね?」「はい」「宿題をしばしばサボっているね?」「はい」「復習の解き直しはしている?」「あまり」「英語は自宅で何度も音読している?」「たまに」「提出物を先生に提出していないね?(これは日誌ですでに確認してあります)」「はい」「授業中、友だちと気を散らしているときがあるね?(これも確認済み)」「はい」「毎日活字は読んでいる?」「いいえ・・・あまり」
 成績をあげるためにどうしたらいいかわかったかねと質問すると「はい」と答える。
 
 責められない話であって、ご自身が「何となく」の世界に生きていると、サボっている現状に気づかなかったりするのです。ブログを読んでくださっている小中高校生の方の中にもそういう「何となくやっている気分」だけで、じつは提出物は出したり出さなかったり、復習の解き直しはしない、活字は思い出したときだけ読む、音読はめったにやらないという方がいらっしゃるかもしれません。
 成績を本当に上げたいのであれば、すべて「作業を」きちんとやるしかないですよ。それは忘れないようにしてください。
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2018.03.06 01:34

 このお話は以前も書いたのですが、1つの目安にはなりますのでもう1度書いておこうと思います。中学生の方が教科書もろくに読めていないという危機的なお話が新聞に載っていました。中学3年生でさえ4人に1人の方がきちんと読めていない。教科書ですよ。教科書も読めないようでは当然問題集どころではありません。ましてや入試問題が解けるわけがないでしょう。
 難関校に合格したいということであれば、2学年上の教科書が読めることを1つの目標にしてください。
 
 つまり中2なら高1の教科書、中3なら高2の教科書です。抵抗なくすらすら読めるかどうか。それぐらいの読解力は必要になってきます。
 このすらすらというのは時間的なものもそうですし、内容的なものもそうです。できれば面白く感じられるとより好ましい。興味の対象が2歳分ぐらい大人であるということです。ある高校1年生の教科書には「情報とは差異である」という評論が掲載されていました。2学年下の中2のあなたが「難しくてまだよくわからない」ではなく、「なるほど面白い見方だなあ」と感じられるかどうか。
 
 もし難関校に本気で入ろうということであれば、こういうのは「無理です」ではすみません。国語以外で点数をとればいいじゃないかという考え方ももちろんありますが、英語以外の他教科の入試問題はほとんど日本語で書かれています。理科や社会ですとけっこうねじれた文章も出てきます。それをすらすら正確に理解するためには、やはり自分の学年の教科書がやっと読めているレベルでは心もとないのです。大人の見方とか考え方ができるためには少し先を行っている必要があるのです。
 
 そうなるためには「読んで理解して面白がるという道筋」を徹底的に整備していく以外に方法はないですね。読まないで読めるようになりたいということ自体がじつはとんでもなく横着な姿勢なのですが、そこがなかなか理解できない中学生も多いように感じます。塾に通えば国語ができるようになるとか問題をたくさん解けば国語ができるようになるとか短絡的に考えてしまうのですが、そうではなく最低限読む経験を積んだ人が塾に通い問題を解きはじめると成績が上がってくるのです。
 
 運動競技と同じだと考えてください。コーチは必要でしょう。ただ実際にトレーニングに励むのはコーチではなく、あなたご自身です。そこのところは勘違いしないようにしてください。2学年上の教科書がもし難解極まりないと感じるのであれば、相当の決意を持って読む訓練をしてくださったらいいと思います。読むのはもちろんあなたです。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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