2009.10.06 12:50

 今日は私が働いているZ会進学教室・池袋教室について書いてみます。Z会の教室は池袋に二つあります。一つは駅(東口)のすぐ脇にあり、大学受験の高校生、それからやはり大学受験の(つまり高校受験のない)中学生が通ってきてくれています。教室の名称はZ会東大マスターコースといいます(もちろん東大を受けない人でもまったく心配いりません)。
 私が働いているのはそこではなくて、同じ東口でももう少し奥に入ったところです。ビルの六階全体がZ会進学教室なのですが、大きな看板が出ているので皆さんすぐに見つけてくださいます。ここは高校生はいません。全員が高校受験をめざす中学生です。

 ふだんは昼の一時から開きます。ずいぶん遅いですね。でも、夜は九時半ぐらいに授業が終わって生徒が質問に残り、何だかんだで十一時近くになることもありますから、一時開始でちょうどいいのかもしれません。
 社員は私を含めて四人います。お姉さんが二人、数学の先生が一人。布陣は毎年変わりますが、今年はそんな感じです。お姉さんは二人ともとても能力が高く、一人はZ会進学教室の社会科の教材を一手に引き受けています。もちろん先生方と協力してということですが、それにしても地理・歴史・政治経済と何でもわかってしまうのはすごいですね。もう一人のお姉さんは主に事務系の仕事をしていますが、このお姉さんもまた百数十名の生徒の顔と名前をことごとく覚えています。記憶力というより生徒に対する愛情なのでしょう。

 数学の先生。この青年がびっくりするほどの「イケメン」で、女性に大変もてます。具体的に書くわけにはいきませんからこの件はここまでにしておきますが、当然生徒からの人気も抜群で、ある学年では彼が下のクラスを担当しているのですが、複数の成績上位者(女の子)がわざわざ下のクラスにおりてきて彼の授業を受けたがるので困っています。

 先生は夕方近くなってあらわれます。Z会進学教室だけで教えている先生、専門学校や大学などでも教えている先生、翻訳の仕事をしている先生・・・いろいろな人がいます。平均年齢は三十代後半でしょうか。受験指導に慣れた先生と考えると十年以上のキャリアはほしいので二十代の先生はそれほどいません。
 私は一緒に働く人にも先生にもとくに隠し事をしないので教室の雰囲気はとても伸び伸びしています。先生がふざけたりしている生徒を厳しく叱ることもたまにはありますが、そんなときはあとで私がそっと手紙を書いたりしています。

 東京に遊びに来ることがあったらのぞきに来てもいいですよ。イケメン数学青年は金曜日土曜日に必ずいます。公開授業のときも彼(と私)が担当しますから、よろしかったら(中学生の方)青年の美貌を鑑賞にお越しください。
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2009.10.05 12:55

 私は文学部の出身です。一般的に文学部出身のとくに男の人は就職のときに苦労するというような噂があるようですが、どうなのでしょうね。人によるのではないかと思います。
 経済や法律、医学などと比べると文学はあまり役にたたないとおっしゃる方もいます。それはまた一つの考え方ですから、いいも悪いもないでしょう。そういう意見をうかがったときはそうかもしれないですねと返事をしています。

 数年前に近しい身内が亡くなりました。私より三つぐらい年上だったのかな。まだ亡くなる年齢ではありません。彼女は私と違って非常に優秀な人間で、実業の世界で大成功を収めていました。あまりにも成功していたので、私には嫉妬の気持ちすら起こりませんでした。あの人は別世界の人だ。そんな感じでした。
 亡くなったとき、私は葬儀に参加しました。最後のお別れでふと棺のなかをのぞきこむと、彼女の胸元に「星の王子さま」の古い書籍が置いてありました。私はそれを見てある種の衝撃を受けました。

 彼女が「星の王子さま」を愛読していたということは知りませんでした。しかし、たしかにいくら実業の世界で成功していると言っても、こういうときにそれこそ経営戦略の書籍だとか株式の書籍だとか成功法則の書籍だとかを棺に納めるのは不自然でしょう。やはり原点にもどる感じで「文学」こそふさわしいのだろうと思いました。
 それ以来、文学の力というものはやはり大きいのではないかと考えることがあります。と同時にその世界にまったく触れないで成長することは(そういう人も増えてきているようですが)、かなりの損失ではないかという気がします。

 十代で出合うものが人生に大きな影響を与えるのは間違いありません。きっかけは何でもいいと思います。映画の原作だとか読みやすい文学はたくさんあります。はじめに手にとったものが面白いとは限りませんが、ときどき意識的にそうしたものを読むように心がけてみてください。
 ちなみに私なら棺に何の本を入れてもらうだろうと時々考えるのですが、ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」がいちばんの候補です(中学生のときに買った文庫本をいまでも大切に保管しています)。まだ少し先の話だとは思いますが。
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2009.10.04 11:55

 私はこのブログの存在について、自分の教えている生徒や教室の保護者の方にとくにお話していません。深い理由はないのですが、無意識のうちに特定の方だけに偏ったものにならないように・・・という気持ちがあるのかもしれません。
 またブログのおかげで授業をしているときも、目の前にいる生徒の背後に読んでくださっている皆さんの影を感じることが出来るようになりました。教えていて「ああ、こういうのは全国的にも問題なんだろうなあ」と考えたりするわけです。

 今日は、今年はじめての「受験をしない小6生」の授業が池袋でありました。二十名ちょっとの方がいらっしゃいましたが、みんな若干緊張気味でした。その際、全国の皆さんにも役にたちそうなことをいくつか感じましたので、書いておきます。小学生だけではなく中学生の皆さんにも参考になるのではないかと思います。

 ノートをとることと説明を聞くことを両立出来るように気をつけてください。あまりにもきれいに書くことにこだわりすぎますと(女子に多いですね)説明を聞く方がおろそかになってしまいます。
 聞く方に七割、ノートに三割ぐらいの配分がいいのです。忘れないようにノートしているわけですが、やはり授業中に「聞く衝撃」の方がずっとあとに残ります。うちに帰ってノートを読めばいいやではなく、知的な何かと出合う瞬間の衝撃を大切にしてください。その衝撃の積み重ねが人格の内部にまで染みこんでいくと、物の見方ががらりと違ってくるはずです。人間的に大きくなるのですね。

 教室では今日は環境問題について勉強しました。問題は一問も解きませんでしたが、次々と生徒を指名し音読してもらいました。みんな上手でしたが、楽しそうに読む子と淡々と読む子がいます。淡々と正確にはもちろん悪くはないのですが、感情をこめて読む生徒と比べますとやはり中学での評価は落ちてしまいます。「勉強していて楽しい」という感情を教えている側に伝えられるぐらいになると、あなたはいつのまにかすごく出来る人になっているはずです。
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2009.10.03 12:20

 高校生でも勉強をするときはキッチンやリビングでと決めているという生徒はけっこういます。とくに女の子に多いですね。それでは自室では何をしているのかと訊くと、自室は遊び専門だそうです。
 大人なんかでもたとえば地方に出張してホテルの部屋ではあまりにもシーンとしていて落ち着かないので、わざわざロビーに隣接した喫茶室で仕事をされたりしている方を見かけることがあります。そのあたりは人それぞれなのでしょう。

 自室にいると寂しくて落ち着かない、十分ごとにひょこひょこ飛び出してくるというのであれば、いっそのことーー目が届くので安心ということもありますしーーおうちの方がいらっしゃるキッチンやリビングで勉強させてみてはいかがでしょうか。
 実際、そういう子たちの成績が悪いかというとそんなことはありません。集中力というのは単純に人がいるかいないかだけで決まるものではなさそうです。人が多くてざわざわしていては集中出来ないということであれば、スポーツ選手はみなさん集中出来ていないことになってしまいます。
 
 ただやはりテレビはつけておかない方がいいですね。音楽ぐらいであれば流れていても大丈夫でしょうが、テレビは邪魔になると思います。ご兄弟が話しかけるというのも程度問題で、必ずしも悪い方向に働くとは限りません。
 思えば、私が子どものころ自室を持っている小中学生というのはあまりいませんでした。勉強机さえないというご家庭もたくさんあり、勉強はちゃぶ台でという子どももたくさんいました。そういう環境下でも素晴らしく出来る子どもはいくらでもいました。

 勉強が出来るようにと考えて静かで快適な一人だけの空間を大人側は用意してあげるわけです。それが必ずしも子どもにとって勉強をする「最適な」空間となっていないケースがあるのは皮肉な話ですが、そのあたりは柔軟に考えられてあれこれ試されてもよいのではないかと思います。
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2009.10.02 11:20

 今日は自宅からです。
 六月二十五日から毎日欠かさず記事を書かせていただきました。今日でちょうど百日目になります。また、今朝ほど二万人目の方がいらしてくださったようです。読んでくださっている方、いろいろと助けてくださっている方、本当にありがとうございます。
 もともと「長いことこの世界で仕事をしてきたので普通のおじさんよりは子どもたちについて知識がある」程度の人間ですから、そんなに大上段に振りかざしたものや一般の方がびっくりするようなことを書けるとは思っていませんでした。僅かでも何かしらご参考になればという気持ちはずっと変わりません。自分の書くことが絶対的に正しいとはまったく思っていませんので、本当に軽い読み物ぐらいの感じでとっていただけるとありがたいと思います。

 私は自分の子どもを育てているわけですが、何かで迷ったときは「どちらの方がより愛情深いだろうか?」ということを常に考えます。AとBと二つの道があったとき、いくら考えても結局よくわからないので正しいか正しくないか以上に、より親として愛情深いのはどちらの道かという一点で決めてきました。
 結果としてもしかすると親子で損をしているのかもしれませんが、私はまたどんな利益よりも混迷の中で自分が子どもに愛情を抱いていたということの方が大切だと考えていますので、これでよかったと思っています。愛情深くという選択の連続であったことだけは間違いなかったと言ってやれます。

 息子はあまり勉強を好みませんが、調子が悪い身内を頻繁に一人で泊まりがけで見舞ってくれます。その様子を見ていてこういう育て方をしてよかったと考えることがあります。彼はこのブログを読まないのでーーと書いておりましたところ、突然その息子が高校から帰ってまいりました。じつは息子の高校は今日何かイベントをやっているのですが(インフルエンザの関係でそうなりました)、忘れ物をしたとかで取りに戻りました。午後にゆっくり行けばいいと、いま風呂(!)になんか入っております。学校から忘れ物をとりに来たついでに風呂ですよ、風呂! 家内は慌てて昼ご飯を作っています。
 まあ、めちゃくちゃでお恥ずかしいかぎりなのですが、こうやって伸び伸びと育ち何かしら自分に合ったやり方でひと様のお役にたてる人間になってくれたらと思っています。

 これからもよろしくお願いいたします。
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2009.10.01 14:00

「おさえ」として考えている学校があるのですが、あまり偏差値の低い学校名を子どもに言ってモチベーションが下がるのを心配しています。おさえとして受ける学校は直前まで言わないものなのでしょうか?

 ある私立中学(高校)の先生から直接うかがった話です。合格の手続きのときに泣いている子がいる。ときにはお母さままで泣いていたりする。入学式のときでさえ泣き出す子がいる。一人が泣くと他の子もつられて泣き出すので困ってしまう。
 すべて第一志望校に受からなかったので泣いているそうです。この学校がそこまでいやなのかなと心配になると苦笑されていました。その子が入ってきたということは別の誰かを落としているわけで、そんなにいやいや入って来られてもどう対処したらいいのか困惑してしまうというお話でした。

 運悪く「おさえ」と考えていた私立中学に進学してしまったもののご本人もご家庭も愛着が持てなくて・・・というご相談を何度も受けたことがありますが、そうかと言って一般に私立中学から高校受験をするのは非常に難しいので、結局六年間我慢しなければいけないということもありえます。 
 あまりにも不本意な「おさえ」を用意しなければならないのであれば、あえて公立中学校に進んで高校受験で頑張るという手もあります。それが可能であれば学校をしぼりこんでいくことが出来ます。

 そもそも「おさえ」という用語自体、あまりいい響きではありません。出来ればあくまでも「志望校」という用語を使ってあげてください。第一志望校、第二志望校、第三志望校・・・塾の先生も便宜上「すべりどめ」だとか「おさえの学校」だとかという用語を使われますが、ご自宅では「どこの志望校も全力で突破する心構えで、結果的にどこにご縁があってもあくまでも『選んだ』学校なのだから、堂々と胸を張って通いましょう」と言ってあげてください。
 ときどき激励の意味で保護者の方がおさえの学校を「あんな学校しか受からなかったら恥ずかしいぞ」などとお子さんに伝えてしまうケースがありますが、避けられた方がよいのではないかと思います。
 
 最近の私立中堅校はじつにいろいろな工夫をしています。制服を変えたり男女共学にしたり数学の授業だけは毎日実施したり(すばらしい工夫だと私は思いました)実験設備を充実させたり英語だけで英語の授業を進めたり・・・それほど偏差値は高くないもののいい中学(高校)はいくつも出てきました。
 やはり最低限親子で気に入る要素のある中学(高校)だけを受けたいものだと思います。ときどき塾の勧めるままに一度も見に行ったことのない学校を受験されるケースなども聞きますが、それは厳密に言えば対象の学校に対しても失礼であり、万が一進学なさることになったらいろいろと問題が出てくるのではないかと思います。

 仮に第一志望校でなくても、私が道を作る。この中学高校を代表して私が大学入試では結果を出す。だから校長先生も担任の先生も先輩も後輩も、みんなで期待していてください・・・そんな気持ちで通えれば、いわゆる一流校で何となく埋もれてしまうよりはるかに充実した中学高校生活を送れるはずです。
 明るくいきましょう。
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2009.09.30 00:10

 あなたの勉強机の上はどうなっていますか? ちょっと確認してみてください。机の上をきれいにするだけで偏差値が5は上がると生徒にも話すのですが、机の上がめちゃくちゃであるというのは感心しません。勉強をする前に急いで片づければいいだろうと考えているかもしれませんが、そんなことをしていると意欲がそがれてしまいます。
 勉強を終えた時点できれいにするように心がけてください。

 どれぐらいきれいにすればいいかということですが、何もない状態が理想的です。本やノート類はたててあればよいですが、平らに置きっ放して積み重ねたりしないこと。空のコップだとかお皿だとかも乗せておかないこと。筆記用具もまとめて引き出しにしまっておくこと。ペンたて? うーん。中の筆記用具がすべてきちんとしていればいいでしょう。遊び道具の類もーーあたり前ですがーーしまってください。ぬいぐるみだとか携帯電話の充電器だとか、勉強のときに使わないものも机の上からはどかしておきましょう。

 机の上というのは使う人間の心を表していると感じるときがあります。これはもちろん人格のいい悪いではありませんよ。
 外の世界で見ているものが心の中と違えば直したくなります。違和感を感じるからですね。整理整頓を心がけている人は大混乱の机の上を見れば、違和感を感じてどうしたってきれいにしたくなります。心の中と同じ状態にしたいからです。
 逆に大混乱の状態を見ても直さずにいられるということは、心の中もちょっと混乱している可能性があります。違和感がないから大混乱のまま放置出来てしまうのです。

 勉強がはかどるという意味ではどう考えても整理された心の方が有利でしょう。とりあえずは形の上からせめて机の上だけでもきれいにすることを日々実践していけば、やがて内側にも整理整頓の美が定着してきます。
 こういうことは大人に注意されるされないの問題ではありません。これから一生何らかの形であなたは机を使って勉強していくはずです。机の上の状況が自分の心を表しているということをどこかで覚えておいてください。逆に机の上がきれいに片づいているのなら、あなたの心もきれいに整理されているということです。
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2009.09.29 12:57

 人間、毎日毎日何もかもうまくいくものではありません。一生懸命努力していても何から何までうまくいかなくなるときだってあります。勉強や仕事だけでなく、人と人との関係もそうですね。これは大人も子どもも関係ありません。
 そういうとき誰でも一瞬はかっとなって外の世界の秩序を変えようとします。これはこうなるべきじゃないか! と。それでうまくいけばいいのですが、外の世界の力の方が強大でどうにもならないときの方が多いでしょう。

 外の世界を変えられないときは自分の内側を探りはじめます。どうしてこういうことになったのだろう? 原因を考えたり、さらにこんなことからさえ学べることがないだろうか? このひどい状況から自分自身の成長や利益を生みだすことが出来ないだろうか? と考えます。考えるのですから、大騒ぎしながらという人はいません。静かに真剣に考えます。外側に見つけられない答を内側に探すということですね。

 それをはたから見ていて、あなた、なに鬱になってるのー! などと言う人がいます。落ちこんでも仕方がないじゃないかとか、いやなことはぜんぶ忘れてぱーっと盛りあがろうぜ! などと言う人もいます。励ますつもりでそう言ってくれるのでしょうが、内面を真剣に探索している人間にとっては迷惑ではないかと感じるときもあります。

 探索の途中で何かを浄化するために涙を流すこともあるかもしれません。しかし、外の世界の秩序を変えられないときにそうやって内面深く探っていく経験は非常に貴重なものです。
 いちばんまずいのは探索している本人が「こんな風に暗くなっていちゃだめだ」「泣いてしまうようでは負けだ」「もっと強く明るくあるべきだ」と自分を強く責めてしまうことですね。成長出来るいい機会なのですから、今日は暗いじゃないかと言われても、自信を持って探究を続けてほしいと思います。
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2009.09.28 13:46

 先日、受験をしない小6コースの授業がはじまりますということを少し書きました。説明会が終わりましたので、ご報告を。
 どの教室もおかげさまで大盛況でして、とくに横浜教室では(ベテランの平井教室長の話もよかったのだと思います)現時点で受講生が五十名を超えました。皆さん、この種の授業を待ち望んで下さっていたのだなと心強く感じました。

 池袋は二十名程度のお申し込みです。昨年のように教室に入りきらなくて・・・というような心配はないのでほっとしています。各教室に講座を拡大したことで、それぞれご自宅から近い教室にお通いいただけるようになりました。
 授業は来月から始まります。隔週ですし、他教室に振り替える(ある教室の日曜の授業を他教室の土曜にという風に)ことも可能ですからよろしければ是非ご検討ください。講座を受けるまえのテストのようなものはありません。

 説明会のあとで何人かの保護者の方に質問を受けました。その中でいちばん多かったのが、いままで一度も塾に通ったことがないので不安ですという内容でした。この小6コースはむしろそういう生徒の方が多いぐらいなのでまったく心配はいりません。勉強の作法を一から伝授するという位置づけです。
 何度かお話しましたように公立の中学に入ったら、学校ペースでは高い高校に合格出来ません。将来、私立の一貫校生に負けない大学受験結果を残すためには中学に入ってからのスタートダッシュが大切です。

 中学生活開始と同時に学校以外の勉強をはじめる必要があります。通信でという方もいらっしゃるでしょうし、Z会進学教室が近いので教室でと考える方もいらっしゃるでしょう。また科目によって教室と通信を分けてという方もいらっしゃいます。また、普段は通信で、講習だけは教室でという方もいらっしゃいます。
 いろいろなケースがあり、きちんとやればどのやり方でも成功出来ますが、とくに通信でやると決めた場合は絶対にためこまないという強い意志を持ってください。学校が忙しいから、学校がテストだから・・・となってくるといつのまにか公立校のペースに巻き込まれてしまっています。

 まあ、先は長いですからね。いろいろ回り道があってもよいのです。何か出てきたら一緒に考えていきたいと思っています。
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2009.09.27 11:18

 テニスの杉山選手が引退されるそうですね。杉山選手については印象に残る話があります。プロに転向されるとき後援会の方が「せめて高校だけは卒業したら」とアドヴァイスをされたら、ご本人が「そんな気持ちではプロでは通用しません」ときっぱりおっしゃったとかで、まだ遊びたい盛りの高校生なのにすごい覚悟だなと思ったものです(その後、通信制で高校卒業の資格もとられていると思います。なおさら立派です)。
 どんな職業(趣味でさえそうかもしれません)でも本気でやろうと決めたら他のことに時間を割くのは難しいということなのでしょう。

 以前、中高一貫生を教えているときのことですが、ものすごく優秀な男の子(中学三年生)にきみはどうしてそんなに出来るんだね? と訊ねてみたら、彼は平然と「僕ほど一生懸命勉強している人は周囲にいませんから」と答えたので、そう言い切れる自信はすごいなと感心しました。
 高校受験生の非常に優秀な生徒からも同じようなセリフを聞いたことがあります。彼は少し考えてから「結局、人に言われていやいや勉強しているうちはだめじゃないですか」と答えました。彼は宿題の類を忘れないことで有名だったのですが、彼の言葉通りであれば、普通はみんながいやいややっている(そういう気持ちももちろんよくわかります)宿題をすべて「自分から進んで」三年間やり続けたということになります。出来るのは当然ですね。

 何だ、根性論かと軽く見てはいけません。彼らは自分が誰よりもやっているということに誇りを抱いています。その誇りが実力や自信になり、最後まで頑張れたのでしょう。勉学でもスポーツでも何をやるにせよ、自分が打ちこむべきことが見つかったらそれぐらい真剣にやらないと本物の中の本物にはなれないということなのかもしれません。
 本当は自分でわかっているわけです。ですから逆に受験生でもいろいろな活動に手を出しすぎていて、心のどこかで「他の人はもっとたくさん勉強しているよなあ」という弱気な部分が残っていると、自信のなさが悪い方向に引っ張ってしまったりします。

 単純に勉強しなさいという話ではないですよ。スポーツでも楽器演奏でも何でもいいのですが、何か本気で打ちこむべきことが見つかったなら、自分ほど一生懸命やっている人間はいない、自分ほど自らの意志で進んでやっている人間はいないと宣言出来るぐらい頑張ってもらいたいと思います。
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プロフィール

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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