2020.02.20 15:19

 見えているようで見えていないことというのは大量にあります。志望校、就職先、結婚相手、信用できる対象・・・そうしたものが見えているようで見えていない。だから、学校や会社を途中で移ってしまったり(それが悪いという意味ではまったくありません)、厚い友情や婚姻関係が途切れてしまったりもするのです。
 ある意味で仕方のないことではあると思います。ただそうしたことがなぜ起きるのかということは少しだけ意識されていてもいいかもしれません。
 
 だいたいは事実を自分の中でねじまげて解釈してしまうところからスタートしていますね。つまり好きになった人を「何から何まで」いい人であると決めつけてしまう。行きたい学校入りたい会社を「何から何まで」すばらしいところであると決めつけてしまう。物事をうまくいかせるためには大きなエネルギーが必要で、そのエネルギーは「どうしても手に入れたい!」という熱意が原料になりますから、強い憧れは必要でしょう。ただそこに多大な幻想を抱きすぎると、ちょっと心配でもあります。仮に合格できたり入社できたりご結婚なさったりしても、そこからもかなりの努力が必要だからです。
 
 別の進学先、別の会社、別の方とご結婚されたときとまったく同量の努力がなされなければ、絶対にうまくいかないと思いますよ。夢が叶った! ではないのです。人生自体が終わりではないですから、これからますます頑張るしかない。つらいことも大変なこともくじけそうになることも大量に出てくるでしょう。
 そういったことを考えるにつけ、この学校に入れなかったら何もかもすべておしまいだというようなことは絶対にないと思ってください。入れたらもちろんうれしいですが、万が一入れなければ次の手段が必ず出てきます。
 
 こういうのは個人情報になってしまうのではっきりとは書けないのですが、いわゆる「第一志望校」に落ちてしまったけれどもその後頑張って夢を叶えたという生徒は、数えきれないほどたくさんいます。高校受験で第一志望校ではなかったのに第一志望の大学に合格できたという生徒もたくさんいますし、第一志望の大学には届かなかったけれども、就職だとか将来設計は理想通りにいったという生徒もまたたくさんいます。もっとも、そこもまだゴールではありません。
 
 永遠に夢を叶え続ける過程が人生です。そしてまた夢というのは学校名や職業名だけではなく、あなた自身に帰結していく要素が必ず出てきます。どこの学校、どこの職場、どの環境下においても、あなたがどんな人になりたいのかということこそが重要です。学校や職場の名前によりかからなくても「すごい人だ!」と感嘆されるような人間がいるもので、あなたもそうなってくださったらいい。
 試験場にはウエットティシューを持っていかれると便利です。甘いものも持っていくといいかもしれない。すぐ溶けるチョコレートとかですね。
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この記事へのコメント

  • 1, 前田さん 2020.02.21 17:44
    ブログを毎日の幸せのひとつとして、大切に読ませていただいてます。
    子供に伝えたい事が
    書かれていたので、また
    そっと机の上においておきます。文章で表現するのは難しく先生のブログや本からたくさん学びました。色々な人に先生の言葉が届きますように。
    いつも有難うございます。
  • 2, 長野先生さん 2020.02.22 10:58
    前田さま

     こんにちは。
     こちらこそ、いつもありがとうございます。あと少しだけ続けますのでよろしくお願いいたします。
  • 3, 真澄さん 2020.02.22 15:57
    こんにちは。
    僕のこと覚えてますかなんて言うのはすごく身勝手な質問なのかもしれませんが、3年前の高校入試の時に何を思ったか接着剤で色々なものを机にくっ付けたことがあるものです。あの事はほんとに反省しています。ごめんなさい。
    長野先生が今月いっぱいでお辞めになると聞いて、たいへん驚いています。
    今僕は海外留学をしているのですが、夏休みで日本に一時帰国しています。色々とお話したいこともあるのですが、お時間があればぜひ会いたいと思っています。
  • 4, 長野先生さん 2020.02.23 00:23
    真澄さま

     こんばんは。
     あれは芸術作品だったな。
     私は土日は渋谷教室に来ている。適当に連絡をください。どうもありがとう。
     

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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