2019.08.21 00:43

 講習期間中、先生方が講師卓で質問を受けているのですが、ときどきどうなのだろう? と感じるときがあります。先生方の声が聞こえてくるのですよ。たとえば「そこからはもう自分で考えなくちゃ」とか「そんなところまで教えてもらおうと期待していたらだめだよ」とか「やり方がわかったのだからあとは自分で進めてごらんよ」とか。
 要するに、何でもかんでも最後まで答を教えて・・・と依存しすぎる質問が案外多いということです。
 
 科目はやっぱり数学が多いですかね。「これ、授業でやったのにどうして聞いていなかった?」とか「復習していないからやったところを順番に忘れていっているじゃないか」とか、心配になるような会話が聞こえてくることもあります。「自分でも考えようという意志を持ちなさい」というのもあったな。
 質問をしないよりはしてくださったほうがありがたいですが、自助努力を欠いた質問ばかりだと、やはり先に行ってどうなのだろう? ということはありそうです。
 
 国語でも「何が何だかわからない」という要領を得ない質問が来ることがあります。「この文章、わけがわからないんですけど」という。根本的な問題はその文章がどうこうではなく、読み手がその文章を理解できるレベルまで成熟していないというところにあります。こういうものがすらすらわかるようになりたいのであれば、日々の生活で同レベルのものを読みこなして訓練するしかない。具体的には・・・と話を続けるのですが、そこはまだ中学生なので「もっと楽にぱっとわかる方法はないですか」と言う。
 
 それは無理だろう。サッカーだって楽器だって日々訓練に訓練を重ねて何とか上達していくのに、勉強だけ「ぱっと」上達することはありえないと思わないか? と話すと納得はしてくださるものの、納得だけで終わってしまう。そしてまた「わけがわからないんですけど」と嘆く。
 質問したときにーーどの教科でもーー先生がこういうやり方をするといいよと勉強方法まで示唆してくださるときがありますね。それを面倒がっている生徒が多い。それでは何のための質問なのかわからないですよ。
 
 解答以上に「どういう方法論で勉強するか」ということは重要なはずです。質問者の状態を見て先生はアドヴァイスをされているわけですが、当然「復習しなさい、練習しなさい、努力をしなさい」ということになってきますね。そこは大変だからといい加減に聞き流してしまっては、いくら答を教えてくださいという質問をしてもいまひとつ実りが乏しいように思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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