2019.07.20 06:12

 世の中を見ていて自分があまり好きではない生き方(?)がありますね。これは善悪とは違う意味です。たとえばすごく卑近な例で言えば、ご飯は食べずにお菓子だけで生きているような方がいます。私はあまりそのような食生活は好まないので、その方がどうこうではなく自身はそういう生き方を選択しなかったなと実感することができます。
 そして私自身が「間食よりは、きちんとした食事をしたい」人間であるということに気づきます。
 
 つまり自分とはまったく相容れない(だからといって嫌いであるとは限りませんが)他者の存在が、私がどういう人間であるかということを思い出させてくれる。これはすごくありがたいことだと考えています。
 そうした他人の存在なしでは、ひょっとすると自分のことが十分理解できなかったのではないかとも考えます。ああはなりたくないとか、ああはとてもできない、やりたくないという行為や言動を意識することで真の自分がわかる。
 
 私にもあまり好きではないタイプの音楽というのがあるのですが、それがどうしてなのか考えると、いろいろ面白いことに気づいたりもします。世の中で、ものすごく売れている。何十年も何十年も売れ続けている。ところが、自分は1回もいいと思ったことがない。音源を買ったこともないし、試しに聴いてみようという好奇心さえ湧いてこない。
 そこまでかたくななのは異常であるような気もします。かたくなになるところに何かしら「自分」の秘密があるのでしょう。
 
 小説やタレントさんや政治家なんかでもそうです。あまり好きではないタイプが存在する。作品やその人物に非があるのではなく、私の中のおかしな部分が発動してあれは好きではないと思わせる。その発動する部分に何が隠されているのか。
 だからこそ私自身が気をつけなければならないことも少しずつ見えてくる。自分にはとてもできそうにないので、どこかに嫉妬心があるのではないか? というようなことも反省する。
 
 自分自身を知ることは大切ですね。生きてきて、とうとう自分のことがよくわからないまま何となくふわふわ過ごしてしまう一生もありえます。みんなと同じようなことをやってきた。何となく「人並み」ということだけで安心していた。勉強や仕事もそれなりにした。楽しいこともそれなりに経験した。だが、本当に「私」になりきっただろうか? ということですね。
 自分の苦手なものを観察することで、得られるものはとても多い。単純に目をつぶるのではなく、よく見てみるとよいと思います。
 
 
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この記事へのコメント

  • 1, ゆじんさん 2019.07.29 22:36
    ずっと気になっていること(学んでみたいこと)があり、挑戦してみたい!挑戦してみよう!と思いつつ、まだ一歩が踏み出せていません。
    お金をかけて勉強してみても、勉強したことを活かせるのか自信がない。
    身近で長年尊敬している人の技術を目の当たりにすると、私がやろうとしてることがとてもちっぽけなことに思えてしまうこともあります。
    そんなこんなで、この数ヶ月悶々としていたので、「自分自身を知ることは大切」の一文にハッとしました。
  • 2, 長野先生さん 2019.07.29 23:17
    ゆじんさま

     こんばんは。
     旅の価値は目的地にあるのではなく、旅をする過程にあるものだと思いますよ。過程であなたが何を感じ、何を得るかが大切なのであって、結果みたいなものはある意味おまけでしょう。たとえば存在には「目的」なんかないですよ。存在し続けることだけが真実でしょうから、やりたいことは成果や目的を忘れてなさることです。
  • 3, ゆじんさん 2019.07.30 08:43
    長野先生
    返信ありがとうございます。
    学ぼうとしているのは自然療法なんですが、主人に話した時「そんなこと勉強してどうするの?そもそも怪しい」と否定されて、反論する気にもなれずにいました。1番身近な家族とはいえ、私の人生だから、自分の気持ちを大事にすればよいのでしょうね。
  • 4, 長野先生さん 2019.07.30 23:01
    ゆじんさま

     こんばんは。
     そうです。学びたいことを学ぶことに意義があります。学ぶ内容以上に、何かにひかれ、そのことをくわしく知りたいと努力するところに尊さが生まれるものです。他の方がどうおっしゃってもあまり気になさらずに勉強されるといいと思います。

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35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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