2019.04.25 01:27

 先日、納骨のときにこういうことがありました。私はこの件に関して、超常現象が起きただの何だの、大げさな話を書きたいわけではありません。人間はささやかな物語に支えられながら生きていくものだということをお伝えしたくて書いています。それが人間の強みであり、犬猫ではこうした物語は思いつかないだろうと考えるわけです。
 納骨は少人数でやりました。うちが3人家族、妹のところが2人です。あと親戚の方が3人いらっしゃいました。
 
 私は昔から真面目な式は生理的に反発を覚えて、真剣に参加できないことがよくありました。いまでもそういう部分はあり、何でもいいから早く終わってくれないものかとばかり考えていました。
 お墓の前で30分ぐらいでしょうか。お坊さんがお経を唱えたり、何かしらありがたいパフォーマンス(これは面白かった)を披露してくださる。このお墓には私の弟(水子でした)だけが入っていました。そこに父と分骨された祖父のものが今回追加されました。
 
 若い時代みたいに爆笑しそうになることはありませんでした。そんなには面白くなかった。ただ私はそこそこの炎天下で、別のことを考えていました。このあとみんなで食事をすることになっているが、そこでビールを飲んでいいものだろうか? ということです。
 墓石屋さんで食べることになっているのですが、確かにビールがあった気がする。ただ皆さん(車の運転などがあり)飲めない状況下で、私1人だけそんなものを飲んでいていいものだろうか? という気持ちですね。
 
 結局、まあいいかということでお弁当を食べながら私と息子(ふだんアルコール類を飲まない息子は、私が飲みやすいように気を遣ってくれたのだと思います)だけ飲んだ。さらに飲みたい気はするもののこれ以上はむりかなと考えていたところ、私のお椀の底に小さな亀裂があったらしく卓上に液体が広がっていくではないですか。お店の方に取り替えていただいたら、お詫びにと缶ビールを1つ持ってきてくださった。
 どなたからともなく、きっとあの世にいる私の父が「もう少し飲みなよ」と配慮してくれたのですよとおっしゃった。
 
 あの世からの通信があるのかどうかは疑問ですが、そういう物語を作るのはやはり人間だからでしょう。缶ビールの種類が、最近私がいつも限定的に買っている種類のものだったのは私自身も少しだけ「え?」という不思議な気持ちにはなりました。あれこれ物語に支えられ、生きているうちは生きていこうと思います。
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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