2019.01.26 07:00

 渋谷教室で教室長をさせていただいてからもうすぐ丸8年になります。この2月まで継続したところで、8年間ということですね。それ以前、池袋教室にいたのが丸7年間でしたから、いつのまにか池袋時代より長く勤め(この場合務めかな?)させていただいたことになります。
 中学生や保護者の方との関係は、どこでも同じと言えば同じです。これが東京と大阪みたいに距離が離れてくるとそれなりに違いも出てくるのでしょうが、池袋と渋谷ではそうは変わりません。
 
 街そのものとしては、私は池袋のほうが愛着があります。最近の渋谷はどんどん変わってしまうので、落ち着いて歩けない感覚があるのです。のんびり散歩する気持ちにはなれないですね。お店の変遷なんかも渋谷のほうが激しい。8年間のあいだに何度変わったのだろうという店舗もあります。
 渋谷はやはり圧倒的に若い方が多いですね。どの地域に行ってもそう感じます。例のハロウィンの日なんかは本当に大騒ぎですが、私にはあまり関係ないですね。
 
 教室は、おかげさまでうまくいっています。何をもって「うまくいく」と呼ぶのか難しいところがあるのですが、要するに通ってくださっている生徒自身がどれぐらい楽しんでくださるかということがいちばん大きい。さらに保護者の方がどれぐらい安心されているか、あるいは教えている先生がどれぐらい落ち着けるか、さらには教室に関係しているーー自動販売機の業者さんや清掃をしてくださる方などーーがどれぐらい気分よく仕事をしてくださるか・・・ということです。そうした空間の演出がいちばんの仕事だと考えています。
 
 生徒はときどきこういうことを口にするわけですよ。「安心して授業を受けられるとほっとする」教室を預かる人間は相当考えなければならない問題で、彼(あるいは彼女)自身は大人しく成績のいい子でいつも褒められていたとしても、他の生徒が同じ教室内で強い叱責を受けたりするとそれなりに大きなストレスを感じるものなのです。ときにはひどく調子が悪くなりもする。
 そうしたご自身に起因しないストレスも、できるだけ生徒たちが受けないようにとはつねに心がけてきました。
 
 柔らかい空気を演出することはさほど難しいことではないのですが、柔らかい空気を保ったままいい成績を残し続けることはじつは非常に難しい。見せかけだけではないホンモノの愛情がないと、むりではないかと思います。それは集団でも個人でも同じことです。
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この記事へのコメント

  • 1, Mさん 2019.01.26 10:48
    いつも素敵なメッセージをありがとうございます!

    受験生の母です。
    わが子に対してなるべく平常心で接していますが、入試が迫ってきて本人はかなりの緊張があるようです。
    第一志望の高校は今の時点で8割以上の合格率なので、私自身は安心して見守っているのですが、本人は時にかなりの不安を感じるようです。
    特別な雰囲気にならないようにしていますが、正直、私が普通の雰囲気がわからなくなるときがあります。
    励ましつつ食事や夜食には気を配っていますが、こんな感じで柔らかい空気を作ることができているのでしょうか?

  • 2, Z進卒業生の母さん 2019.01.26 11:26
    こんにちは、はじめまして。

    お教室の雰囲気は本当に影響が大きいと思います。
    本人は成績がとれていても、「今年の〇〇教室の実績は最低だ」「例年上位に何人いるのに」など連日言われ萎縮していきました。
    本人の弱さなのでしょうか。
    現在は厳しい言葉に耐性がつき、家族が驚くような冷たい事も言うようになりました。
    どちらが良かったのか考えてしまいます。
  • 3, 長野先生さん 2019.01.26 23:00
    Mさま

     こんばんは。
     それでいいと思います。受かるとか落ちるとか、いいとか悪いとか、いろいろあってもあなたへの愛情はまったく損なわれることがないという意志表示ですね。それだけお伝えいただければけっこうです。
  • 4, 長野先生さん 2019.01.26 23:05
    Z進卒業生の母さま

     こんばんは。
     教室によって雰囲気は多少違うのかもしれませんね。渋谷教室はわざと「ゆるく」しています。勉強も文化の一種ですが、文化というものはゆるさの中からしか開花しないように自分には思えるのです。歴史的にはそうですからね。生徒がときにははめをはずせるような余裕は大切だと考えています。ただ個人的な見解であり、人さまに押しつけたいとはまったく考えていません。
  • 5, Mさん 2019.01.27 10:23
    長野先生、コメントをありがとうごさいます。
    本当の意味で私は見守っていなかったかもしれません。
    目先の事より、子供の素敵な将来を想像して過ごそうと思います。
  • 6, 長野先生さん 2019.01.27 23:59
    Mさま

     こんばんは。
     この瞬間からのスタートがつねに尊いですね。人は皆、そういう気持ちで生きるべきだと思います。
  • 7, 長野先生さん 2019.01.28 22:07
    コメントをいただいた方

     こんばんは。
     先生もまさに命がけみたいな部分があるのでしょう。そういうエネルギーがお嬢さんの中にもチャージされたと思いますよ。
     私も先月は火葬場から直行して授業を担当しました。今月は家内の手術日に授業をしています。代講は出しませんでした。
     いちいち生徒たちには言わないのですが、こういう気持ちが天に伝わってくれたらいいとはちょっと考えるときがあります。

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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