2018.09.03 08:09

 昨日の朝も東京地方にはけっこう雨が降っていました。自宅(マンション)から道路に出る際に外階段を下りていく方法とエレベーターを使って玄関に出る方法のふた通りあるのですが、昨日は玄関から出ました。
 玄関を出たところに軒先の部分があり、そこで傘を開きながら深呼吸した。すると雨の香りとでもいうのでしょうか、いい感じで鼻孔内に流れてきました。さあ、これから雨の中を歩くぞという感じですね。どうせなら楽しみながら歩くぞということです。
 
 ほんの一瞬でいいから姿勢を決める。
 飲食のときもそうです。どんなに忙しくても食べる寸前というのは絶対に存在するわけで、漫然と食べはじめるより「さあ、この食べ物をおいしく食べるぞ!」と改めて覚悟を決めたほうがおいしく感じられるものです。
 大人の方なら会社が終わっていつものお店にどなたかと飲みに行く。そういうときも改めて「今日はふだんとちょっと違う感じで注文するぞ」とある種の期待を用意するだけで充実感は明らかに増してきます。
 
 皆さんの勉強にもそういうところがあります。学校や塾の休み時間、最後の1秒まで暴れていたり遊んでいたりするとなかなか次の授業に入りこめない。そうではなく、10分の休み時間の最後の1分だけはテキストやノートを用意して「何かしら授業中に面白いものを見つけてやるぞ」と覚悟を決める時間を持つと、スタート時点からずいぶん違ってくるはずです。
 物事には何でも儀式めいたものが存在しますが、儀式のために儀式が大切なのではなく、本来は本題を有効につかむための準備運動的色彩が強かったのでしょう。
 
 個人的な「いただきます」にしても「特定のお祈りにともなう所作」にしても「始業時のミーティング」にしても人と人が顔を合わせる「こんにちは」にしても、形だけやればいいんだろう的なやり方では本来の目的を果たせていない。いただきますを行ったのであればあとの食事は穏やかでおいしくならなければおかしいですし、祈りの儀式を行ったのであればお祈りが有効にその人の心を和らげるものにならなければ意味がないわけですよ。
 
 心をこめれば、ほんの数秒でも違ってくる。これから読むぞとか食べるぞとか弾くぞとか学ぶぞとか走るぞとか・・・時間の長さではない。姿勢は一瞬で変わります。ただその一瞬を取り入れている人間とそうしたことに気づかない人間がいて、前者のほうがはるかに得をしていますね。
 物事をスタートさせる前の、高揚していく瞬間をつかむ姿勢をどうか大切になさってください。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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