2018.08.21 07:31

 はじめにばかばかしい例をあげますが、それが伝えたいことではありません。仮にあなたがうんとかっこいい不良になりたいとしますね。どうしますか? おそらくいまのままでは、うんとかっこいい不良にはなれないと思います。
 いろいろ変えていかないといけないでしょう。悪いことをする? その程度で、うんとかっこよくなるものでしょうか。何かしら悪いことをするだけでなく、服装とか言葉遣いとかもいまとは変えないといけないでしょう。
 
 平和主義だとか博愛主義、早寝早起き健康重視・・・なんかも「かっこいい不良」の日常としては不自然かもしれません。かっこいい不良が「喧嘩は絶対だめ」とか「お酒もタバコも健康を害するので一切敬遠しております」と宣言したら、何となく軽く見られてしまうような気がします。
 要するにかっこいい不良というのは、悪いことをする=不良というだけでなく、全生活全人格を傾けて「本質的な不良としての何か」に進化していかないといけないということです。小手先だけでどうこうできるものではないですよ。
 
 少なくとも「ホンモノ」は小手先だけではない。
 ときどき生徒が、内申をあげたいと相談に来ます。「点数はけっこうとれているのですが」というケースが多い。とれているのに3しかつかない、あるいは4がつく。自分より点数が下の人が5をもらっているのにという相談もありました。
 つまり点数だけはとれていてもあなたはまだ5をもらえるような「かっこいい優等生」にまでは進化していないのかもしれません。かっこいい不良になるのと同じです。その程度の挨拶でいいですか? その言葉遣いでいいですか?
 
 Z会進学教室では夏期講習中に生徒に授業についてのアンケートをとります。自由記載ですから何も書かなくてもいい。名前も必ずしも記入しなくていい。中学生時代の私だったら(優等生ではないですから)、殴り書くかあえて白紙で出すような気がします。事実、そういうアンケート用紙もいくつかありました。
 かたや記名されたうえにていねいな記載がなされたものもありました。ぜんぶの先生に対して授業の長所とともに「またご縁があればよろしくお願いします」と達筆で書いてくださった生徒がいた。
 
 しかもこの子は中1です。12歳13歳で、強制されなくてもそういうことができる。成績もーーあまり書くとわかってしまうのでぼかしますがーー常に上位に定着しています。服装や挨拶なんかも本当にきちんとしている。要するに生き方全体の問題であり、全人格が「かっこいい優等生」を指向しているということです。
 部分の成果だけで全人生が変えられるものではないのですよ。悪いことだけしてホンモノの不良にはなれないように、勉強だけしてホンモノの優等生にはなれません。
 
 全人格をかけてそちらに傾倒していく愛と信念が必要です。不良に対しても優等生に対しても、なりたいものに全面的に賭けていくだけの愛がないと。愛という言葉は安易に使うと陳腐な感じになりますが、いまの私たちの生活は私たちが心の底で無意識に愛しているものが具現化しているとも思いますよ。怠けることを愛していれば怠け者になるでしょうし、お金を愛していればお金を集める人間になるでしょう。逆にその程度の愛ではたいした変化は起きないということもあります。さて、どうするかということですね。個々人の自由選択ではあると思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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