2018.04.22 02:04

 いわゆるディープな何とか・・・というのがよくありますね。一般の方がいらっしゃらないようなところをうろうろする。うろうろしてどなたかに報告する。場合によってはそれをインターネットで流す。
 興味を持った方ーーこれは当然一般人のほうが多いわけですがーーが面白がってその地域に出かけて行く。場合によってはその地域がブームになる。するとあたりまえですが、ディープさは減退しますね。
 
 私が赤羽に行きはじめた前世紀は、まだいまのようなブームになっていませんでした。ですから、たとえばあるお店では新しいお客さんが入ってくると「何々さんの横には座らせないように」などとひそひそ声の司令が出ていたりしました。何々さんはどうも酒グセが悪い。お店のご主人はそのことを熟知していて、アルバイトの方にこっそり指示するわけです。
 逆に言うと、多少問題のある方も複数いてお店は維持されていたわけです。朝から堂々とアルコール類を飲むこと自体、当時は珍しかったかもしれません。
 
 大阪のジャンジャン横丁(ジャンジャン町ともいうらしい)というところも、1990年ごろ平日の昼間はそれほど人がいませんでした。私は飲食関係ではなく、将棋関係であの地域に興味を持ちました。
 最近はすごい行列で有名な串カツ屋さんも、いつでもふらりと入れました。ふらりと入って・・・隣に外国人の親子が座ったことがあります。外見はアフガニスタンとかあちらの方面の方に見えた。父親と10代のお嬢さんと。
 
 注文の仕方がわからないのですね。どちらかというとお嬢さんが主導権を握っています。どなたが食べてもいいキャベツにお父さんが手をのばした。するとお嬢さんは勘違いして、それはこの人のもの! と私を指さした。英語を使っていなかったので私もどう伝えたらいいのかよくわからなかったのですが、身振り手振りで「フリーだ」と示すと安心されたみたいでした。まさかとは思うのですが、お嬢さんが働いていてお父さんを呼び寄せた?
 そんなことが起こりうるような、それこそディープな空間でした。
 
 それが家族旅行をした1999年には串カツ屋さんに行列ができていましたから、ずいぶん変わりました。赤羽にしてもジャンジャン横丁にしても観光化してしまうとちょっとつまらないですね。私も所詮観光客にすぎないのですが、そういうことをちょっと考えます。
Tags :
幼児・小学生
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

この記事へのコメント

  • 1, 働くままですさん 2018.04.22 08:07
    武蔵小山とか二子玉川とか、東京オリンピックに向けたどこも再開発で、いわゆるディープな”裏通り”がなくなってしまって、味気ない町ばかりになってしまっています。寂しいです。
  • 2, 長野先生さん 2018.04.22 08:18
    働くままですさま

     おはようございます。
     武蔵小山はディープであるという話を聞いていて、行こう行こうと思っているうちに開発されてしまいました。お店はまだいくつか残っているようですね。

印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入されます。

名前
URL
Mail
コメント
画像

画像認証 :

※表示されている数字を半角で入力してください。

 

トラックバックURL

トラックバックURL
【トラックバックにつきまして 】
Z会ブログでは、トラックバックにスパム対策を講じております。
Z会ブログの記事へトラックバックを送信する際には、トラックバック元の記事の本文中に、トラックバック送信先の記事の「ページURL」を記載してください。「ページURL」が含まれていないトラックバックは受け付けできません。
なお、一部のブログやサービスからのトラックバックは受け付けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2020年02月   >>
            01
02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

新着記事

月別アーカイブ