2018.04.21 07:20

 世の中、次から次へと考えさせられる事件が起きています。私なりに感想を持ちますが、道徳だとか規範だとかの問題というよりもうちょっと深い部分での何かなのだろうという気がします。
 若いときーー人間関係男女関係に限らずーー愚かなことはたくさんするわけですね。愚行がただの1つもなかったという方は素晴らしいと思いますが、場合によっては大人しくされすぎたのかもしれません。本来の可能性よりこじんまりまとめてしまったのだとしたら、ちょっともったいない。
 
 一般的には愚行の中で何かを学びますね。そもそも人を好きになるのに、とくに教養はいらないでしょう。どのレベルで好きになるかという問題はありますが、ともかく好きになるのはたいして難しくない。ただいざおつきあいということになると、相当な教養が必要になってくるでしょう。それは学ばないといけない。
 この教養というのは常識だとか世間体だとかルールだとかというのとはまた別種のもので、あくまでも個としての教養ですね。そうしたものが試されくると思います。そしてそれはまた一流大学を出たというようなことだけでは、なかなか身につけられない何かなのでしょう。
 
 深い教養がないと、ついつい品性を疑うような言葉や行動が出てきてしまう。恋愛についての定義はそれぞれ違うでしょうからそれをどうこう論じる気持ちはないのですが、たとえばAさんがBさんを好きになったとして、関係をスタートされるときにAさんだけの倫理観人生観で押し通したらだめなのであって、Bさんがどんな恋愛観なり人生観なりを持っているのかということを声高に議論するのではなくーーそんな恋愛は不自然ですねーー察知するというか洞察するというか、とにかく自分なりに解釈し理解して考えないといけません。
 
 そのうえで違和感があれば、相手のいやがらない方法で自分の好みの方向に導いていく。いろいろ努力してもどうしてもお互い納得がいかないということであれば、それはもう恋愛観人生観が違うわけですから、深いおつきあいにならないほうがお互いのためであるということでしょう。
 立場的に優位だからそのうち何とかなるだろうという感じでは情けない。もっともそれは他者が指摘するようなお話ではなく、ご自身で情けないかもな・・・と気づけるかどうか。そのあたりがそれこそ教養ですね。
 
 昔の男性優位社会のふざけたことわざ(?)に「いやよいやよもいいのうち」などというとんでもないものもありましたからね。ただ当時のそうした社会でも、教養のある方はたくさんいらっしゃったでしょう。時代が年代がということではなく、それぞれご自身がどういう方向で生きているかということだけだと思います。
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この記事へのコメント

  • 1, はるママさん 2018.04.21 15:16
    きっと先生の言っているのはあのことだろうなと
    想像がつきました。
    また、扱いにくい話題をさらっと書かれていて
    面白く読ませていただきました。

    男性と女性の思考回路はちがう脳なんですね。
    まあ個人差なんでしょうけど。
    かくいう私も若かりし頃、慕っていた上司が
    途中から、恋愛感情をしめしてきて、ぎょっと
    しました。

    ある程度に年齢がいっても、そういう方面は
    消えないものなんですよね。

    かくいう私も、昔は情熱タイプの男性が好みだった
    のですが、結局結婚したのは安定していた男性
    でした。今、子供も思春期まっさかりです。

    規範は教えないといけないなと思っています。
  • 2, 長野先生さん 2018.04.21 23:52
    はるママさま

     こんばんは。
     まあ、見た感じ「かっこよく」ということですね。失敗するのでもかっこよさというものがありますからね。
  • 3, 働くままですさん 2018.04.22 07:51
    この国のエリートの信じられないような惨状が日々報道されます。ああなるまで、誰にも指摘されなかったのだなと思います。高学歴でエリートであれば、その生き方こそが正しく、立派な人格とみなされる社会なんだとそれが実感できる事態が明るみに出ているようで。
  • 4, 長野先生さん 2018.04.22 08:15
    働くママですさま  

     おはようございます。  
     以前読んだ宗教関係の書籍に、権力が堕落するのではなくはなから堕落した人間だから権力なんかを目指すのだという記述がありました。当時はずいぶん乱暴な論理だと感じましたが、一面の真理は含んでいるのかもしれないですね。

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