2017.03.12 00:27

 私たちはいろいろな人とおつきあいします。同性異性問わずです。深く親密な仲になることもあるでしょうし、表面だけのおつきあいで終わることもあります。人と人との関係はなかなか難しいもので、親密だった友だち同士がとくに原因があるわけでもないのにふと話さなくなってしまったり、逆に反目しあっていた2人が何かのきっかけで急速に親しくなったり、いろいろなケースがあります。
 同年輩だけでなく、先輩後輩の関係もありますね。年齢とは関係なく尊敬したり、また逆の感情を持ったり。
 
 そうやって人と人との関係でいろいろなことを学ぶわけです。いいこともくだらないことも学ぶ。できればくだらないことは最小限に抑えたいでしょうから、おつきあいする友だちを選びなさいと言われたりしますね。人間的にすぐれた友だちに触発されて、ご本人もしっかりしてきたらそれは確かに好ましいことですね。
 逆につまらない友だちから悪い遊びを教えられるということもあります。悪いほうにどっぷりというのはしかし、個々人の選択でしかないと思います。
 
 読書することを難しく考えすぎてなかなか手をつけられない人がいますが、人と人との関係と同じようなものだと考えてください。挨拶程度のおつきあいも大切ですし、じっくり語り合うようなおつきあいも大切です。対面して少し話してみないとわからないものです。
 ですから、1冊の書籍を何が何でも1ページ目から最終ページまで読み通さなければならないというものでもありません。真ん中へんの面白そうなところを少しだけ読んで終わりということがあってももちろんいい。
 
 新聞記事をちらちら読んだり、スポーツ雑誌の興味のあるところだけを読んだりというのも、挨拶程度の人間関係と同じで意味のあることです。そこから学ぶことがたくさんあります。
 難しく考えすぎないでください。とにかく面白そうなものを読む。何でもいいから読む。じっくり読まなければ読書のうちに入らないという先入観があなたを活字から遠ざけている可能性があります。挨拶「だけ」だってりっぱな人間関係ですから、新聞の折りこみちらしを読むこともまたある種の貴重な経験だと考えてください。
 
 いい友だちという意味では、同じ書籍を繰り返し読んだりある作家のものを集中的に読んだりする経験も非常に意味があります。とにかく楽しんで。本当に楽しめることだけがあなたの得意な何かになります。堅苦しく考えすぎないことです。
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この記事へのコメント

  • 1, Nさん 2017.03.13 08:35
    長野先生
    こんにちは。いつも心に響くメッセージをありがとうございます。

    ブログの内容と関係ない質問で申し訳ありませんが、渋谷校で3/20に行われる公開授業(すでに締め切られているようですが)『国語の勉強』は、長野先生が担当されるのでしょうか?
  • 2, 長野先生さん 2017.03.14 06:39
    Nさま

     おはようございます。
     どうもありがとうございます。
     私が担当いたします。まあ、短時間なので、そうたいしたことはお話できないとも思いますが・・・
  • 3, ピーターキャットさん 2017.03.15 09:19
    先生、おはようございます。
    子供の勉強机の上に「生きる意味」という新書が置いてあったので
    驚いて聞いたところ、学校の宿題で先生から
    読むように言われて借りてきたそうです。
    「それを読んで生きる意味がわかったら私に教えて欲しい」と思わず
    口にしてしまいました。まだ返事は来ないままです。
    自分で買ったという本はアニメの原作みたいな本で
    その本を読んでくれた方がほっとします(?)
  • 4, 長野先生さん 2017.03.15 09:49
    ピーターキャットさま

     こんにちは。
     いい先生ですね。
     どこの公立の学校でもそういう宿題を出してくださったらいいのにと考えることがあります。娯楽の読書と考える読書はまた使用する脳の部位(?)が違うような気がするのですよ。

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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