2017.01.22 07:23

 面接の練習を求められたときは個々の生徒と話すようにしています。するとあることに気づきます。あたりまえですが皆さん、基本的にきちんとしたことしか口にしません。
 勉強します。志望校にいちばん入りたいと熱望してきました。高校に入ったら勉強、部活、生徒会活動に邁進します。将来は世の中の役にたつ人間になりたいと思っています。
 それはそうですね。面接試験で「勉強なんか金輪際やりたくない」などと宣言する受験生はいません。
 
 同じように部活なんかくだらないとか、将来は個人的に楽さえできれば世の中なんてどうでもいいとか、その種の発言で100%落ちると決まっているわけではありませんが、一般的にそんな挑発的なことを言うのは失礼でしょう。皆さんいいことをおっしゃいます。
 世間的な正論を口にするということです。するとあちら(面接官の先生)は受験生の数だけほぼ同じセリフを聞くことになります。
 
 そしてここが問題なのですが、同じセリフでも印象が違うのです。個人の生きざまによって、中学生でも違ってくる。だからこそ、あなたがどうあるかということは大切なのですよ。
 これはどなたでもすぐにわかると思います。どちらがいいではなく、外で活発に大勢と活動することが大好きな人と閉じこもって個人的な何かに没頭することが大好きな人が「人生は楽しい」と同じセリフを口にされても、伝わってくるものは何となく違いますね。人それぞれであり、背負っているものがそのまま相手に伝わるのです。
 
 面接のときにセリフだけを練りに練っても通用しません。勉強がいやでいやで仕方がない方がその場しのぎで「大好きな勉強を頑張りたいと思います」とおっしゃっても、人生経験の豊富な面接官の先生ーー勉強が好きな生徒も嫌いな生徒も何百人何千人と見てこられたでしょうーーには何となくわかってしまうと思います。
 むしろいままで勉強から逃げ腰な面もあったので、高校に入ってからは少しでも面白さを見つけたいという気持ちです・・・ぐらいに告げたほうが好感を持たれる可能性はあるかもしれません。
 
 笑顔、まなざし、指先の動き、考えこむしぐさ、迷う素振り、同意するときの深いうなずき、言葉の選択に対する思慮深さ・・・そうしたものがセリフと連動してあなたの印象を作りあげていきます。いくら名文句であっても、芝居のように棒暗記したセリフであれば魅力は著しく減じてしまうでしょう。
 今回の試験だけではないですね。あなたがどう生きてきたのか、生きているのか、生きていこうと考えているのかが何より大切なのです。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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